迫害され吐血した昆明市の李文波さん 治療のため仮釈放を要求
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 【明慧日本2021年3月17日】雲南省昆明市の法輪功学習者・李文波さん(55歳男性)は現在、雲南省第一刑務所に拘禁されている。李さんは迫害により、吐き気がしたり、吐血したりして今年1月から、症状が悪化した。そして、刑務所管理局センター病院に運ばれ、高位腸閉塞症、胃腸の出血などと診断された李さんは刑務所側に治療のための仮釈放を要求すると同時に、迫害されていることを告訴した。

 李さんは昆明市晋寧県古城村に在住。中国共産党が法輪功迫害を開始してから、法輪功を学び続け、法輪功迫害に加担しないようにと呼びかけ、人々に法輪功が迫害されている実態を伝えてきた。そのため、2005年、李さんは労働教養処分3年を科され、2009年に懲役5年の実刑判決を言い渡された。教養所と刑務所の迫害で李さんは多くの病状が現れたが、解放されてから、法輪功の本を読んだり功法煉功したりして、健康を取り戻した。

 迫害により健康が悪化し、仮釈放を要求

 2019年12月18日、李さんは西山区裁判所で不当に開廷された後、懲役6年の実刑判決を宣告された。そして、2020年6月21日、李さんは雲南省第一刑務所に収容され、第一監区に拘禁された。

 迫害によって、2021年1月10日、腸閉塞、吐血した李さんは雲南省刑務所管理局センター病院に搬送された。病院で胃カメラ、CT、超音波検査などの各検査を受け、高位腸閉塞症、びらん性胃炎、胃腸出血、重度貧血などと診断された。それから、李さんは刑務所病院での治療を拒絶し、普通の病院での治療を受けるため、仮釈放を求めた。しかし、刑務所側に「これから何があってもお前自身が責任を負うことになる」と言われた。

 1月19日、李さんはセンター病院から退院したが、雲南省第一刑務所病院に移送され、隔離された。1月21日、李さんは再度吐血し、強制的に治療を受けさせられた。

 それで、李さんは雲南省高級検察庁と高級裁判所に告訴状を出し、受けた不当判決の再審と無罪判決を求め、同時に法曹関係者への責任と経済的損失の補償を求めた。

 二通の手紙で懲役5年の判決を下される

 2018年1月、李さんの所在地の月山コミュニティで法輪功と法輪功創始者に対する誹謗中傷の掲示版が置かれていたため、李さんは晋寧区司法関係者、月山コミュニティの人員に手紙を送った。手紙で法輪功の事実を伝えたうえ、掲示版の撤去を求めた。

 そのため、2018年2月、村委員会は法輪功を学んでいるとの理由で李さんに配給すべき1万元を渡さなかった。李さんは村委員会のリーダーに手紙を渡し、1万元の配給を要求した。

 2018年5月17日夜、李さんは連行され、晋寧県留置場に送られ、拘留された。留置場で5カ月間拘禁され、消化管出血、管腔臓器穿孔、腸閉塞、重度の貧血などで、拘禁の継続が適応でなくなったため、2018年11月1日、保釈され帰宅した。

 しかし、2019年5月23日、西山区裁判所は「保釈」の李さんに不当な裁判をかけ、その後、李さんに懲役5年の実刑と罰金1万元の判決を言い渡し、李さんの家から押収した法輪功書籍と資料を廃棄すると言った。李さんはその場で、控訴する意を示した。

 バス停で煉功 さらに1年の判決を加えられる

 2019年8月23日午前、李さんはバス停で法輪功の功法を煉功した。しかし、当局が法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報された。警官は李さんを連行し、李さんの家を家宅捜索した。当日の午後3時、二十数人の警官は李さんの母親の家へ行き、手足枷をつけられた李さんをパトカーから引っ張り出した。警官は李さんの母親の家を家宅捜索し、大量の私物を押収した。その後、李さんは晋寧県留置場に拘禁された。

 2019年12月18日、西山区裁判所は李さんに懲役6年(前回の判決5年と合わせて)の判決を宣告した。

 李さんは判決を不服として、昆明市中級裁判所に控訴したが、原判決維持という結果を出され、2020年6月21日、雲南省第一刑務所に送り込まれた。

 かつて労働教養処分、実刑判決を受け、病状が現れる

 2005年2月、李さんは人に法輪功が迫害されている事実を話したため、労働教養処分3年を科され、雲南省第二労働教養所に拘禁された。教養所で四大隊から三大隊、一大隊に移され、迫害により、李さんは視力が低下し、6本の歯が打ち落とされ、左足に20㎝の傷跡が残っている。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打される

 2005年9月上旬、李さんは殴打され、右足を踏みつけられ、腫れ上がった。40.5℃の高熱を出し、白血球数27000/μLになり、病院で救急手当を受けた。しかし、煉功しようとした李さんは監視役の人に妨害され、睡眠をはく奪され、首を絞められたり、平打ちされたりして、ベッドから地面に引きずり下ろされ、1週間ほど痛めつけられた。

 2006年1月13日、李さんは受刑者のリーダー・黄海東に殴打され、目が二重に見えるようになった。

 2006年2月24日、労働教養所の警官はまた、李さんを猛打し、倒れた李さんを引きずり回した後、下水道に入れ込んだり、泥水に押し込んだりした。そして、全身濡れた李さんは温度が高いレンガを焼く窯に入れられた。

 李さんは暑くて、何度も外へ出ようとしたが警官に止められた。その後、全身動けなくなった李さんは手押しの台車でレンガを干す場所に運ばれ、水をかけられ、冷たい風が当たるところに置かれた。

 2006年3月8日、李さんは警官・李武と黄海東に殴打され、口から血が流れ、体を負傷したため、寝るとき横になれず、座って寝ることしかできなかった。

 また、労働所の警戒科科長は数人の警官を連れて、3回李さんを殴打した。ある日、殴打された李さんは意識不明になったが、目が覚めた後、引き続き打たれ、口の中に土を入れられた。

 2007年1月1日夜12時、李さんは受刑者らに殴打され顔が血だらけになり、歯全体がグラグラと動くようになった。2007年8月7日、再度に殴打された李さんは歯3本を打ち落とされてしまった。

 2007年8月21日、李さんは三大隊に移送され、2008年4月1日にまた、一大隊に移された。その間、李さんは何度もトイレに連れて行かれ、猛打された。

 2009年、実刑判決を受けた李さんは雲南省第一刑務所に収容された。刑務所で李さんは殴打され、長期的に独房に拘禁され、吊るし上げられるなどの拷問を受けたという。

中共酷刑示意图:吊铐

拷問のイメージ図:吊るし上げられる

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/12/421986.html)
 
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