刑務所で迫害された廖光慧さんが、3カ月間昏睡状態
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 【明慧日本2021年6月13日】(四川省=明慧記者)四川省綿陽市の法輪功学習者・廖光慧さん(68)の夫と息子は2021年3月14日、華西病院に駆けつけた時、廖さんの頭全体にガーゼが巻いてあり、気管が切開されて酸素チューブが挿入されており、体には他のチューブも挿入されているのを見た。夫・李双全さんと息子は大声で「廖光慧」、「お母さん」と呼んでも、廖さんは何の反応も示さず、まぶたさえ動く気配がなかった。

 廖さんは、2021年1月20日に成都龍泉驛女子刑務所に拘禁された。2021年3月10日、刑務所側は廖さんの家族に電話をかけ「廖光慧はトイレに行ったときに転んで頭に重傷を負い、華西病院で手術を受けている。10数万元必要だから、急いでお金を持ってきてくれ」と知らせた。廖さんの夫は、家の全財産5850元(約9万9000円)を、治療費の支払いのために警官に渡した。

 廖さんは頭蓋骨手術のために華西病院に移され、集中治療室でずっと昏睡状態が続いている。2021年3月30日、警官は「廖光慧を刑務所の病院に移す。サインしてもらえば、今後、面会もしやすくなる 」と言って家族を騙した。

 しかし、廖さんが刑務所の病院に移送されてから、家族は一度も廖さんに会ったことがない。

 2021年5月7日、呉という警官は廖さんの息子に電話をかけ、廖さんを見舞いに行ってほしいとのことだった。5月10日、廖さんの夫と息子が刑務所に行き、刑務所の警官と長時間交渉したが、刑務所病院側はオンラインの形で、寝たきりの廖さんの頭だけを見せ、全身は見せてくれなかった。

 刑務所の警官は廖さんの息子にお金を要求した。息子夫婦はバイトに頼って2人の子供を養っているため、帰りの旅費を除いて、息子の所持金が20元(約300円)しかなかったが、全額を警官に渡した。

 廖さんは今回連行されるまでは、とても元気で体力があり、テキパキと料理や買い物をして、掃除洗濯と孫の世話など、毎日とても忙しく家事をしていた。 夫・李さんも法輪功を放棄しないとして、2012年に懲役5年の実刑判決を言い渡されたことがある。

 2019年7月20日、10数人の警官が廖さんを強制連行し、自宅からノートパソコン2台、携帯電話、プリンター、レコーダー、法輪功の書籍、現金数100元を押収した。そして、2020年9月に実刑判決を宣告された廖さんは、2021年1月20日に刑務所に拘禁された。現在に至るまで、廖さんは3カ月間も昏睡状態が続いているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/11/426845.html)
 
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