吉林省の候慶華さん 繰り返し迫害され死亡
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 【明慧日本2021年4月22日】吉林省通化市の法輪功学習者・候慶華さん(男性)はかつて、法輪功を学んでいるとして、懲役12年の重刑を受け、吉林省刑務所と四平市石嶺刑務所に収容され、拷問などの迫害を加えられた。出所後も、数回洗脳班に入れられ、強制洗脳をされ、心身ともにダメージを受けた。そして、繰り返し迫害をされた末、2021年4月4日に候さんは死亡した。享年68歳。

 いまだに、候さんの家の前には当局が設置した監視カメラがある。

 職務を果たし責任を尽くす

 候さんは東通化駅の「列車運行管理室」主任、「安全室」主任だった。仕事をよくやり遂げ、責務を果たしたため、数年連続で「優秀職員」の称号を授けられた。

 1996年に候さんは法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従って自分を正し、同僚や友人から高い評価を得た。1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。候さんも免れず、元の職務から外されたが、品行が良く、優秀で真面目なので、食堂の管理を任された。

 この仕事は、現在の物欲にまみれた社会では多くの人が「もうけの良い仕事」と呼んでいる。しかし、候さんは法輪功の教えに基づいて自分を要求し、誠実に仕事をこなしていた。

 繰り返し受けた迫害

 候さんは法輪功を学んでいるとの理由で、さまざまな迫害を加えられた。

 2001年、候さんは人々に法輪功が迫害されている事実の資料を郵送した際、尾行された。そして、警官は候さんの家に行き、候さんを連行しようとしたが、候さんは不在だった。そのため、警官は候さんの妻を連行し、その後、妻に労働教養処分1年を下した。

 2002年4月23日、新駅派出所の警官は候さんを連行し、拷問を加えた。2日後、候さんは長流留置場に移送された。同年6月7日、不当に逮捕状を出された候さんは、9月13日に検察庁に起訴された。

 そして、2002年11月11日、通化市東昌区裁判所は候さんに対して不当に裁判をし、候さんに懲役12年の重刑を言い渡した。しかし、判決書の日付は2002年10月22日と書かれていた。

 2002年12月12日、候さんは吉林省刑務所に送り込まれた。その数年後、候さんは四平石嶺刑務所に移送され、そこで9年6カ月間拘禁された。

 出所した後も、候さんは繰り返し迫害を加えられた。

 2014年4月24日、候さんは老駅派出所の警官に連行された。

 2014年9月2日、候さんは再度、老駅派出所警官に連行され、西山洗脳班に送られた。その後、警官は候さんの家を家宅捜索し、法輪功書籍やDVDを押収した。

 2016年4月24日、候さんは3回老駅派出所の警官に連行され、留置場に送られたが、身体検査で入所の条件に満たさなかったため、25日に解放された。

 2016年5月4日午前9時、老駅派出所警官は4回候さんを連行し、通化市西山洗脳班に入れた。5月16日に解放された。

 2017年5月、老駅派出所警官は候さんの家に行き、「お前まだ法輪功を学んでいるのか」と聞き、嫌がらせをした。

 当局に連行、洗脳、拷問、長期的に居住監視(自宅監禁の一種)、嫌がらせなどの迫害を絶えず受けていた候さんは、経済的、精神的、肉体的に甚大なダメージを受け、常に恐怖、圧力、困難を受けた末、健康状態が悪化し、2021年4月4日にこの世を去ったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/18/423494.html)
 
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