山東省青島市の薛蓮霞さんに、懲役3年を宣告
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 【明慧日本2021年7月3日】山東省青島市黄島区の法輪功学習者・薛蓮霞さんは、2020年11月に大珠山派出所に身柄を拘束され、その後、一時出所した。2021年6月21日午後、薛さんは裁判所に呼び出されてから戻って来なかった。情報筋によると、薛さんは懲役3年の不当な判決を宣告されたという。

 2020年11月6日、黄島区西海岸に在住の薛さんは、大珠山のあるコミュニティで法輪功の資料を配布したとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。11月11日、薛さんは大珠山派出所に不当に連行された。翌日の午前、薛さんの娘さんは、5000元(約8万円)の保釈金を払い、薛さんを一時出所させた。

 2021年5月14日、薛さんは黄島区検察庁の電話を受け、案件が検察庁に提出されたと知らされた。5月17日、青島西海岸検察庁は、薛さんに18日の午後2時に来るように呼び出した。 

 薛さんはこれを機に法曹機関者に法輪功の無実を伝えるつもりで検察庁へ行った。最初に女性のスタッフに臨時のオフィスに連れて行かれ、一部の書類にサインを求められた。薛さんは法律に違法していないと主張してサインを断った。女性スタッフは電話でもう一人の上司と思われる女性を呼んできた。2人とも制服を着ておらず、上司の方が再び薛さんにサインを強要した。薛さんは2人に法輪功の無実を伝えたが、2人は聞く耳を持たず「言うな」と止めた。上司の方は薛さんにサインしてもしなくても判決はもう決まっており、サインすれば刑を軽くしてやると言った。薛さんは変わらず法律に違反していないと主張し、サインを断った。最後、何の結果もないまま、薛さんは家に戻された。

 5月19日午前、薛さんは隠珠派出所からの電話を受け、午後に薛さんの自宅で談話をしたいと言われた。当日午後2時過ぎ、隠珠派出所、大珠山派出所及び居民委員会の関係者4人は薛さん宅を訪問した。薛さんは4人におもてなしをして法輪功の素晴らしさを伝えた。このようにして十数分後、警官らは薛さんにサインしてほしい資料を置いたまま、何も言わずに帰った。

 6月9日、薛さんは裁判所から午後に一度来て欲しいと呼び出された。検察官は薛さんにサインを求めたが、薛さんに断れた。検察官は薛さんに翌日の午前にもう一度来ることを求め、21日に裁判を開廷することを知らせた。翌日、薛さんは行かなかった。

 6月21日午前、裁判所の関係者は薛さんに電話をし、とても悪い態度で「どうして今日の午前に来なかった?! どうしてずっとサインしない?! 何かあるのか? 午後2時に必ず来なさい! 来なければ、捕まえに行く」と脅かされた。薛さんは午後に行くが、法律に違反していないと強調した。

 薛さんは自分の弁護書を用意し、法輪功の無実を伝えるつもりで裁判所に行った。しかし、全くチャンスを与えられなかった。薛さんの娘の話によると、薛さんは21日午後、裁判所に行ったきりだという。薛さんは大珠山派出所に拘束され、14日間隔離された。公安局は薛さんに逮捕状にサインを求めたが、薛さんはサインしなかった。しかし、娘さんが代わりにサインした。

 新型コロナウィルスが蔓延している中であり、拘禁される前に、隔離の必要があり、逮捕状にサインさせることは判決が出たことである。薛さんは24日の午後健康診断を受けに行った。家族が聞き出した情報によると、薛さんは懲役3年の不当な判決を宣告されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/28/427522.html)
 
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