浙江省の施夢巧さん 迫害され昏迷状態
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 明慧日本2021年4月10日】浙江省金華市永康市の法輪功学習者・施夢巧さん(女性)は連行された後、懲役1年6カ月の判決を言い渡された。留置場に拘禁されていた施さんは迫害によって、頭蓋内損傷になってしまった。しかし、留置場側は罪を逃れるため、施さんが脳梗塞、脳腫瘍になったと言った。そして、家族の同意のサインがないまま、施さんに手術を行い、ICUに入院させた。施さんは昏迷状態になっている。

 情報筋によると、施さんに迫害を加えた関係者たちは責任を回避しようと、慌てて施さんの家族に施さんの治療のための「保釈手続き」を要求したという。

 施さんは永康市唐先鎮大後村に在住。中国共産党当局が法輪功迫害を開始してから、施さんは洗脳班などに連行され、迫害された。2011年8月4日、永康市公安局局長、610弁公室の警官、唐先鎮政府の職員などが、施さんの家へ行き、施さんを自宅から金華洗脳班に連行した。洗脳班の迫害により数日足らずで、施さんは普通の話ができなくなり、声を出せなくなった。8月17日、施さんの状況を知った夫は急いで、4歳の子供を連れて唐先鎮政府に行き、妻と面会することを要求したが、その場で連行され、妻と同じ金華洗脳班に入れられた。

 2020年2月12日、象珠鎮派出所の警官は法輪功の資料を配っている施さんの姿が監視カメラに映ったとして施さんを連行した。警官二十数人は施さんの家に押し入り、施さんを連行し、家宅捜索をして、法輪功関連書籍、パソコン、プリンター、電動自転車などの私物を押収し、施さんの夫・胡鉄軍さんまでも連行した。

 2月13日昼、胡さんは解放されたが、施さんは永康市留置場に移送され拘禁された。その後、施さんは金華市婺城区検察庁に起訴された。

 同年7月21日、婺城区裁判所はオンラインで施さんに対して不当に開廷した。法廷で、裁判官は検察に有利な話や自分たちが許す範囲の話しか許さず、施さんの自己弁護、弁護士の弁護、家族の弁護に、法輪功は合法だという話が出ると、何度も中断した。

 施さん本人は法廷で法輪功を学んで受けた恩恵を話し、法輪功は良い功法だと伝えた。同時に、その場にいる司法関係者に法を知っていながら法を犯さないように、自分たちの未来のために佛法を迫害しないようにと勧め、「法輪功の千古の冤罪はいつか必ず真実が明らかにされます」と話した。

 当日の法廷で判決結果は出なかった。

 9月27日午前、施さんは懲役18カ月と罰金2万元の判決を言い渡された。施さんは判決を不服として、金華市中級裁判所に控訴した。

 現在、施さんは意識不明な状態で病院のICUにいるが、誰1人も面会することを許されない状態である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/5/422984.html)
 
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