中学校卒業前の貴重な最後の授業
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月13日】私は中学校の歴史の教師です。15年間国語を教え、県立の中学校に入った後改めて歴史を教えました。教える科目は知らず知らずのうちに私に法輪功への迫害の実態を伝える場を与えました。私は毎回自分の科目の利点を充分に利用して歴史の真相を解説し、中国共産党(以下、中共)によって隠された歴史を一つずつ、甘露のように一滴ずつ生徒の心の中に沁み込ませました。

 2020年の正月中エピデミック(訳者注:ある地域で短期的に感染症が流行すること)が猛威を振るいはじめたので、いつもは新年の後に始業をするのですが、授業を再開するのが毎回毎回延期させられました。5月8日私達の中学校の卒業クラスは高校入試の圧力によって強制的に授業を再開しましたが、1カ月経たない内に、二度目のエピデミックの影響を受け、上級の機関から通知があり、私達の中学校の卒業クラスの授業は止められました。そこで学校は緊急の知らせを発表して、6月2日に全ての卒業クラスの教師と生徒は学校に戻り、2日の午前に科目ごとに教師が再び1単位の授業をした後、生徒達はすぐ学校を離れ、家で勉強し高校入試を迎えるように通知しました。

 目前の形勢と学校の按排に面して、教師として私は次のように意識しました。2日の午前の科目ごとの授業は、間もなく中学校を卒業する生徒にとって、授業を担当するそれぞれの教師との最後の対面での授業になります。また高校に入って学業を続けることができない個別の生徒にとっても、これは彼らの学校生活の中で各科の最後の授業になるでしょう。その瞬間、大法弟子として、私は師父の法を思い出し、法を正す時期の大法弟子としての責任と使命を思い出しました。

 これは偶然でしょうか? 私は師父の法から次のように悟りました。これは絶対に偶然ではなく、私は必ずこの貴重な最後の授業を上手く利用すべきで、私はこの最後の授業で法輪功の本当の内容を伝えなければなりません。この最後の授業を生徒達が見逃してはいけない救われる機会にさせ、私は「天は中国共産党を滅ぼす」、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字の真相を、種のように授業を受ける生徒達の頭と心の中に入れるべきだと思いました。強大な正念の下で、私はこの貴重な最後の授業の準備に着手し始めました。

 6月2日の午前、私は授業する時間になると、講壇に上がり、目に無限の期待、渇望と別れを惜しむ気持ちが満ちた生徒達を相手に、私は中国について話し始め、生徒達には中国共産党と中国を区別すべきで、中国共産党イコール中国ではないと教えました。その後100年の赤い王朝はずっと殺戮の歴史を繰り返し、中共が政権を横取りして中国人民を拉致し、実施したあらゆる暴政を列挙しました。そのどれもが目にすると、血と涙がいっぱいになり、人と神が共に怒る中共が犯した一つ一つの天を突かんばかりの大罪を列挙しました。引き続き今の大きい疫病について話し、疫病には目があり、天は中共を滅ぼすという主題に入りこみました。

 私は強大な正念の加持の下で怖がる心を突破して、正々堂々と生徒達に法輪功への迫害のすべてを伝えました。「中共を滅ぼす」と伝えた時、ある生徒はあっと言い、ある生徒の目には涙が浮かんだのを見ました。私はこれは、必ず生命の分かっている一面が真相を知り嬉し泣きをしている! と思いました。

 当時師父の加持の下で、強大な正念と、倍増した勇気で、私の体中にはおおらかな気持ちがあふれ、意気軒昂として話していました! 私は続けて次のように話しました。「天が中国共産党を滅ぼすと話したのは決して私ではなく、明瞭な天意です! 2002年貴州省平塘県掌布郷で、2億7000万年前の藏字石が見つかり、石に『中国共産党亡』の6個の大きな字がはっきり浮かび上がっており、科学鑑定によって、この6個の字は天然で形成され、人工的に刻んだ如何なる痕跡もなく、世界の地質において奇異な出来事となっています。中国中央電視台(China Central Television, CCTV)等100を超えるメディアはみな続々と報道しましたが、みな『亡』という字を隠しました。中国最大の検索エンジン『百度(バイドゥ)』で『貴州の藏字石』を検索すればすぐ見つかります。藏字石の出現で石が語っている事は、天は中共を滅ぼすという天象をはっきりと示しました」

 ここまで話し、私は生徒達がみなこれにショックを受け、教室中がしんと静まり返りました。

 続いて私は「今エピデミックの中、武漢ではたくさんの人がウイルスに感染しました。危難の中で、海外の法輪大法の弟子達が電話を掛けて、彼らに心から中共から離脱し、真心を込めて敬虔に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば疫病を追い払い、平安を保つことができる」と教えました。感染した者がそのように念じると、生まれ変わり、大難を乗り越えることができ、身を持って大法の奇跡と素晴らしさの証人になると、生徒達が心に真・善・忍を抱き、法輪大法の要求に従って徳を重んじ善に向かい良い人になり、中共から遠ざかり平安を保つように教え導きました。

 最後に私は、正しい心理状態を持って、こつこつと着実に学習するように勧め、常に真心を込めて敬虔に心からの九文字を念じるように繰り返し言い聞かせ、全ての生徒にみな素晴らしい未来があるように祝福しました。

 授業が終わると、生徒達は熱烈な拍手で応えました! その時、私はたちどころに自分が特別に高大に感じられ、体が雲の上に乗ったようで、比類なく神聖で…人を救う感覚は本当に素晴らしいと思いました。

 正にこのように、午前中私は連続して三つのクラスの生徒達に最後の貴重な授業をし、156人の生徒が私の話した大法の真相を聞きました。

 その後私は自分が怖がる心を突破して、正々堂々と真相を伝えた事を喜ぶと同時に、何となく未だ幾つか残念な所があることに気づきました。「なぜ三退して平安を保つのか」、「どのように三退するか」で、時間の関係でほぼ話せませんでした。後になって、私は同修と交流し、予め同修達に伝え、同修達を誘って一緒に最後の授業の準備に参画してもらっていたら、私の貴重な最後の授業はもっときちんと伝えられたでしょう! 全体の協調を重視し、予め同修達に伝えていたらきっと、同修達は協力してこれ等の生徒が学校を離れる際に、学校の周りでこれ等の中学校から別れる子供達を待って、彼らに法輪功の資料を配り、同時に彼らに「三退」をさせることができたのではないでしょうか。真相を伝えた下地があるので、生徒の大多数は正しい選択をすると思いました。

 私は今次のように認識しました。大法弟子は繋がりを大切にし、法を正す時期の大法弟子は必ず全体の協調を重視すべきで、全体で協調してこそ世の人々への救い済度に当たって更に強大な威力を発揮するのだと気づきました。

 個人の体得です。妥当でない所は、慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/19/422383.html)
 
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