湖北省荊州市の法輪功学習者4人が連行された
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 【明慧日本2021年5月3日】湖北省荊州(けいしゅう)市の法輪功学習者(以下、学習者)シュウ運鳳さん、王美卿さん、劉新安さん、鄧永梅さんの4人は4月14日の夜、外で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配っていた際、中国当局の虚言に騙された人に通報され、現地の派出所の警官らに連行された。4人は4つの派出所に分けられて個別に訊問され、未だに枝江監視管理センターに拘留されている。

 その中のシュウ運鳳さんと王美卿さんは以前、何度も迫害されたことがある。

 シュウさん(62歳女性)は2002年8月、天安門広場に行ったことがあり、そこで私服警官に連行され、北京朝陽派出所で複数の警官にスタンガンで電撃を加えられて全身土色になり、右手をねじられて右手首の骨が折れた。その後、シュウさんは留置場に拘禁された。

酷刑演示:用电棍电击

拷問のイメージ図:スタンガンでの電撃

 2008年8月、シュウさんは深圳の子供の家に住んでいた間、法輪功迫害の実態を伝えるDVDを配布したため、連行されて141日間迫害された。その後、広州三水女子労働教養所に30日間拘禁され、血圧が220mmHgになったためやっと解放された。

 2009年6月、シュウさんは洗脳班から解放されたばかりの学習者に会ったため、深圳の警官に連行され、留置場に270日間拘禁された。血圧が200mmHgを超えたため一時解放された。

 2015年6月、シュウさんは地元の荊州市で資料を配っていた際、連行されて留置場に拘束され、また血圧が高かったため1週間後に解放された。

 荊州市の田舎に在住の王美卿さん(男性)は、法輪功を修煉した後、多くの悪習慣を捨てることができ、商売関係でも社会においても皆が認める良い人である。王さんの妻も学習者で、信仰を堅持したため、中国共産党に3回にわたって拘留され、労働教養1年を強いられた。

 2003年5月、商売で出張途中、王さんは連行されて35日間拘禁され、その間に断食をして迫害に抗議したため、乱暴な灌食をされて意識を失った。意識が戻った後、手錠と足枷を嵌められた。1カ月後、裁判待ちのために解放された。押収された個人の財産は戻されたが、2200元(約3万7000円、当時の中級レベルのサラリーマンの1カ月分の給料相当額)は戻されなかった。

酷刑演示:野蛮灌食

拷問のイメージ図:残酷な灌食

 2004年4月のある晩、現地の警官2人は王さんの家に押し入って「証拠金没収の決定書」にサインを強要したが、王さんは拒否した。2人の警官は決定書を捨てて急いで立ち去った。

 同年9月8日、トラクターを運転して畑の仕事をしようとした王さんは、家を出て間もなく、同村の共産党幹部4人に路上で止められた。彼らが派出所に電話をして王さんを洗脳班に連行しようと話していた際に、王さんは逃げた。よって、派出所の警官らは王さんの家の門を叩き壊して開け、家の隅々まで捜索した。さらに複数の隣家に人員をおいて毎日24時間監視した。王さんの妻と通学中の子供も同村の共産党幹部らに脅かされたため、王さんは外で1カ月間放浪生活をした後、やっと帰宅した。

 2005年2月27日、王さんは再度連行され、40日間洗脳班に拘禁された。

 2017年9月20日朝、現地派出所の私服官数人は、王さん家に押し入って王さんを連行し、家宅捜索を行い、多くの個人財産を押収した。王さんを1日拘留して夜帰宅させた。当日、現地の他の学習者5人も連行された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/28/423935.html)
 
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