山東省の孫丕進さんが連行された翌日死亡、遺体を秘密火葬
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 【明慧日本2021年8月17日】(山東省=明慧記者)山東省臨沂市蒙陰県東儒来村の法輪功学習者・孫丕進さんは6月17日、自家の畑で農作業をしていた際、同県派出所の警官に連行されて迫害され、翌日に死亡した。6月26日、蒙陰県当局は、家族に孫さんの遺体を密かに火葬することを強要した。孫さんの妻は迫害されて数年前に亡くなり、娘の孫玉嬌さんは今も臨沂市留置場に拘禁されている。

 孫さんと妻の于在花さんは、法輪功を学ぶ前には多くの病気を患い、子供の体も弱く、家庭の経済状況も厳しかった。幸いなことに、法輪功に出会ってから、知らず知らずのうちに家族はみな健康になり、于さんは人間としてどのように生きるべきかがわかり、義理の両親に対しても親孝行ができるようになった。夫の家族の人たちは、于さんの変化を目の当たりにして、次から次へと法輪功を学び始めた。                                              

 1999年7.20から、中国共産党(以下、中共)の江沢民集団による法輪功への迫害が始まった後、孫さん夫婦は法輪功を堅持し続けたため、すべての家財を押収された。孫さんは、2003年に懲役5年の実刑判決を宣告され、濰坊刑務所で様々な非人道的な拷問を受けた。

 孫さんの妻・于さんも信仰を堅持したとして、長年にわたって中共による迫害を受け、10数年間の放浪生活を余儀なくされた。2015年8月19日、無念な思いを晴らせないままこの世を去った。享年47歳。

 このような崩壊された家庭に対して、蒙陰県610弁公室、国内安全保衛部門(以下、国保)、派出所の関係者は手を緩めることなく、様々な口実をつけて孫さんを迫害し続けた。

 2021年6月10日、蒙陰県610弁公室、国保の関係者らは「ゼロ行動」を口実にし、孫さんの自宅に押し入り、法輪功の書籍、プリンター、パソコンなどの私物を押収し、娘の孫玉嬌さんを連行して臨沂市留置場に拘禁した。

 6月17日、同県国保と派出所の警官らが、畑で農作業をしている孫さんを連行した。翌日、家族は孫さんが死亡したと告げられた。孫さんの家族が遺体を調べたところ、脳みそが流れ出し、片方の目がなくなり、体は平べったい状態だったという。6月18日、中共関係者は、孫さんが蒙陰県漢方医院でPCR検査に協力したくないため、ビルから飛び降りて死亡したと主張した。当時、公安局の警官は同医院の情報を封鎖した。孫さんの遺体は蒙陰県葬儀場に安置されていた。

 事実を隠蔽するために、当局は政府の関係者と秘密工作員を孫さんの村と義父の村に派遣し、友人や親戚を脅し、弁護士を雇ったり、訴訟を起こしたり、陳情したりしないように、口を封じさせた。また、他の学習者との接触も禁止した。その数日間、多くの秘密工作員が村に潜伏していたため、村は恐怖に包まれていた。6月26日、当局は孫さんの遺体を密かに火葬することを家族に承諾させたため、孫さんの死因は謎に包まれたままである。

 さらに心を痛めているのは、孫さんの娘・玉嬌さんは今も臨沂市留置場に拘禁されており、父親の死を知っているかどうか分からない状況である。母親の愛情を失い、父親を失った玉嬌さんは、この現実をどう受け止めているのだろうか。善良な人々は玉嬌さんのことに関心を持っており、1日も早く解放されるよう望んでいる。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/14/429543.html)
 
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