重慶市の学習者3人は、河南省で不当判決を下された
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 【明慧日本2021年7月4日】重慶市法輪功学習者・韓維芳さん(75)、王代清さん(50)、袁容さん(66)は2020年7月と10月、河南省周口市と商水県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官らに省を跨いで連行された。2021年6月、3人は周口市裁判所で裁判にかけられ、韓さんに懲役5年、王さんに懲役3年、袁さんに懲役5年の実刑判決を下された。

 3人が連行された原因は、学習者・余秀容さんが新浪微博で法輪功の真相を伝えた事が絡んでいるという。余さんはすでに連行された。同件に絡んで連行されたのは他にも何人かの学習者がいる。

 余秀容さんは、新浪微博で法輪功迫害の実態を伝えたとして2019年12月31日に警官に連行され、家宅捜索を受けた。その後、余さんは実刑判決を下され、どこに拘禁されているのかは不明である。

 余さんの微博事件と関係あると疑われた韓さんと王さんは2020年7月1日、河南省周口市と商水県の国保の警官らに省を跨いで連行された。当日、上述の私服国保警官ら6、7人は朝早く韓さんの自宅の前に集まり、その後室内に押し入って家宅捜索を行い、パソコンやUSB、TFカードなどを押収し、韓さんを連行した。

 同日、四川遂寧市から重慶市に在住の娘宅を訪れた王さんも、上述の警官らに連行された。娘も家宅捜索を受け、多くの法輪功書籍、携帯電話11台(娘夫婦3台)、ノートパソコン2台(娘夫婦の私物)、プリンタ1台、USBを何本か押収された。

 重慶市沙坪カ区に在住の袁さんは2020年10月24日、省を跨いた河南省商水県の国保警官と現地の派出所警官らにより連行された。

 重慶南岸区に在住の学習者・余紅さん(66)は、2020年10月25日午前、省を跨いだ河南省の国保警官及び現地派出所警官10数人により連行され、4時間にわたって家宅捜索を受けた。余紅さんが連行された原因は、余秀容さんが連行されたことを明慧ネットに投稿したと警官に疑われたという。

 重慶江北区在住の何紅さんは、2020年11月23日に連行された。1週間後、高血圧で裁判待ちという形で一時解放された。

 韓さんと王さんは河南省周口市留置場に収容された。家族が依頼した弁護士は国保に「法律意見書」を提出し、当事者を釈放するよう求めたが、国保警官に「お前は法輪功の応援団だろう」と言われた。

 当局は弁護士の意見を無視し、韓さんと王さんを裁判をかけ、それぞれ懲役5年と懲役3年の実刑判決を下した。また袁容さんに懲役5年の実刑判決を下した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/1/427620.html)
 
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