【明慧日本2021年6月21日】黒龍江省安達市の法輪功学習者・裴玉鳳さん、陳景捷さん、趙秀芝さん3人は最近、不当に判決を下された。陳さんは1年6カ月、趙さんは2年の実刑判決を下されたという。
2020年12月24日夜、警官らは3人の家に次々と押し入って学習者を連行し、その後3人を安達留置場に入れた。陳さんの家族が依頼した弁護士は検察庁での書類閲覧や留置場に行って陳さんとの面会を申し出たが、当局に拒否された。弁護士は諦めず、申し出を繰り返した後、やっと面会を許可された。同年4月19日、弁護士は陳さんと面会できた。陳さんの話によると、当局は4月8日に陳さんに対してすでにオンラインビデオで裁判を開廷し、判決を下したという。弁護士は検察庁に理由を求めたが、あるスタッフは「裁判所に聞いてください。我々は裁判所に従います。裁判所から解放するとの指示があれば、解放させます。何年の懲役でもいいがすべて裁判所次第です」と答えた。
陳さん家族も検察庁に行って事情を尋ねようとしたが、誰も対応しなかった。家族は手紙を残して家に帰った。当日の夜、ある検察官が電話してきた。検察官は「この案件は検察庁には決定権がなく、安全機関(警察・スパイ)が直接コントロールしていると語った。
3人が連行された詳細
2020年12月24日夕方ごろ、現地の国内安全保衛部門(法輪功の迫害の実行機関以下、国保大隊)派出所、町の事務室の人員らは趙さん家に押し入り、趙さんを連行したうえ、午後9時まで家宅捜索を行った。多くの個人財産を押収し、家族も連行し、尋問した後やっと帰宅させた。
同日午後8時半ごろ、国安大隊、派出所、町事務室の人員らは裴玉鳳さんの家に押し入って、裴さんの帰宅を待っていた。裴さんが帰宅すると、すぐに連行した。法輪功のすべての書籍、パソコン2台、プリンタ1台を押収した。裴さんは「なんで私を連行するのですか」と聞いたら、ある警官は「我々はすでにお前を1年間尾行していたぞ」と答えた。
同日午後8時過ぎ、陳さんも連行され、家宅捜索を受けた。パソコン、プリンタ、現金5千元、キャシューカード、通帳、古いコイン、旧い食糧配給切符、すべての携帯電話などを押収された。警官らは「我々は奪いに来たんだ! どうだ、どこに訴えても良いぞ」と叫んだ。
65歳の陳さんは夫と共に連行された。一晩中尋問された後、翌日夫は帰された。警官らは陳さんの銀行口座を調べ、収入源も調査したという。