【明慧日本2021年7月17日】(前文に続く)
三、社会のエリート達が受けた迫害
1、大法の経書を書き写し、平和と不屈の精神を表す
明慧ネット6月29日の報道によると、山東省濰坊情報工程大学の優秀なコンピューター教師・楊峰さんは、法輪大法を学んでいるという理由で、中共の迫害を繰り返し受けており、4月7日、斉河県国保の関係者らに連行された後、未だに行方不明のままになっている。
51歳の楊さんは謙虚で親切な教師で、指導者から高く評価されていた。5月、楊さんに対する不当な逮捕状が発付された後、家族は楊さんの情報を一切得ていないという。78歳の母親は、公安局に「保釈申請書」を提出しているが、今のところいかなる返答もない。
法輪大法を学んだ後、楊さんは「真・善・忍」の原則に従って修煉し、心がより親切で穏やかになった。彼は大法の経書を書き写したことがあり、「字はその筆者の性格を表す」という言葉があるように、多くの苦難に耐えながらも法輪大法の信念を堅持し続ける楊さんの優しさ、冷静さ、根気強さが文字の間に浸透していて、畏敬の念が感じられる。
楊峰さん |
2、山東省の警官・梁耀敏さんを不当拘禁、健康状況が悪化
山東省煙台海陽市の梁耀敏さんは海陽市公安局刑事警察痕跡検査エンジニアであり、3級警察官であった。2021年9月、海陽市国保と辺防派出所の警官に連行され、煙台福山留置場で3カ月拘禁された。現在、梁耀敏さんの健康状況が悪く、重い心臓病を患い、太ももの震えを自分で止めることができない。
3、旧正月期間 陳広昌弁護士などが陝西省神木市の警官らに連行される
2021年の旧正月期間、神木市の国保は陳広昌さん、李凡麗さん、高効科さん、李旭鵬さんと武小軍さんの5人の身柄を拘束した。
◎陳広昌さん(50代)は山東省出身で、中国人民大学法律学院の法律修士でベテラン弁護士である。陳さんは山東誉実弁護士事務所の元所属弁護士で、山東省済南市に在住し、10年の弁護士の経験があるが、法輪功を学んでいるという理由で何度も中共によって迫害され仕事を失った。2020年、陳さんは妻の李凡麗さんと一緒に神木市へ帰省し、コロナ禍のため神木市に滞在し、法律の会社を創立した。陳さんの性格は穏やかで親切、誠実である。
◎李凡麗さん(44)は神木県沙峁郷石角塔村の出身で、1995年県トップの成績で中国人民大学環境経済学部に合格した。2月15日、地元の公安局国保は神木市の陳さん夫婦の自宅に侵入して、パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。市公安局は2人の逮捕令状を発付した。
2月18日の朝、2人は家から出たとたん、見張っていた国保の私服警官に身柄を拘束され、車に押し込まれた。人民路派出所へ連行され、PCR検査、健康検査、取り調べを受けた。最後に、陳さんは刑事拘束され、留置場へ送られた。李さんは持病が検出され、入所を拒否され、6カ月監視すると言われた。
◎李旭鵬さん(46歳前後)は神木県沙峁郷石角塔村の出身。1993年に中国人民大学の社会学学部に合格し、両親も講師である。2月13日、李さんと妻は陝西省綏徳県で旧正月を迎え、綏徳県で身柄を拘束され、県留置場で拘禁された。警官は李さんの綏徳県にある自宅を家宅捜索し、李さんは現在神木市留置場で拘禁されている。
3月23日夜、不当に拘禁されていた4人の学習者・陳広昌さん、高效科さん、李旭鵬さん、武小軍さんは「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで解放された。
4、武漢理工大学の張葦さん 洗脳班に送られる
武漢理工大学の芸術デザイン科の教師で副教授の張葦博士(47)は、2021年4月4日朝7時半、卓刀泉通り弁公室の人員に連行され青菱洗脳班に送られ、すでに1カ月以上が経過した。
1999年7.20以来、張さんは6回も不当に連行された。かつて学校で40日近く軟禁され、2回強制的に洗脳班に送られ、武漢市第一留置場で10カ月あまり拘禁され、長時間吊るし上げられたり、手錠をかけられたり、ひどい暴行を受けた。また、冬には服に飲み物をかけられ、長時間睡眠を剥奪され、立ったままの姿勢を強要され、水を飲むことや食事を禁じられたり、罰金を科されたりしたほか、夏はドアや窓を閉める「窒息刑」や、「蚊に刺される刑」、冬場にはドアや窓を開けたまま「凍えさせる刑」などの拷問を受けた。
5、7年間の冤罪を受けた北京の優秀教師・李蘭強さんが再び連行される
北京市房山区の李蘭強さん(58)は4月23日の夜、北京市西潞派出所の警官らに連行され、房山区留置場に拘禁された。
李さんは北京師範大学を卒業して、海淀区太平路中学で数学の教師をしていた。1997年10月、李さんは法輪功の修煉を始め、真・善・忍に従ってより良い人を目指していた。中共による法輪功への迫害の中で、李さんは留置場、洗脳班、労働教養所、刑務所で拘禁された。
李蘭強さん |
6、広州の朱宇飆弁護士は洗脳班に連行される
朱宇飆弁護士は、中山大学の法学修士号を取得し、広東省の広大法律事務所と恒益法律事務所に勤務していた。4月11日、海珠区公安局と広州市新港派出所の警官十数人が、朱さんの自宅を家宅捜索し、朱さんを洗脳班に連行した。
朱宇飆弁護士 |
朱さんは人間としての道徳良知を守り、強権を恐れず、普通の国民の合法的権利を守ってきた。一般の国民のために弁護を行う時に、朱さんは低価格、あるいは無報酬で弁護することがしばしばあった。新聞はかつて朱さんのことを二度にわたって報道したことがある。
朱さんは2005年から2006年までの間、学習者のために三つの案件を受け入れ、しかも公開法廷で見事に弁護し、弁護士として行うべきことをした。そのため、朱弁護士は「反革命」という罪名で拘禁され、広東省司法局に弁護士資格証を取り上げられた。
7、海南省瓊海市の趙鋒慧さんは 依然として拘禁されている
趙鋒慧さん |
海南省瓊海市の趙鋒慧さんは4月7日、海口鉄道公安局瓊海駅派出所に連行された。4月23日に解放されるはずだったが、その後、趙さんはどこへ移されたか不明、警官も趙さんを連行した理由を説明しなかった。
趙さんは、中国建設銀行鶴岡支店で大型プロジェクトのスーパーバイザーとして働いていた。1993年にB型肝炎と肝臓がんの疑いがあると診断されたが、1995年6月に法輪功を学んでから回復した。
趙さんは高齢で、以前は太ももと小腹の間に腫瘍があり、今はその部位が膿んでいて、歩くことが困難、体は弱り、家族は非常に心配している。
四、洗脳による迫害
表3、2021年1~6月、洗脳班に送られた学習者の地域別人数統計表
区域 | 洗脳班に送られた学習者の人数 |
吉林省 | 71 |
湖北省 | 65 |
山東省 | 35 |
安徽省 | 25 |
四川省 | 23 |
江蘇省 | 17 |
河北省 | 14 |
山西省 | 9 |
甘粛省 | 6 |
浙江省 | 6 |
江西省 | 5 |
新疆 | 5 |
北京市 | 4 |
福建省 | 4 |
内モンゴル | 4 |
広東省 | 4 |
広西壮族自治区 | 4 |
湖南省 | 4 |
重慶市 | 2 |
遼寧省 | 2 |
上海市 | 1 |
天津市 | 1 |
河南省 | 1 |
合計 | 312 |
(続く)