黒竜江省ジャムス市の李春環さんに、懲役4年を宣告
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 【明慧日本2021年7月24日】黒竜江省ジャムス市の法輪功学習者・李春環さんは2019年11月、現地の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官により連行され、その後、懲役4年の実刑判決を言い渡され、2021年5月20日に黒竜江省刑務所に拘禁された。

 李さんは1962年に生まれ、ジャムス市郊外の田舎に住んでいた。1999年5月に法輪功の修煉を始め、心身ともに健康になった。

 2016年1月25日午後6時、黒竜江省公安庁特別捜査本部、ジャムス郊外公安支局610弁公室と国保、現地派出所の警官ら10数人がパトカー6台を出動して李さん家に押し入り、家宅捜索を行い、法輪功創始者の写真、プリンタ、通貨検出器、DVD、コピー用紙、インクなどを押収した。警官らは李さんを連行して派出所で翌日2時まで尋問した後、留置場に入れようとした。当時、李さんは高血圧の状態が現れ、留置場に受け入れを拒否された。警官らは李さんを病院に運んで無理やり薬を注射したが、血圧は依然として下がらなかったため、26日に医療保釈として解放されて帰宅した。

 2017年3月、ジャムス郊外公安局支局の警官はまた李さんに電話をして「サインしに来い。さもなければ捕まえる!」と脅した。

 2019年、現地の警官らは長期にわたって李さん及び李さんの家族に対して盗聴し、尾行した。警官らは李さんが住む賃貸アパートの外で待ち伏せをしていて、李さんを連行する機会を待っていた。11月8日正午、待ち伏せていた複数の警官らが李さん夫妻を連行し、家宅捜索を行い、さらに、李さんの実家に対しても家宅捜索を行った。警官は法輪功の書籍及び関連資料を押収した。

 李さんの夫は友人の保証によって解放されたが、李さん自身は留置場に入れられ、その後裁判を受けて懲役4年の実刑判決を言い渡された。しかし、いつ裁判が行われたのか、家族は全く知らず、判決状なども届いていなかったという。

 李さんは2021年5月20日に黒竜江省女子刑務所に拘禁された。家族は刑務所から電話を受けて初めてその情報を知った。現在、家族は李さんに面会できず、お金を振り込むことだけができるという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/21/428456.html)
 
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