中国人牧師「中共が壊滅しない限り世界は安全にならない」
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 【明慧日本2021年3月20日】ニュージーランドの法輪功学習者達(以下、学習者)は2月14日、オークランド西区のアイボンデール競馬場で、3億7千万の中国人が中国共産党(以下、中共)から脱退したことを祝い集会を行った。集会で司会者は、中共が学習者の人権を侵害し、「生体臓器狩り」を行っており、中共が新型コロナウイルスを全世界に蔓延させた張本人であると伝えた。

'图1:天国乐团在集会上表演'

集会での天国楽団の演奏

 集会では、学習者からなる「天国楽団」と「腰太鼓チーム」の演奏に多くの人が見入っていた。

 ある講演者は、自らの体験をもとに、中共の非人間的な専制政治が、欧米の民主主義世界に驚くほど浸透し、世界に害もたらしているとし、人々に中共をはっきりと認識して抵抗するよう呼び掛けた。

 中共の欧米民主主義国家への浸透に抵抗しよう

'图2:丁海江建议华人多看说真话的华人媒体。'

丁海江さん「真実を話せるメディアに注目すべき」

 演説をした丁海江さんは、「今年のアメリカ選挙を通じて、中共が欧米民主主義国家に驚くほど酷く浸透していることが分かります。世界各国の大企業や銀行などに中共の影が潜んでいると感じます。中共が欧米諸国の制度上の弱点に乗じて手段を選ばず浸透しており、特に大学などは酷すぎます。彼らは客員研究員のふりをして、共産主義の価値観を輸出しているのです。しかし、共産主義は民主主義国家の価値観とは違うでしょう」

 「欧米諸国の人々はその直接的な害を感じていないかもしれませんが、私たちは共産党政権から出た人間として、それが非常に有害であるのがよく分かるのです。彼らは民主主義の言論の自由を利用し、共産主義の理論や価値観を詰め込んでいます。地元の中国語テレビ局や、新聞などは新華社の社説をそのまま報道するのです。欧米の民主主義国家は三権分立を説いており、つまり、司法、行政、立法はそれぞれ独立しています。メデイアも独立し監視、監督の役割を果たすべきです。中国では、共産党のツルの一声で決まり、メデイアはプロパガンダの役割しか果たさず、国民の声が反映されず、党の意思を伝えるだけです」

 丁さんは、共産党の創立からの究極の目的は、共産主義を世界に押し付け広げようとすることだと考えている。「我々が共産党に抵抗するにはどうしたらいいのか? 私の意見は、学習者達が創立したメディアをもっと読むべきだということです。それは唯一、真実を話せるメディアだからです。共産党の宣伝を見ると区別能力を失います。何がよいのか、何が悪いのか、毒物とは何なのか、という認知能力を高めなければいけないのです」

 「中国では、中共の誹謗中傷により、人々が法輪功に誤解を持っている人が多いです。中国から出る前は、私もそうでした。しかし今、法輪功の人に接すると、法輪功こそ、中国の伝統的な価値観である、仁義礼智信を守る最高の団体の一つなのだと分かりました」

 牧師「中共が崩壊するまで、世界は安定しない」

'图3:牧师约瑟夫认为,中共暴政下,中国人全都沦为奴隶。'

牧師のジョセフさん「中共の統治の下、中国人は奴隷に」

 中国出身の牧師・ジョセフさんは「中共は人類史上で最も独裁的で、腐敗し、野蛮で、理不尽、支配的、狡猾的なテロリスト政権だと言えます。中共はすべての権利は人民に帰属すると約束しましたが、しかし今の中国人には投票権がなく、人民の代表は人民の選挙によって生まれたわけではなく、全ては上司の指示によるものです。すべての権力は中央に帰属するのです。止むを得ず統治を受ける中国人は奴隷にされ、勝手に搾取され、抑圧される対象となっています。生きている事さえ、中共からの恩恵だと思い込まされています」

 ジョセフさんは「かつて、あそこで生活したことがある人間として、自分は奴隷になった辛さと痛さを感じました。最も辛い仕事をし、最も低い給料をもらい、最も悪い環境の中で生活しているにもかかわらず、役人の横行を忍耐しなければなりません。基本の福利などが保障されていないのに、基本的な信仰の自由な権利を奪われました。今の中国は、世界で最も大きな強制収容所と化し、表面的には繁栄したように見えますが、無数の人が、迫害により一家が崩壊し家族が離散しています。世界に向けて発信するために危険をおかし、封鎖を突破し、真の声を出せる人は僅かでしょう」

 ジョセフさんは中共による西洋社会への浸透に関して深い懸念を示した。彼は「中共の触角が東南アジアやアフリカまで伸びている間、人々はまだまだ遠いと思っているのです。中共が香港に鉄の蹄で足を踏み入れた時、その危機を感じていない人もいました。中共の牙がニュージーランドのビジネス界、学術界、メディア、及び国会や政府にまで突き刺さっている時でも、まだ多く人はその異様さを察知していない。中共の悪政が作った悪夢は身の回りに忍びよってきているのです。我々は中国に100年ほど危害を加えたナチスのような政権を非難する時、自由な楽園に住む幸運な中国人たちに忠告しなければなりません。自分達と子孫の未来のために、中共の本質をはっきりと認識し、中共の暗い統治に抵抗し、その勢力の蔓延をくい止めなければならないのです」

 最後に、ジョセフさんは「この邪な、底無しの独裁政治が存在している限り、今、世界に安全などありません。覚えて欲しいのですが、中共が壊滅しない限り、世界は安全にはならないのです」と述べた。

 中国人は伝統を取り戻すべき、中共を追い払うべき

'图4:比利·普拉萨德签名支持终结中共。'

ビリープラサドさんは中共を終焉させる運動を支持

 通行人のビリー・プラサドさんは「生体臓器狩り」に関するチラシを受け取った後、署名した。彼は「中共がやったすべては卑劣です。なぜこの世界は知らないのでしょうか? 今日、学習者が用意した法輪功の横断幕、チラシを見て、中共が学習者の臓器を収奪し利益を得ている事が分かるようになりました。とても酷くて信じられません。それを聞いて、とても悲しく感じました。人々は自分の意思を表す権利を持っています。しかし、中共にその権利を奪われています。

 プラサドさんはは、「中国の文明は5000年の歴史があり、異なる時代に偉大な皇帝がいたのです。彼らは仁と愛を持って国を建て、後世のために素晴らしい模範を樹立したのです。中国人は万里の長城を建造し国を守ることがありましたが、しかし今は城の中で、本当に邪で受け入れ難い悪事が起こっているのです。中国人はこの伝統を取り戻し悪を追い払うべきです。中共が人民を支配する手段は脅迫と脅威で、人々に恐怖心を植え付けさせるのです。それは完全に間違っています」と述べた。

 真実は重要、必ず守るべき

'图5:史蒂芬妮·海恩斯希望向法轮功学员学习。'

ステファニー・ヘインズさん「学習者を手本とし学びたい」

 ステファニー・ヘインズさんは動物愛護主義者である。彼女は「法輪功は人々が自分の生きたい道を見つけるのを助けてくれました。このような基本的な要求をして中共に迫害されている人がいるなんて、信じられません」と述べた。

 ヘインズさんは「中国はとても美しい国で、素晴らしい伝統的な価値観があります。私もいつかそれらを理解し、学ぶチャンスが来たら幸いです。真・善・忍は人々に利己的な人間にならないように、正しい事をするように教えています。人間として人に親切にすると同時に真実も追求するのです。真実はとても重要で、我々が守るべきものなのです。誰もが人間としてもっと価値のある人生を送りたいと思っています。あなた達は正義の側にいます。テロリストの中共に立ち向かうことは、あなたの価値観を実現しています。私はあなたたちからもっと学ばなければならないのです」と言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/16/420885.html)
 
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