陝西省岐山県の劉紅書さん 迫害され命の危険に晒される
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 【明慧日本2021年6月2日】陝西省岐山県の法輪功学習者・劉紅書さん(50歳男性)は2020年9月27日、家に侵入してきた610弁公室の人員らにより連行され、家宅捜索を受け、留置場に収容された。最近の情報によると、劉さんは迫害に抗議するため断食しており、現在、命の危険に晒されているという。だが、留置場側は劉さんを釈放することを拒否している。

 劉紅書(劉宏書)さんは岐山県農村の出身。1989年3月、現地役場の公用車にはねられ、重度の外傷性脳障害を負った。二度の手術の後、健康状態が悪く、薬を時々服用する必要があった。このため、結婚できなくなり、両親と、持病でサポートが必要な弟と一緒に暮らしていたが、両親に大きなプレッシャーを与えていた。1999年、劉さんは法輪功を修煉し、しばらくして外傷性脳障害が治り、それからよく出稼ぎに出ていた。

 法輪功が中国共産党に弾圧された初期のころ、新疆で出稼ぎをしていた劉さんはある日、迫害の実態を人々に伝えた際、現地の610弁公室の人員らに連行され、労働教養を強いられた。その後、実家の岐山県の政府関係者らによく嫌がらせをされたり、拘禁されたりした。

 2013年7月、劉さんは陝西省宝鶏市中級裁判所や検察庁に行き、数年にわたって自分に迫害を加えた新疆610弁公室を告訴した。このため、宝鶏610弁公室の人員らに連行され、洗脳班に送られた。劉さんは洗脳班で断食して迫害に抗議し、瀕死の状態で家に帰された。

 劉さんは帰宅した後、学法煉功を通じて体は素早く回復し、生活のために再び出稼ぎに出た。 その間、2014年3月25日、祝家荘派出所の警官3人が劉さんの実家に来て、劉さんの私物を奪い、80代の両親に署名を強要したため、老人は怯えて重症になってしまった。

 2017年10月23日、劉さんは陝西から浙江省へ出稼ぎに行く途中、乗ったバスが河南省西峡県のある検査所を通過していた際、劉さんは法輪功学習者のため、身分証が没収され、ポケットやバッグも検査され、手錠をかけられ、トイレに行くのも禁止された。劉さんは西峡県公安局に連行された。そこで、殴打され、指紋や採血、身体検査、自白などを強要された。劉さんは断食して迫害に抗議したが、無理やり灌食された。灌食されて口にけがをして出血が止まらず、警官らはやっと灌食を中止した。同月28夜、劉さん実家の管轄区にある派出所の警官らが劉さんを陝西省岐山県に連れて戻った。劉さんが持っていた法輪功の書籍3冊、携帯電話のカード3枚、及び現金1千元以上を警官に押収された。

酷刑演示:

拷問のイメージ図:暴力的な灌食

 2020年9月27日、劉さんは再度家で連行された。劉さんは拘禁されてすでに8カ月以上超えた。現在、劉さんは断食しており、命の危険に晒されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/27/426264.html)
 
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