【明慧日本2021年5月15日】中国共産党当局は22年以上にわたって法輪功への残酷な迫害を続けており、中国の各レベルの法曹機関の人員らは法輪功学習者に対して法律に違反している。不法に住宅に侵入し、連行し、さらには採血を強要した。下記は最近、上海市、浙江省、遼寧省、山東省で起こった警官による一般市民への嫌がらせの事件である。
上海市90歳の女性は採血を強要された
上海市チベット南路に、法輪功学習者(90歳女性)が一人で住んでいる。今年4月29日午後2時頃、女性がドアを開けた途端、外から3人の者が一斉に押し入ってきた。1人は610弁公室の人で、1人は現地住宅区事務室の人、もう1人は顔を知らない若い女性警官であった。
女性警官が女性の手を掴んで、「身体検査をする」と言うと、他の2人が女性を押さえて、無理やり手の指から採血をした。女性は強烈に反抗したが、成す術はなかった。
浙江省寧波の医師が連行され、「裁判待ち」で帰宅
浙江大学寧波明州病院の医師・周さんは3月末、杭州で学問研究会議を終えて寧波に帰る途中、沿線の各駅の派出所の警官から嫌がらせを受けた。そして、不当に連行され、家宅捜索を受けた。家から若干の法輪功の書籍を押収されると、それらの書籍を起訴の証拠にすると言われた。翌日、周さんは帰宅したが、裁判待ちとして現地の派出所の管理下に置かれた(周さんは、周期的に嫌がらせを受けている)。
この間、浙江省と上海市の地域では各駅の派出所からの嫌がらせや迫害が多く、これらの派出所は上海鉄道公安局の管轄下である。
大連市の李春暁さんの家族が再度嫌がらせをされた
大連市ある派出所の警官が5月6日、法輪功学習者・李春暁さんの両親の家にやってきて、春暁さんに「一度会って写真を撮ってアップロードをしたい」と話をした。「今の技術を使えば、どこにいても見つけられる」と、警官は李さんの両親を脅した。少し前の4月25日には、その警官はすでに李さんの両親の家を訪れていて、両親に甚大なプレッシャーをかけていた。
山東省聊城(りょうじょう)市の韓吉来さんが連行される
山東省聊城市の法輪功学習者・韓吉来さんは2021年4月中旬に、署名をしに行ったところ、即座に不当に連行され、9日間、派出所で身柄を拘禁された。
昨年3月20日、外で法輪功迫害についての真相を伝えていた際、韓さんは現地の派出所の警官に連行され、手錠を嵌められた。手錠をきつく嵌められたため、韓さんは手首にけがをした。警官らは韓さんを10日間拘禁しようとしたが、コロナウイルスの影響で諦めた。その際、警官は韓さんの三輪車1台を押収した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)