9年間拘禁された陳雯さんに再度懲役9年6カ月
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 【明慧日本2021年8月3日】江西省南昌市の法輪功学習者・陳雯さん(45歳女性)は2018年4月、不当に連行されて拘禁され、2019年10月に懲役9年6カ月の実刑判決を言い渡された。現在、江西省女子刑務所に拘禁されて迫害を受け続けている。

 陳さん夫妻は、2006年3月に同時に連行されたことがあり、様々な拷問を受けた。その後、陳さんは懲役9年、夫は懲役12年の実刑判決を受けた。2018年3月、夫は12年の冤罪を終えて帰宅した。夫妻2人はわずか20日間一緒だった。後の、同年4月17日、陳さんは息子と一緒に警官らに連行され、家宅捜索を受けた。親子2人は南昌県留置場に拘禁された。2019年10月、陳さんは懲役9年6カ月の実刑判決を言い渡され、江西省女子刑務所に拘禁された。

 陳雯さんが受けた迫害

 2006年3月27日、南昌市青雲譜区公安支局の警官らが、いきなり陳さん宅の家宅捜索を行った。当時陳さん夫妻は不在だったが、翌日、警官らは小学生の息子を尾行して陳さん夫妻及びほかの4人の学習者を連行して住宅を捜索し、法輪功の資料を作成する機材、通帳(1万8千元(当時30歳サラリマンの半年分の給料に相当する金額)を押収した。

 陳さんは現地の派出所に拘束された。当日の夜、派出所から心が引き裂かれるような悲鳴が響き渡った。29日午後、陳さんともう1人の女性学習者は秘密拠点に移動され、そこで2日と1泊の狂気じみた拷問を受けた。警官らは陳さんを鉄製の窓に手錠かけて、両足を180度に開いて1本の直線になるようにし、身体を推したり引いたりして連続36時間にわたって痛めつけた。陳さんは腰部が負傷し、36時間目を閉じておらず、全身の骨が痛く、両手の感覚を失った。

酷刑示意图:吊起来晃荡

拷問のイメージ図:吊り上げて動かす

 2006年12月、陳さんは女子刑務所に移送され、そこでも、もっと悲惨な迫害を受けた。5日5泊にわたって窓に縛り付けられた。5カ月間にわたって壁に向けて立たされ、その結果、両足が深刻に腫れあがり、歩行できなくなった。それ以外にも、睡眠の剥奪、食事を提供せず、毎日水1杯しかない、トラの椅子に縛り付けられるなどの拷問を受けた。

酷刑演示:老虎凳

拷問のイメージ図:トラの椅子

 陳さんは毎日24時間立たされた。眠りそうになると、刺激性のある塗り薬を目の中に入れられた。さらに、4カ月間、陳さんは独房に監禁され、食事と排泄なども独房で行い、身体洗い、洗濯も許されなかった。陳さんは2013年9月に帰宅した。長年の拷問によって陳さんは意識がもうろうとなり、常に一人でボーとしており、自立生活ができなくなった。

 夫は12年の冤罪で九死に一生を得る

 向陽さん(2021年現在50代)は2004年9月、連行されて洗脳班で酷く殴打されて吐血が止まらなかった。2006年3月、留置場で拘禁されていた期間、殴打されて全身傷だらけで、頭を負傷して以降、常に頭痛がした。2007年1月、向陽さんは豫章刑務所に移送されて独房に入れられ、酷い殴打、睡眠の剥奪、洗脳強要などの拷問を受けた。陳さんは受刑者によって大腿の筋肉を掘り出され、その部分は空洞になり、暫く意識不明になった。2018年3月、向陽さんは冤罪を終えてやっと解放されたが、帰宅してわずか20日しか経っていないのに、妻・陳雯さんは再度連行され、懲役9年6カ月の実刑判決を下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/29/428846.html)
 
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