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文/トルコの大法弟子

 【明慧日本2021年7月31日】

 尊敬する師父こんにちは!

 同修の皆さんこんにちは!

 今でも法を得た時のことをはっきり覚えています。心の中で師父の慈悲なる済度に感謝いたします。そのため最近実現した願い事、衆生を救い済度する過程の修煉体験を交流したいと思います。

 師父の『洪吟』「再び済度」から始めたいと思います。

 法輪は常に回転し、衆生を済度す      

 法を学び、法を得え、心性を修め

 末法の時、輪は再び回転する

 縁有る士し、心法明らか

 子供の頃から恥ずかしがり屋で、自己主張が苦手で自信がなかったので、修煉の中で一番苦労したのは「真実を話すこと」でした。何をしていいか分からないので、まずは地域で法輪功に関する真相資料を配布したり、経験豊富な同修から教えてもらったりしました。幸運なことに、私の職場には多くの新入社員が来たので、彼らに大法と法輪功迫害の実態を伝える機会があり、中国共産党による生体臓器強制摘出に反対する署名もたくさん集めました。

 もう10年以上修煉しているので、何事も時間がかかることは理解していますし、衆生を救い済度する大切さも分かっています。人を救いたいという願望がある限り、その方法は必ずあると信じています。なぜなら、師父は私たちのすぐそばにおられ、私たちの心を見て助けてくださるからです。

 『洪吟二』「師徒の恩」

 狂悪は飆風(ひょうふう)四年吹き荒る 舵穏やかで航に迷わず

 法徒魔難を経て 重圧にも志移らず

 師徒は情を講ぜず 佛恩は天地を化す

 弟子正念足りれば 師は回天の力有り

 私の最も切実な願いは、まだ活動に行ったことがないところや、法輪功に関わる資料を配布できない街に人々を救いに行くことでした。この願いは、実現不可能な夢のように感じていたので避けていました。その言い訳は「仕事が忙しくて、旅行に行く時間がない」ということでした。

 中共ウイルス(武漢肺炎)が発生して以来、週末になると街が封鎖され、活動の許可が得られないため、衆生を救い真相を伝えることがより難しくなっていました。法を正す最終段階がだんだん近づいてきました。もし法を正す時期が終わってしまい、街でチラシを配り、真相を伝える機会がなくなったらどうしますか? それから転機が訪れたのは、勇気を出して「3週間仕事を休んで真相を伝えに行こう」と決意したことであり、それは私にとって奇跡的なことでした。それからはあっという間の出来事で、2月上旬には出発予定でした。

  私は車を持っていないので、出発前にはすべてのことを準備して、計画したいと思いました。しかし、準備をすればするほど混乱してきたので、最終的には臨機応変に対応することにしました。ここで最も重要なことは、十分な法輪功の真相資料を配ることです。準備の過程で、自分には多くの欠点があることに気付きました。例えば、師父と大法を充分に確信していなかったことです。 全ては師父の按排ではないでしょうか?  穏やかな心を持って行動すれば、便利さを追求したり、「すべてがうまくいくだろうか」と心配することはないでしょう。未知の状況を恐れず、すべてを整えようとせず、師父と大法をもっと信じようと思いました。私のためにすべてを按排し、力を与えてくださるのは師父です。

 次から次へと街を巡りましたが、一番大変だったのは、何千枚ものチラシを街から街へと運ぶことでした。1日に1つの街に滞在し、また次の街に行く計画を立てました。時間は貴重だからです。毎晩、一軒一軒の家に資料を配った後、疲れて足が痛くなっても、心の中は満足感と幸福感を感じていました。これらの経験と、「内に向けて探すこと」というキーワードを通して、師父と大法に対する信念はますます強くなっていきました。

 それでもチラシの配布数が少なかったり、困難な街では、悔しい思いをすることもありました。しかし、「何が大切なのか?」と自問自答しました。 チラシを何枚も配ることが大事なのか、それとも穏やかな心と慈悲の心を持って、すべての衆生を救うことなのでしょうか。数字ではなく、大切なのは人間の心ではないでしょうか。

 『洪吟』「無為」

 三教の修煉、無為を講ず

 正き心であたらざれば、即ち有為

 専ら善事を行うも、やはり是の為にす

 執着心を去れば、真の無為

 有為のことに気づいてからは、気持ちを落ち着かせ、あまり深く考えずに、ひたすら前に進みました。それぞれの新しい街では、例えば雨が降ったり、急な坂道を往復しなければならず、体力的に非常に厳しくなったり、数年前に大けがをした片方の足が、再びひどい捻挫をしてしまったり、乗り越えなければならない困難がありました。それでも、法輪功の真相資料を配り続けることを決意しました。おそらく、またここに来て真相資料を配る機会はないだろうと思ったので、師父に助けを求めながら、続けなければならないと自分に言い聞かせました。強い意志を持って、前に歩み続けました。ある街で配った後、次の街に向かうバスの中で足が腫れてしまい、激しい痛みに襲われました。

 『洪吟』「その心志を苦しめる」

 圓満となって佛果を得る

 苦を嘗なめるをもって楽とす

 身を労するを苦と算せず

 心を修するは最も過ぎ難し

 関という関は全て闖えるべし

 いたる処すべて是れ魔

 百の苦一斉に降る

 其の如何に活くかを看る

 世上の苦に堪え得れば

 世を出ずれば是れ佛陀

 なぜこんなことになってしまったのか、内に向けて自分の問題を探しました。しかし、その理由は見つかりませんでした。何よりも真相資料を配ることは止めることはできないからです。足の痛みを気にしなくなるといつの間にか治りました。ホテルでもタクシーでもあらゆる機会を利用して、現在起こっていることや、真相を伝えるようにしました。今回のパンデミックの影響を受けた多くの人々は、中国共産党がいかに邪悪であるかをすでによく知っています。

 ある日、バスに乗っている時にきれいな虹を見て、天からの励ましだと感じました。

 資料を配っている時、自宅の前に立っている年配者のそばに、レストランのチラシが置いてあるのを見ました。その後、再びそこを通りかかるとまだそこにいました。チラシを目に近づけてじっくり見ていました。遠目にはレストランのチラシを見ているように思ったので、「おじさん、私たちの資料を見てください。これはあなたの命を救う資料です」と心の中で言いました。近づいて見ると、実は私たちのチラシを見てくれていたのです。彼はチラシの細部までしっかり読んでいました。その場面は、涙が出るほど心に残りました。

 3週間はあっという間に過ぎてしまいましたが、私の修煉と使命にとってとても重要なことでした。しかし、今回は訪問した街の数が少なすぎたので、近いうちにまた他の街に行く機会を得たいというのが一番の願いです。 この過程で良い経験も悪い経験も、私に何度も内に向けて探す機会を与えてくださり、師父と大法に対する信念をさらに強めることができました。心が誠実であれば、不可能なことはないということを体感しました。

 師父ありがとうございます!

 同修ありがとうございます!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/18/427133.html)
 
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