2021年上半期、674人の法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2021年7月28日】中国共産党(以下、中共)は1999年から法輪功に対して残酷な弾圧を加えており、2021年の上半期において674人の法輪功学習者(以下、学習者)に不当判決を下したことが確認された。

 そのうち、1月は194人、2月は121人、3月は99人、4月は89人、5月は96人、6月は75人である。不当判決は26の省、自治区、直轄市の154の都市で宣告された。

图1:2021年1~6月获知674名中国法轮功学员遭非法判刑

2021年1~6月、674人の学習者に不当判決

 上半期において、少なくとも114人の65歳以上の学習者が不当な判決を宣告された。最年長者は88歳である。定年退職した講師・李登臣さんは懲役10年の実刑判決を宣告された。そのうち、80歳以上は16人、75歳から80歳は21人、70歳から75歳は37人、65歳から70歳は40人である。

 2021年の上半期、中共の法廷、公安は学習者に合計379万9534元(約6000万)の現金を強要した。その内、法廷の罰金340万7800元(約5500万円)、警官による家財押収は39万1734元(約620万円)である。

 情報の収集期間は1月1日から6月30日まで、その内、以前の未発表のデータも含まれている。

2021年上半期、中共に不当な判決を宣告された学習者達
上、左から:張俊玲さん、時邵平さん、劉伯濵さん
下、左から:王楣泓さん、韓旭さん、李水清さん

图3:2021年1~6月获知法轮功学员遭中共非法判刑人数按刑期分布

2021年1~6月、不当判決の年数別人数分布図

表1:2021年上半期、不当判決の年数別人数分布表

不当判決の刑期 人数
1年以下 30
1~2年
(1年もしくは1年以上、2年以下、これによって類推する)
129
2~3年 72
3~4年 156
4~5年 91
5~6年 51
6~7年 13
7~8年 39
8~9年 12
9~10年 17
10年 2
12年 1
13年 1
14年 1
刑期猶予 34
刑期不明 25
合計 674

 一、2021年上半期、674人に不当判決

 明慧ネットの報道によると、2021年上半期において、少なくとも674人の学習者が不当な判決を宣告された。迫害の最もひどい地域は河南70人、遼寧66人、黒竜江65人、吉林56人、山東54人、広東46人、四川43人、河北31人、天津23人、安徽23人、湖北21人、江蘇20人。

 迫害が最もひどい都市は南陽41人、長春32人、ハルビン20人、大連20人、深セン18人、大慶15人、武漢14人、成都13人、佳木斯12人、銀川12人、周口11人、瀋陽10人、赤峰10人。

图4:2021年1~6月获知中国各地法轮功学员遭非法判刑人数统计

2021年1~6月、不当判決の省別人数統計

表2:2021年上半期、不当判決の省別人数統計

地域 不当な判決を宣告された人数
河南省 70
遼寧省 66
黒竜江 65
吉林省 56
山東省 54
広東省 46
四川省 43
河北省 31
天津市 23
安徽省 23
湖北省 21
江蘇省 20
寧夏 19
北京市 18
内モンゴル 18
江西省 15
重慶市 12
上海市 12
湖南省 11
山西省 11
雲南省 10
浙江省 10
甘粛省 8
陝西省 7
貴州省 4
福建省 1
合計 674

 迫害事例

 1、吉林省の張俊玲さん(62)は車椅子で留置場に、1年6カ月の不当判決

张俊玲

張俊玲さん

 吉林省琿春市の張俊玲さん(62)は6月9日に、PCR検査を受けさせられてから延吉留置場で拘禁された。情報によると、懲役1年6カ月の不当な判決を宣告されたという。2019年の服役期間はカウントされないと言われた。理由は在宅だったためという。その結果、2021年6月9日からスタートし、1年6カ月の刑期になった。

 張さんは車椅子に乗って延吉留置場に入った。2019年の初めから迫害され、2年あまりの期間、よく嫌がらせを受けていた。拘禁された期間、張さんの左足がダメージを受け、腫れて、液体が出てくるため、義肢の装着ができなくなり、好転していない。

 二、最も邪悪な中共裁判所

 1、吉林省四平市梨樹県の裁判官 「好きに上告しろ! 結局、政府の言いなりだ」と、14人の学習者に懲役7年から9年の不当な判決

 2019年8月15日、四平市公安局の局長・侯国田をはじめ、市公安局、梨樹県公安局は数百人の警官を派遣し、長春市警官及びコミュニティの関係者は吉林市内の学習者、その家族の33人の身柄を拘束、家財を押収した。

 吉林省各裁判所、検察庁は学習者及び代理弁護士、家族に「政府の指示により、法輪功の案件は一切受理せず、受け付けない。一般の案件はたとえ殺人事件でも通常の法律手順で受け付けて良いが、法輪功だけはだめだ。政府の指示には従わなければならない。納得しなければ、中央政府に訴えてもよい」とはっきり話した。

 2020年9月28日、四平市梨樹県裁判所は裁判開廷の当日、14人の長春市の学習者の自己弁護の権利を奪った。14人うちの9人は代理弁護士を雇い、委託の手続きを梨樹県裁判所刑事法廷の裁判官・崔仁とメイン審判員・李楠に渡した。しかし、全ての弁護士は四平市司法局、法律事務所の所在地の司法局二カ所から準備手続きの証明をもらわない限り、案件を代理できないという無茶な要求をされた。さらに弁護士は「好きなように上告しろ。結局、政府の言いなりだ」と言われ、崔桂賢さんの代理弁護士は「習近平さんにサインをもらったら」と皮肉られたという。

 2021年2月26日、梨樹裁判所は下記のような不当な判決を宣告した。

 孟祥岐さん(38歳男性、本籍梨樹県、長春市に在住、懲役7年6カ月)

 孟祥岐さんの父・孟凡軍さん(60歳、懲役7年)

  孟祥岐さんの義理の母・付貴華さん(56歳、懲役7年6カ月)

  付貴華さんの長女・于健莉さん(31歳、懲役7年)

  于健莉さんの夫・王東吉さん(41歳、懲役7年)

  王東吉さんの父・王克民さん(70歳、吉林蛟河に在住、懲役7年)

  王東吉さんの母・王鳳芝さん(70歳、吉林蛟河に在住、懲役7年)

  崔桂賢さん(57歳女性、公主嶺市大嶺鎮在住、懲役7年)

  崔桂賢さんの相親家・劉冬英さん(55歳女性、公主嶺市範家屯鎮在住、懲役7年)

 韓建平さん(59歳男性、長春市在住、懲役7年)

  江涛さん(47歳男性、長春市在住、懲役9年)

  譚秋成さん(45歳男性、長春市在住、懲役7年)

  侯紅慶さん(50歳男性、長春市在住、懲役7年)

  張紹平さん(52歳女性、四平市在住、懲役7年)

  李長坤さん(77歳男性、長春市在住、留置場で拘禁された期間一時出所し、執行猶予)

 周麗萍さん(63歳女性、長春市在住、留置場で拘禁された期間一時出所し、執行猶予

 上記の14人は全て控訴した。

 この14人は全て合法の国民であり、他人に少しの害も与えたことがなく、中国のどの法律も犯していない。彼らは「真・善・忍」の信念に従い、周りの人には利があっても、害はない。

 2、南陽市裁判所は41人の学習者らに最長13年の不当な判決、罰金63万9千元

 明慧ネットの報道によると、2021年上半期において、中共河南省南陽市政法委員会(治安・司法などを統括する機関)、610弁公室、法曹機関は41人の学習者に最長13年、罰金63万9千元(約1020万円)の不当な判決を宣告した。そのうち、最も邪悪な南陽市宛城区裁判所は27人の学習者に不当な判決を宣告し、趙培員さんは懲役13年、罰金5万元(約80万円)の実刑判決を言い渡された。

 迫害に加担したのは南陽市宛城区裁判所の裁判長・趙森、裁判員・胡珊珊、艾立である。裁判官アシスタント・張雪、書記・エン笑、宛城区検察庁の起訴課の課長・王峰である。 

表3:2021年上半期、南陽市の学習者が不当な判決を宣告された人数の統計
名前 迫害に加担した裁判所 刑期 罰金(元) 65歳以上
陳新年   7年   74
韓蘭英   4年 5000 80
奎応祥   3年 5000 80
張喜彬   3年 5000 80
曹愛蘭   8年 3万 68
何喜梅   9年 3万  
賈敬安   3年猶予 5000  
劉付栄   3年猶予 5000  
袁大玲   3年猶予 5000  
魏傑   2年猶予 5000  
王鉄壮   7年 2万  
栗美玉   4年 5000  
帖林峰   4年 1万  
張玉蓮   3年5カ月 5000  
袁喜風   3年 5000  
刁改春 宛城区裁判所 7カ月1年猶予 3000  
劉会霞 宛城区裁判所 7カ月1年猶予 3000  
楊豊東 宛城区裁判所 3年、5年猶予 2万  
葛鳳芝 宛城区裁判所 3年、4年猶予 2万  
王志清 宛城区裁判所 3年、4年猶予 2万  
方宝軍 宛城区裁判所 3年、3年猶予 2万  
劉元真 宛城区裁判所 2年、2年猶予 5000  
宋恒林 宛城区裁判所 1年、1年6カ月猶予 5000  
秦志偉 宛城区裁判所 10カ月、1年猶予 3000  
王偉 宛城区裁判所 9年 4万  
潘東興 宛城区裁判所 8年 3万  
来桂敏 宛城区裁判所 7年 3万  
孫同仁 宛城区裁判所 7年 4万  
王小碧 宛城区裁判所 7年 3万  
梁兆芳 宛城区裁判所 4年6カ月 3万  
譚波 宛城区裁判所 4年 2万  
温建華 宛城区裁判所 4年 2万  
陳濤 宛城区裁判所 3年 2万  
李潔栄 宛城区裁判所 3年 2万  
董聚安 宛城区裁判所 2年 1万  
李暁玲 宛城区裁判所 2年 2万  
王静瑞 宛城区裁判所 1年3カ月 1万  
王連鳳 宛城区裁判所 1年3カ月 1万  
王勤 宛城区裁判所 1年3カ月 1万  
王英林 宛城区裁判所 1年10カ月 1万  
趙培員 宛城区裁判所 13年 5万  

 三、各業界のエリートたちに不当な判決

 明慧ネットの報道によると、2021年の上半期において、少なくとも61人のエリートたちは不当な判決を宣告された。一部の迫害事例は下記の通りである。

 1、河南省南陽市の工商行政管理局の元局長・王鉄壮さんは懲役7年、罰金2万元の不当な判決

 河南省南陽市政法委員会、公安局は2019年8月30日の夜明けに、南陽市内及び各県の広範囲で学習者の身柄を拘束した。今回、100人あまりの学習者が不当に連行され、南陽市留置場に拘禁されている。

 今年3月、王鉄壮さん(男性)は身柄を拘束され、1年6カ月拘禁され懲役7年、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を受けた。

 王さんは地元工商行政管理局の元局長である。法輪功を学んでから「真・善・忍」に従い、他人のことを優先に考え、しっかりと業務を行い、良い幹部であった。王さんは2000年上京して陳情し、市委員会の書記、公安局長自らの「転向」勧告を受けた。しかし、王さんは法輪功の信念を貫き、無実を伝え、邪悪を暴露し、理に合う言葉を堂々と言った。中共の警官は怒り、王さんに許昌にある河南省第三労働教養所で3年の労働処分を科した。王さんは教養所でさまざまな迫害を受け、人格を辱められた。その期間、「法輪大法は素晴らしい」と大声で叫び、迫害で死亡した李建さんなどに声をかけたとの理由で、刑期が1年延期された。

 2、鄭州大学商科学院の講師、外資企業のCFO・傅暁莉さんに懲役2年の不当な判決

 深圳市の傅暁莉さんは2020年2月29日、警官に身柄を拘束され、2021年4月21日、地元塩田区裁判所に懲役2年の不当な判決を宣告された。現在、傅さんはすでに控訴した。

 傅暁莉(もしくは傅暁麗)さん(47歳女性)は修士学位をもつ鄭州大学商科学院の元講師で、外資企業のCFOである。1999年3月から法輪功を学び、心身ともに恩恵を受けた。中共による法輪功への迫害において、傅さんは身柄を拘束され、拘禁され、残酷な迫害を受けた。さらに、監視され、大学により公職を追放され、北京にある会社を辞職させられ、離婚など理不尽なことを経験した。

 受けた残酷な拷問の数々

 2004年7月1日から7月31日の間、傅さんは北京市国家安全局の者に次のような拷問を受けた。15日間連続睡眠禁止、眠気に襲われた時、冷たい水を顔にかけられたり、ハッカ油を目に塗られたり、殴打、長時間にわたって立たせる、手枷をかける、辱める、毎日約500回から1000回のピンタを食わされる、電撃、爪で腕をつねられる、髪の毛を引っ張られるなどである。その結果、全身が青、黒、紫、赤の傷だらけで、両手、両足の親指は感覚がなくなり、あごの痛みで正常に噛むことができない。両足、両脚が腫れ、靴を履くことが出来なかった。

 同年8月1日から8月31日の間、傅さんは河南省安全庁の関係者に次のような拷問を受けた。十数日間睡眠禁止、辱められる、地面からわずか一尺の高さの尋問椅子に数日間固定され、食事は約50gのマントーと、わずかな野菜のみ、その結果、傅さんの両足は腫れ、靴は履けず、左足の一部は感覚を失い、1カ月以上片足が不自由だった。

 2004年11月1日から2004年12月31日の間、傅さんは洛陽市国安局に次のような迫害を受けた。3カ月間にわたって24時間の監視、法輪功の創始者と法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見させる、転向させる、親と一緒に拘禁し、転向を強要するなど。

 このような迫害は傅さん及びその家族に大きなダメージを与えた。

 3、深圳市の教育局の元副局長・唐海海さん夫婦に不当な判決

 明慧ネットの2021年4月11日の報道によると、深圳市関工委員会の副主任の唐海海さん(教育局の元副局長、中国の教育専門家)及び妻の孫雪新さんは2020年3月に身柄を拘束され、不当な判決を宣告された。現在の情報によると、唐さんは懲役1年2カ月、孫さんは懲役3年の実刑判決を宣告されたという。

 唐さんは法輪功を学んでから「真・善・忍」に従い、生活と仕事においてより良い人になることを目指し、深圳市の高校でリーダーシップを発揮し、業績が優秀で2003年に深圳市教育局の副局長に任命された。唐さんの努力で深圳市小中学校の教育レベルが上がり、政府の幹部らに仕事の能力と品格が認められた。唐さんは定年退職後、深圳市関工委員会の常務副主任になり、よく招待されて学校や現役の講師、学生たちに無料の講座を開いた。

 4、10年の拘禁後、中国科学研究院の修士・時邵平さんに再び9年の不当判決

 時邵平さん(50)は中国科学研究院の修士である。2019年11月18日に再び身柄を拘束され、家財を押収された。2021年4月の情報によると、時さんは懲役9年の不当な判決を宣告され、北京第二刑務所に送られた。

'时邵平'

時邵平さん

 時さんはコツコツと働き、「真・善・忍」の教えに従い、同僚に尊敬された。2001年、時さんは市民に法輪功の無実を伝えたとの理由で懲役10年の不当な判決を宣告され、北京前進刑務所で拘禁され、次のような迫害を受けた。刑務所は暴力傾向のある受刑者を唆して24時間、時さんを監視・殴打・辱めた、1ヵ月間、時さんに大便をさせず、真冬に窓を全開し、わざと薄着の時さんを凍えさせる、数日間睡眠禁止、壁に向かって座らせた。時さんは、長年毎日20時間座らされていたため、足の筋肉が萎縮した。当時、迫害に加担した警官は曹利華、劉光輝などである。

'中共酷刑示意图:冷冻'

中共による拷問実演:凍えさせる

 5、貴陽大学の英語講師・周琴さんに懲役6年の不当な判決

 貴陽市の周琴さん(61歳女性)は4月19日に懲役6年の不当な判決を宣告され、家族は近いうちに、判決書を受け取った。情報によると、周さんは貴陽羊艾第一女子刑務所で拘禁されているという。新型コロナウィルスの関係で家族と周さんは面会できない。

 周さんは一人で貴陽市雲岩区政府住宅に在住。周さんの父は貴州省政府の幹部である。周さんは貴州大学外国語学院を卒業した後、貴州省教育学院に勤め、大学の英語講師であった。

 6、かつて5年間拘禁されたハルビンの高級エンジニアに再び懲役6年の不当な判決

 ハルビン市香坊区の劉伯濵さん(57歳女性)、劉増奎さんは3月31日午前、ハルビン市道里区裁判所にオンライン裁判を開廷された。4月8日、伯濵さんさんは懲役6年、罰金2万元(約32万円)、増奎さんは懲役3年、罰金1万円(約16万円)の不当な判決を宣告された。

'刘伯滨'

劉伯濵さん

 劉伯濵さんは1987年に湖南大学を卒業、ハルビン刃物製造工場(国有企業)の元高級エンジニアである。

 2009年10月25日、伯濵さんと他の学習者は法輪功の資料を配布した際、身柄を拘束され、道外区裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告された。

 7、かつて11年間拘禁された女性エンジニア・王楣泓さんは再び懲役4年の判決に

 女性の高級エンジニア・王楣泓さん(63)は「真・善・忍」の教えに従い、かつて11年間拘禁されたことがある。2020年11月23日、再びハルビン市南崗区公安支局哈西派出所の警官に身柄を拘束された。3月31日、ハルビン市道里区裁判所に裁判を開廷された。情報によると、王さんは懲役4年の不当な判決を宣告されたという。

王楣泓

王楣泓さん

 王さんは黒竜江省牡丹江市地質踏査所の高級エンジニアである。夫の于宗海さんは画家で、牡丹江市立図書館に勤めていた。2004年3月、王さんは牡丹江市愛民区中級裁判所に懲役11年の不当な判決を宣告され、同月24日、黒竜江省女子刑務所で拘禁された。2014年10月25日、王さんは刑期満了で解放された。

 夫の于宗海さんは2001年11月12日、法輪功の無実を伝えたとの理由で市西安支局共和派出所の警官に不当に連行され、懲役15年の重刑を宣告され、牡丹江刑務所で拘禁されている。2006年、苦役の労働をさせられた結果、永久性の涙腺断裂になってしまった。2009年、刑務所で「転向」させるため、真冬に冷たい水をかけられ、あばら骨と足は殴られて骨折、胸も強く殴られた結果、呼吸困難になり、電撃された後、心臓も異常になった。

 8、甘粛省蘭州市の韓旭さんに懲役3年の不当な判決

 明慧ネットの2021年2月20日の報道によると、蘭州市の韓旭さん(55)は2年近く拘禁され、2020年10月15日に裁判を開廷された際、弁護士は根拠強く起訴者側の起訴理由及び捏造の証拠に反論した。情報筋によると、韓さんは蘭州市城関区裁判所に懲役3年の判決を宣告され、すでに控訴した。

韩旭

韓旭さん

 韓旭さんはトライリンガル(三つの言語を話す人)で、甘粛省絨毯海外貿易会社の元セールスマンで、計算センターの主任である。韓さんは山東大学を卒業し、甘粛省対外経済貿易庁の通訳として長年ドイツに赴任していた。1998年、韓さんは法輪功に出会った。しかし、1999年の7.20以来、韓さんは法輪功を学んでいるとの理由で残酷な迫害を受け、懲役10年の不当な判決を宣告され、公職も追放された。妻も大きなプレッシャーで離婚を選んだ。

 2019年5月29日、韓さんは蘭州市の街で焦家湾派出所の副所長・蔡樹東、蘇暁雷に連行され、桃樹坪拘置所に拘禁された。

 9、河南省南陽市の何喜梅さんに懲役9年、罰金3万元の不当な判決

 何さん(70)は定年退職前、南陽市メタン(現在鄭燃南陽燃料ガス)会社の営業所の元所長だった。1997年から法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指し、心身ともに恩恵を受けた。また長年の脊椎骨病、胃病、低血圧などの病気は完治し、大金の医療費を節約できた。何さんは仕事において、コツコツと働き、何度も職場、建設委員会、省の建設庁に「先進課」、「建設委員会が選ぶ優秀職員T0P10」、「省建設庁が選ぶ職業の道徳がある先進個人」などの名誉を与えられた。しかし、何さんと夫の帖林峰さんは何度も中共に理不尽の迫害を受けた。

 今年3月、何さんは身柄を拘束され、1年6カ月間拘禁された後、懲役9年、罰金3万(約48万円)の実刑判決を宣告された。

 10、山東省莱陽市の医者・王建敏さんは懲役9年、罰金2万の不当な判決

 山東省煙台地区莱陽市の王建敏さん(65歳女性)は2021年3月26日、懲役9年、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告を受けた。

 王さんは山東省煙台地区莱陽市の柏林荘衛生院を定年退職した医師である。

 2020年9月4日午前、王さんは莱陽市聯通会社のゲート東側の郵便ポストに法輪功の無実が書かれた手紙を投函した後、市公安局に尾行され、身柄を拘束され、家財を押収された。警官は押収後、そのまま電気ブレーカーを落とし、ドアも開けたまま帰った。王さんの親戚が訪問した時、初めて王さんが連行され、家財も押収されたことに気づいた。王さんは煙台市留置場で拘禁されている。

 四、中共の裁判所と、公安は学習者らに現金379万9534元を強要

 中共による学習者への経済的な迫害は江沢民による「経済を破綻させる」という命令から由来している。多くの経済の迫害案件の中から大きく二種類に分けることができる。一つは直接の経済迫害、家財を押収、財産を奪う、部品を壊す、強要や罰金を科す、給与やボーナスを差し押さえる、福利を取り消し、年金を差し押さえるなどを含む。もう一つは間接的迫害で、公職の追放、給与の停止、解雇、免職、降職、勤続年数を減らす、昇進の資格を奪う、営業免許取り上げ、口座を凍結、土地の押収などである。

 明慧ネットの報道によると、2021年上半期、中共裁判所、公安は学習者らに合計379万9534元(約6000万)の現金を強要した。その内訳は、法廷の罰金340万7800元(約5500万円)、警官による家財押収は39万1734元(約620万円)である。

 迫害事例の一部は下記の通りである。

 1、大慶林甸県の学習者6人に最高7万元の罰金

 大慶市林甸県の路朝波さん(50歳女性)、王玉紅さん(54歳女性)、張万生さん、陳衛波さん(45歳女性)、薛立威さん(47歳女性)、董娜さん(51歳女性)の6人は不当に連行され、罪に陥れられた。2020年12月15日、大慶市譲胡路区裁判所はオンライン裁判を開廷した。同月23日、裁判所は「(2020)0604刑初213号」という刑事判決を宣告した。

 路さん、王さんは懲役7年、罰金7万元(約112万円)、張さんは懲役6年、罰金5万元(約80万円)、薛さん、陳さんは懲役4年、罰金4万元(64万円)、董さんは懲役3年6ヵ月、罰金3万元(約48万円)の不当な判決を宣告された。

 路さん、王さん、張さんは初審を不服とし、大慶中級裁判所に控訴した。2021年4月2日、再審の裁判所は3人の陳述と弁護士の意見を無視し、控訴を却下し、原審維持をするとした((2020)黑06刑終87号)判決を宣告した。

 五、114人の65歳以上の年配学習者に不当な判決

图4:2021年1~6月获知114名65岁以上法轮功学员遭非法判刑

1~6月、114人の65歳以上の学習者は不当な判決を宣告された

 明慧ネットの報道によると、上半期において、少なくとも114人の65歳以上の年配者が不当な判決を宣告された。そのうち、最年長は88歳である。定年退職の講師、李登臣さん(82)は懲役10年の実刑判決を宣告された。そのうち、80歳以上は16人、75歳から80歳は21人、70歳から75歳は37人、65歳から70歳は40人である。

 迫害の実例の一部は下記の通りである

 1、河北省の定年退職の講師・李登臣さんに懲役10年の判決

 河北省衡水市深州市の定年退職の講師・李登臣さん(82)は2021年元日の前後、再び身柄を拘束され、懲役10年の実刑判決を宣告された。現在、保定刑務所で拘禁されている。

 李さんは法輪功を学んでから健康を取り戻した。2018年10月22日、李さんは不当に連行され、家財を押収された。健康検査で高血圧の症状があったため、留置場に受け入れを拒否された。

 同年11月23日、派出所の警官は李さんを深州市留置場に送った。2019年、李さんは深州市ICU病室に送られ、家族は一時出所の手続きをした。

 退院した当時の李さんは極めて衰弱し、痩せこけて、失禁し、足が腫れ、身の回りのことはできなかった。その後、李さんは学法煉功を通して健康を取り戻した。その期間、法曹機関者は何度も李さんに嫌がらせをした。

 2、河南省新郷市の鄭家金さんに懲役9年、罰金1万元の不当判決

 河南省新郷市の鄭家金さん(81)は懲役7年6ヵ月の不当な判決を宣告され、その前に判決された1年8カ月を加え、有期刑9年2カ月、罰金1万元(約16万円)の判決になる。現在、新郷市中級裁判所に控訴した。

 3、山西省の宮国卿(79)さんに懲役8年6ヵ月の不当判決

 山西省太原市古交市の張変英さん、宮国卿さん、常英さん、李忠娥さんは4月30日、それぞれ太原市万柏林裁判所に懲役9年6カ月、8年6カ月、7年6カ月、5年6カ月の不当な判決を宣告された。

 家族の情報によると、裁判は留置場内で行われ、学習者らの拘禁場所は未公開で、家族がお金や物を送ろうとしてもコロナでできなかった。

 2020年5月17日、古交市屯蘭の宮国卿さん、張変英さん、武宝明さんは地元の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に自宅で身柄を拘束され、太原第三拘置所で拘禁されている。

 宮さんはすでに80代だが、法輪功を学んでから健康を取り戻し、両目失明の妻の面倒をよく見ている。しかし、宮さんは公安に嫌がらせを受け、妻もショックを受けた。現在、宮さんは拘禁されて不当な判決をされ、妻はまだ宮さんの帰宅を待っていて苦境に陥っている。

 4、江西九江市の李水清さん(72)は不当な判決に

 2021年5月26日午前、江西省九江市の法輪功学習者・李水清さんは九江市濂渓区裁判所に開廷され、懲役3年10カ月の不当な判決を宣告された。

'李水清'

李水清さん

 5月26日午前、九江市濂渓区裁判所は九江市永修県裁判所で李さんに対して裁判を開廷した。李さんは永修県裁判所に懲役3年10カ月、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告された。現在、家族はすでに控訴した。

 5、遼寧省遼陽県の医師・馬坤芳さん(80)に懲役3年6カ月の不当な判決

 遼寧省遼陽市遼陽県の馬坤芳さんは2020年11月6日、遼陽県公安局の国内安全保衛部門の警官に侵入され、身柄を拘束されたが、当夜、一時出所できた。2021年3月29日、遼陽市灯塔市裁判所に懲役3年6カ月の不当な判決を言い渡され、家族はすでに控訴した。

 馬さんは遼陽県病院の定年退職の医師である。

 六、検察庁は起訴を撤回、公安は案件を撤回、無罪解放

 2021年上半期、13人の学習者は無罪解放され、起訴もしくは案件が撤回された。2020年8人の学習者は検察庁による、起訴を撤回、公安による案件の撤回で家に戻された。明慧ネットの統計によると、2019年から現在まで37人の学習者は無罪解放、案件が撤回された。

 1、德恵検察庁による「不起訴決定書」で、任永平さんは無罪解放

 2020年7月15日、吉林省農安県の任永平さんは3月4日午後、無罪解放されて家に帰らされた。德恵検察庁は「不起訴決定書」を出したという。

 2、路建明さん夫婦は無条件に解放

 河北省衡水市景県の降河流郷路荘村の路建明さん夫婦は2021年4月8日に無罪解放された。

 3、遼寧阜新地区の学習者4人は無罪解放

 5月26日の報道によると、遼寧阜新地区の張玉傑さん、劉興広さん、斉淑艶さん、張鳳成さんはすでに無罪解放されたという。

 4、検察庁は起訴を撤回 山東省青州の馬玉芹さんは帰宅

 明慧ネット2月6日の報道によると、山東省イ坊青州市の馬玉芹さん(62)は2020年12月2日、河北省三河市南城派出所に身柄を拘束され、同月4日に裁判を開廷された。馬さんは法廷で無罪を主張したが、懲役3年、罰金5000元(約8万円)の不当な判決を宣告され、昌邑留置場に送られた。しかし、血圧が高いため、受け入れを拒否された。当日、青州に戻され、家族に迎えられた。

 数日後、馬さんは裁判所へ裁定書を受け取りに行かされた。その内容は「青州市検察庁は法律の変化により、被告の馬玉芹さんの行為は犯罪に当てはまらないと判断し、起訴を撤回する。法律が定めた起訴の撤回条件を満たし、最高裁判所の「中華人民共和国刑事訴訟法」の解釈適用の規定により、裁定は次の通り、青州市裁判所による馬玉芹さんへの起訴撤回を許可する」である。

 現在、馬さんはすでに家に戻された。

 5、陝西省神木の学習者4人の案件は検察庁に起訴されたが、却下

 3月23日の夕方、拘禁されていた陳広昌さん、高効科さん、李旭鵬さん、武小軍さん4人は一時出所で解放された。

 神木市の国内安全保衛部門は4人を検察庁に起訴したが、許可されなかった。

 6、青海省の社会保険局は自ら起訴を撤回

 明慧ネット6月9日の報道によると、青海省ゴルムド市の亢金英さん(60代)は2017年3月に地元の国内安全保衛部門に連行されて懲役2年6ヵ月の不当な判決を宣告され、2019年9月に刑期満了になった。2020年12月、社会保険局は亢さんに拘禁期間の年金の返還を求めたが、亢さんにその要求の違反性を告げられた。

 4月20日、亢さんは裁判所の召喚状を受け、社会保健局が年金返還の件(12万7999元、約77万円)を起訴したという。

 案件は5月14日に裁判にかけられ、亢さんは自ら無罪弁護をし、起訴の撤回を求めた。裁判官は当日判決を宣告しなかった。亢さんは5月31日、裁判所から「(2021)青2801民初1083号民事裁定書」を受け、ゴルムド市の社会保険局が自ら起訴を撤回したと伝えられた。裁定書の内容は下記の通りである。

 「ゴルムド市社会保険局と亢金英さんの年金返還の件について、2021年4月20日に立件した。原告のゴルムド市社会保険局は2021年5月31日に撤回の申し込みを受け、撤回申請は原告の自己権利の処分とみなし、関連の法律規定に適用と判断する。『中華人民共和国刑事訴訟法』の第154条第1項目第(五)によって次の裁定を下す。ゴルムド市社会保険局の起訴撤回を認める」

 情報によると、裁判官はこの案件に関して多く考慮し、現地調査へ行き、帰ってきた後、裁判長などと会議を開いた。結論として、裁判所は民事事件を受理すべきではないと判断した。そのため、社会保険局は起訴を撤回したという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/5/427769.html)
 
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