遼寧省遼陽県の高齢者(80)に懲役3年6カ月を宣告
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年6月18日】遼寧省遼陽県の法輪功学習者・馬坤芳さん(80歳女性)は、2020年11月6日、自宅に押し入ってきた警官らにより連行され、当日夜、裁判待ちとして一時解放された。2021年3月29日、馬さんは裁判を受け、懲役3年6カ月の判決を言い渡された。

 馬さんは病院を定年退職した元医師であるが、何種類もの病気を患っていた。1997年に法輪功を学んで「真・善・忍」の教えに従ってより良い人を目指して心身ともに改善された。1999年7.20、中国共産党が法輪功への迫害を開始した後、同年10月、馬さんは北京で2度目の陳情を行ったが、連行されて20日以上身柄を拘束された。2001年2月、馬さんは再度連行されて拘禁された。その後、馬さんは2年以上にわたって放浪生活を余儀なくされた。

 2006年8月10日、馬さんは洗脳班に拘禁されて迫害を受けた。

 2020年11月6日午前「遼陽県公安局の者」と名乗った私服警官2人が、馬さんの自宅に侵入した。2人は家に入ると、すぐに物色を始めた。その後、黒い私服の警官約20人が次々と侵入してきた。馬さんは「許可証か身分証明書などの提示をしてくれませんか」と尋ねた。初めのころは、誰も返事しなかったが、その後「警察だ」と中の1人が返事をした。

 馬さんは警官らを説得したが、警官らは聞く耳を持たないどころか、馬さんを床に押し付け、両手を後ろに回して手錠をかけた。

 警官らはすべての部屋をメチャクチャにして、3時間ほどかけて、大法の書籍、法輪功創始者の写真、説法DVD、プレーヤー、ディスクマシン、法輪功の関連資料及び数千元の現金を押収した上に、馬さんを車の中に引きずり込んだ。警官らは馬さんの家を訪問してきたもう一人の法輪功学習員・虞桂美さんも一緒に連行した。 

 警官らは馬さんと虞さんを県公安局に連れて行った後、馬さんを黒い部屋に閉じ込めて両手と足に手錠をかけたまま鉄の椅子に縛り付けた。警官らは尋問を行い、自白を強要した後、馬さんにサインをさせようとしたが、馬さんに拒絶された。その夜、馬さんは「裁判待ち」という形で解放されて帰宅した。

 馬さんは鉄製の椅子に手錠をかけられたままで5~6時間、放置されて腰と足に怪我をし、手首が腫れ、青紫色になり、両足が麻痺して立つことができなかった。後に家族2人に支えられて帰った。

中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子

拷問のイメージ図:鉄製の椅子

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/16/427035.html)
 
関連文章