遼寧省の定年退職の講師 自ら無罪弁護
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 【明慧日本2021年3月29日】遼寧省営口市衛生学校の定年退職講師・韓桂雲さん(85歳女性)は2021年3月10日、駅前区裁判所で開廷された。開廷後、韓さんは逮捕令を発付されたことしか知らされなかった。

 裁判官は韓さんが法律の実施を破壊し、国外の反中勢力と結託したとの濡れ衣を着せた。韓さんは自ら「法輪功は佛を修めています。法律には法輪功を学ぶことを違法と定めていません。法輪功を学ぶことは合法です」と述べた。

 韓さんは2019年5月31日、営口市西市区鏡湖公園で同市公安局西市支局五台子派出所の警官に身柄を拘束され、夜明けの1時過ぎまで拘束された。派出所は韓さんの息子に迎えさせた。韓さんは帰宅後、警官が家財を押収したことに気づいた。

 同年6月18日、韓さんは自宅で誰かがノックしたのが聞こえた。警官5人が家に入り、西市区五台子派出所の者と自称し、資料を確認するため、五台子派出所への同行を求めた。韓さんは五台子派出所に連れて行かれ、一時出所だと言われた。

 2021年3月10日、韓さんは当日に開廷されると知らされ、午前9時に息子と法廷に向かった。韓さんは自ら無罪弁護をした。午前10時すぎ、裁判所は結果を公開せず、韓さんの逮捕令が発付されたことだけを伝えた。

 韓さんは営口市駅前区裁判所から蓋州市の収容所へ健康診断を受けさせた。韓さんの血圧は200以上に上り、ひどく吐いたため、受入拒否されて家に戻された。

 3月12日午後、支局の警官と自称する1人と営口市西市区宏大コミュニティーのスタッフ2人が韓さんの自宅を訪ねて嫌がらせをした。3人は最初にいわゆる中央の文書(公印なし)を読み、韓さんにサインを強要した。「法輪功をやめるなら刑罰を軽くする、つまり、給料の4割を引く、家で好きなように法輪功を学んでいい。さもなければ、給料の全額を差し引く」と言いふらした。韓さんはサインしないと返事し、3人は戻った。

 最近、最高裁判所は「法曹機関幹部と警官の専属罪名12項」を公開し、最高検察庁のサイトでは、法律を犯した法曹機関者の行為に遡って調査すると書かれている。法曹機関者に正義と良知を選ぶことを呼びかける。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/26/422566.html)
 
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