【明慧日本2021年6月22日】四川省攀枝花市の法輪功学習者・羅巧莉さん、羅巧萍さん、羅暁星さん(47歳男性)姉弟3人は2020年2月28日、身柄を拘束され、それぞれに懲役5年、4年、8年、罰金3万元(約48万円)、2万元(約32万円)、5万元(約80万円)の不当な判決を宣告された。2021年3月16日、羅暁星さんは四川省楽山市嘉州刑務所の第九監区に連行された。
2021年5月19日、三女の巧萍さんは四川省成都女子刑務所の第五監区に連行された。当日、同じく成都女子刑務所に連行された学習者は、ほかに譚海燕さん(懲役4年)、燕宝萍さんと劉秀珍さんである。
いまだに攀枝花市棉紗湾留置場で拘禁されている学習者は羅巧莉さん、陳祥雲さん(懲役4年)、聶栄芹さん(懲役4年)である。
湖南省から親元に来た学習者・羅巧莉さん(次女)は2020年2月24日、妹の巧萍さんと一緒に攀枝花市西区清香坪で、人々に疫病から身を守る資料を配った際、中国共産党(以下、中共とする)による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報された。同月28日の朝7日ごろ、姉妹は同時にそれぞれの自宅で身柄を拘束された。親と一緒に住む弟の暁星さんと母親も同時に身柄を拘束された。
攀枝花市西区清香坪派出所の警官および西区支局の局長合わせて9人は、実家にあった私物、生活費などを押収し、80歳の羅さん(父親)1人が残された。当日夜11時過ぎ、母親は警官によって家に帰された。数日後、羅さん夫妻は西区清香坪派出所と西区支局へ行き、子供たちの解放および押収された家財の返還を求めたが、生活費だけが戻された。
姉弟3人は攀枝花市仁和区棉紗湾留置場で拘禁された。新型コロナウィルスの影響で親が姉弟3人に送った衣服は、6月下旬になっても留置場に届かなかった。
姉弟3人に対して2020年9月2日と10月30日の2回にわたって裁判が開かれた。暁星さんは「法輪功を学ぶことは社会に害はありません」と言い、巧莉さんは自分が親に会いに来て「資料を配ることは人を救うためである」と述べた。巧萍さんは「法輪功を学ぶことは信仰の自由です。全世界に法輪功を学ぶ人は大勢います」などを主張した。
羅暁星さん、羅巧莉さん、羅巧萍さんは西区裁判所にそれぞれ懲役8年、5年、4年および罰金の不当な判決を宣告された。3人とも市中級裁判所に控訴した。
羅暁星さんはかつて1年の労働教養処分、通算9年間の不当な判決
暁星さんは1999年7.20に中共による法輪功への迫害が始まって以来、何度も政府に陳情し、法輪功を学ぶことは心身とも健康を取り戻すこと、国に百利あって一害なしのことを伝えたとして、2000年に相次いで2回、攀枝花市留置場で拘禁され、2000年3月19日に1年の労働教養処分を科された。
2002年11月3日午前8時ごろ、放浪生活を送っていた暁星さんと長女の玲珍さんは、自転車で湖南省常徳市バス北ターミナル前の道路を走っていた時、攀枝花市の公安に身柄を拘束された。その場にいた一般の100人あまりの人が警官に「どうして理由もなく人を捕まえるのか、法輪功を学ぶことが何の罪になるのか」と訴えかけた。
姉弟2人は湖南常德市甘露寺派出所の中で、攀枝花市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官・邱天明、名前の知らない体格のいい警官に辱められ、殴られた。暁星さんは床に倒され、警官に靴で顔を踏まれ、さらに数人の警官に両手を後ろ向きに2時間半、強く縛られた。そのため顔から大粒の汗と涙が流れ、湖南省の警官は万が一を恐れて、暁星さんを縛る縄を解いた。
拷問の実演:殴打 |
2002年11月9日、羅暁星さんは攀枝花市彎腰樹留置場に連行された。同月18日ごろ、市の国安局に呼び出され、市仁和区の「沁園山荘」で取り調べられた。警官らは、暁星さんの両手を後ろ向きにして鉄の窓に縛り、その上3つの手錠を用いて固定した。まるでキリストの磔の刑のように、暁星さんを深夜の1時ごろから夜明けの5時ごろまで鉄の窓に縛った。この4時間においても、ずっと暁星さんの身体の高さを吊り上げ、びんたを食らわし、頭の上から水をかけ、まぶたを閉じることを禁止した。そして時間を見ながら、羅暁星さんの一番痛いところである腕をつかみ、手で喉を締めつけ、服を開いて箸を使って腹部を刺した。
中共の拷問イメージ図:吊り上げる |
2002年11月30日の昼、羅玲珍さんは再び身柄を拘束され、四川省資中県楠木寺女子労働教養所で1年6カ月の労働教養処分を処せられた。
2003年9月15日、羅暁星さんは攀枝花市仁和区裁判所に懲役9年の重刑を宣告された。同時に重刑を宣告された学習者はほかに何遠超さん、耿徳新さんなど5人である。