懲役3年を宣告された羅基さん(70代)は、控訴した
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 【明慧日本2021年4月8日】広東省茂名(もめい)市の法輪功学習者(以下、学習者)・羅基さん(72歳女性)は、同市第一留置場に拘禁されている。2021年3月25日午後、羅さんの弁護士は留置場で羅さんと面会した後、茂名市中級裁判所に行き、羅さんの控訴状を渡した。

 羅さんは留置場の迫害より、血圧が210mmHgまで上昇し、かなり痩せている。家族は羅さんのことを非常に心配しており、そのうえ、2021年2月5日、羅さんは茂名市茂南区裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告された。

 羅さんは1998年から法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。しかし、1999年7.20から、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。羅さんは法輪功を学び続けているとして当局から、繰り返し迫害を加えられた。

 2001年3月23日、羅さんは労働教養処分1年6カ月を科され、広東省三水婦人教育所(労働教養所)に拘禁され、詳細不明な薬物を強制的に注射されたりして、痩せ細ってしまった。2002年9月19日、羅さんは茂名市洗脳班に送られ、継続的に拘禁された。洗脳班で羅さんは両腕を背中に回され、手錠をかけられて窓に数日間繋がれて放置された。

 2008年8月1日、警官は羅さんの家のドアをこじ開けて侵入し、羅さんを洗脳班に連行した。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の再現:強制的に詳細不明な薬物を注射

 2020年8月10日午前、羅さんは法輪功迫害の実態が書かれた資料を配ったとして、警官に連行された後、家宅捜索をされた。警官は羅さんの家からいわゆる「証拠」になるものを探し出せなかったため、羅さんを帰宅させた。当日の午後1時、方興住民委員会のある男性が3枚の紙を羅さんのところへ持って行き、サインを要求した。羅さんは紙に「保証書」と書かれているのをみて、サインを拒否した。すると、男性は「サインしないのか、じゃ、検察庁に起訴してやる」と言った。

 2020年8月11日、警官は羅さんの息子を呼び出し、茂名市公安局茂南公安支局からの「居住監視決定書」を息子に渡した。それから、信仰を堅持している羅さんは、茂南区公安支局、茂南区検察庁に陥れられた。

 そして、2020年10月27日、羅さんの案件は茂南区検察庁に移された。同年11月11日、検察庁は羅さんを茂南区裁判所に起訴した。

 2020年11月25日、羅さんは留置場に送られ、入所時の身体検査で血圧218mmHg、冠動脈の動脈硬化などの病状があるため、入所の受け入れを断られて帰宅した。12月8日、茂南区裁判所は羅さんに「6カ月の居住監視」という通知を出した。

 2021年1月8日午前9時半、茂南区裁判所第二法廷は羅さんに対して不当に開廷した。公訴人は茂南区検察庁の検察官・呂妙玲である。

 2021年2月4日、茂南区裁判所は羅さんに不当に逮捕状を発布した。2月5日朝、パトカー2台と裁判所の車1台を羅さんのマンションの下で止め、そして、警官は羅さんを裁判所に連行した。当日の9時、裁判所の第二法廷で、羅さんは懲役3年の実刑と罰金1万元(約17万円)の判決を言い渡された。

 その場で、羅さんは「控訴する」と、はっきり言った。2021年3月9日、裁判所は羅さんの案件資料を同市中級裁判所に移した。3月25日、羅さんの弁護士も羅さんの控訴状を中級裁判所に渡したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/2/422852.html)
 
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