瀋陽市の孫広利さん、孟素英さん夫婦に不当判決
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 【明慧日本2021年6月20日】法輪功学習者・孫広利さんと妻・孟素英さん夫婦は2020年10月9日夜、遼寧省瀋陽市遼中区東街派出所に連行された。そして、2021年6月2日夕方、孫さん夫婦の家族は、「孫広利、孟素英にそれぞれ懲役4年の判決を下した」と裁判所からの通知を受けた。

   孫さん夫婦は黒竜江省チチハル市碾子山区の出身で、一時的に遼寧省瀋陽市に住んでいた。2020年4月6日夜7時、孫さん夫婦は遼中区六間房鎮にある村で疫病から身を守る方法についてのチラシを配ったとして、警官により六間房派出所に連行された。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の隊長と元副隊長は2人に尋問をしたとき、孫さんを殴打した。その後、元副隊長は警官を率いて、孫さん夫婦の家を家宅捜索し、法輪功の書籍や携帯電話などの私物を押収した。その後、2人は留置場に送られたが、疫病のため、留置場が2人を受け入れなかった。翌日の夜7時過ぎ、孫さん夫婦は帰宅した。その後、遼中区東街派出所の警官は何度も2人の家に行き、監視や嫌がらせをした。

 2020年10月9日の午後7時頃、派出所の警官5、6人はまた、孫さん夫婦の家へ行き、強制的に夫婦を派出所に連行した。翌日の夜、孫さんは瀋陽市第二留置場に送られ、孟さんも瀋陽市第一留置場に送られたが、高熱を出したため、留置場側に入所基準に満たなかった。

 しかし、新任の国保大隊長と副大隊長は、孟さんを留置場に入れるため、氷を入れたペットボトルを孟さんの脇下に入れたり、東北の10月の気温が相当低くなっている夜中に孟さんを外で立たせたりして、体温を下がらせようとした。それでも、孟さんの体温が下がらず、かえって、血圧が上がった。そして、隊長2人は孟さんを病院へ連れて行き、薬物で血圧を下がらせ、留置場に送ろうとした。孟さんは従わなかったが、隊長2人は留置場の所長に会い、裏で何を話し合ったかわからないが、最終的に孟さんを留置場に入れた。

 2021年3月の初め、遼中区裁判所は疫病蔓延の理由で、オンラインで孫さん夫婦に対して裁判を開廷した。家族が依頼した弁護士は、法廷で法律を基づき、夫婦の無罪を主張した。しかし、裁判が終わったところ、主審裁判官は法廷で2人にそれぞれ3年6カ月の判決を宣告した。

 2021年2日、孫さん夫婦の家族は裁判所から、夫婦ともに懲役4年の判決を下したとの知らせを受けたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/12/426894.html)
 
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