安徽省宿州第三刑務所 暴力を伴う「転向」で迫害
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 【明慧日本2021年7月19日】安徽省宿州第三刑務所では、「610弁公室」が上級機関の指示により、不法に拘禁されていた法輪功学習者のすべてを「転向」させ、署名させる。こうした悪人は、その目的を達成するため、しっかりと信仰を堅持している法輪功学習者に各種の暴力や残虐な拷問を用いている。

 上級幹部からの要求を達成するため、刑務所の刑務官は「転向」しない法輪功学習者を独房に監禁し、矯正チームに送るなど多種の残虐な拷問を行った。例えば、足枷と手錠をはめて長時間立たせ、眠らせず、水を飲ませず、大法を中傷するビデオを見させた。受刑者に法輪功学習者を殴打させ、罵らせた。関所(訳注:「転向」)を通過させるために、誰もが拇印を強要された。

 法輪功学習者の劉峰さんは、矯正チームに送られて2週間、残酷に迫害された。依然として自らは「転向」しないため、何人かの受刑者が強引に拇印を押させた。

 今年68歳の法輪功学習者である余志強さんは、巣湖の出身。もともとしっかりと信仰を堅持している。「転向」しないため、作業場で強制的に働かされた。悪人は、よく彼の作業場に大法を中傷する標語を貼っていたが、彼はそれを引き裂いていた。警官は受刑者に指示して彼をよく殴らせ、罵らせ、何度も彼の顔に唐辛子の水を吹きかけ、彼の体と精神にとても大きな傷害をもたらした。彼は深刻に衰弱し、生命の危険に陥った。そして今年2月、彼は病院送りとなった。

 50代の法輪功学習者である孫双喜さんは、合肥の出身。軍事大学を卒業し、安徽テレビ局に就職した。しかし法輪大法の修煉を諦めないため、不法に懲役13年の実刑判決を下された。刑務所での孫双喜さんは「転向」せず、悪事にも協力もしない姿勢を貫いたため、精神障害を起こすほどの迫害を受けた。ある時、孫双喜さんは2階から落ちて腰を痛めたため、刑期満了で家に戻ったが、生活することができなくなった。

 両会(人民代表大会と政治協商会議)の時、孫双喜さんは天安門に赴き「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだため、また不法に懲役4年の実刑判決を下された。2019年には不法に宿州第三刑務所の老人障害者チームに拘禁され迫害された。刑務所で孫双喜さんはよく「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだため、毎日足枷と手枷をはめられた。孫双喜さんの妻は、すでに彼と離婚している。数ヶ月前、孫双喜さんは自分の娘と会った。

 安徽省の宿州第三刑務所は、もともと重大な犯罪者を監禁する場所である。1999年7月20日に中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、法輪功学習者はここに集中的に不法拘禁され、迫害を受けた。多くの法輪功学習者は、ここでの残酷な迫害の経験がある。中には、迫害で障害者となり、死に至るケースもある。例えば、法輪功学習者の費章金さんは、2007年にここで残虐な拷問に苦しめられ、死に至った。合肥フォーク・リフト工場の法輪功学習者の王洪栄さんは、ここで下半身麻痺となった。危篤状態になり、ようやく2007年4月下旬に家に戻されたが、その2ヶ月後に無実の罪が晴れないまま死亡した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/3/427697.html)
 
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