【明慧日本2021年8月21日】瀋陽市の法輪功学習者・劉剛利さん(56歳女性)は2020年2月2日、法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布していた際、現地派出所の警官らに連行された。その後、裁判待ちという形で一時解放されたが、同年12月9日、再度連行されて瀋陽市留置場に拘禁された。瀋陽経済技術開発区裁判所は2回にわたって劉さんに対して裁判を行い、2021年8月10日、劉さんに懲役4年6カ月、罰金1万元(約17万円)を科した。
瀋陽市鉄西区に在住の劉さんは、2008年に法輪功を学び始めた。修煉する前、劉さんは体が弱く、子宮筋腫(サイズ8.5cm×5.7cm)を患い、医師に子宮切除を薦められた。劉さんは、せっかちな性格で、姑との関係もギクシャクしており、しかも、20年間の喫煙とアルコール依存症があった。修煉した後、真・善・忍にしたがってより良い人を目指してた劉さんは、優しくなり、姑との関係も改善した。不思議なことに、子宮筋腫も自ずと消えた。
劉剛利さん |
劉さんは法輪大法から恩恵を受けた事実を人々と分かち合い、大法の素晴らしさを紹介したとして、中国共産党に何度も連行されて拘禁され、判決を言い渡された。
懲役3年の実刑判決を下され、刑務所で様々な拷問を受けた
2014年2月27日、劉さんはもう1人の法輪功学習者(以下、学習者)と共に法輪功迫害の真相資料を配布したとして連行され、家宅捜索を受け、瀋陽市留置場に拘禁された。留置場で、劉さんは次の図のように体を「大」の字に縛られ、連続24時間、拷問された。
拷問のイメージ図:体を「大」の字にして縛られる |
2015年4月13日、劉さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、同年11月、遼寧女子刑務所の集中訓練矯正区に移送され、そこで酷い迫害を受けた。集中訓練矯正区は、暴力や拷問の手口で法輪功学習者を転向させるところである。その刑務所に入ると、まず集中訓練矯正区で「学習」し、そのあとほかの監獄区に配置される。拷問の手口は長時間立たせる、灌食、複数の人からの殴打、服を脱がせて侮辱、睡眠の剥奪などなどがある。
集中訓練矯正区で劉さんはまた2人の受刑者に24時間監視され、長時間立たせられ、睡眠の剥奪、トイレに行くこと、他人との会話も禁止され、殴られて顔が数日間腫れあがっていた。
拷問のイメージ図:殴打や頭を壁にぶつける |
2017年2月26日、劉さんは3年間の刑期を終えて解放された。
2018年11月16日、劉さんは真相を伝えていた際、再度連行されて7時間拘束された。
再度懲役4年6カ月の実刑判決を下された
2020年2月2日午後、劉さんは娘と共に自宅付近の市場に買い物に行った際、法輪功迫害の真相資料を配布していた時、誰かに通報されて現地派出所の警官らに連行された。娘は当日の深夜に解放されたが、劉さんは翌日に一時解放された。3日後、劉さんは再度連行され、留置場に入れられそうになったが、留置場側に「多くの人と集まったり、話したりしていたのか」と聞かれ、劉さんは「はい、多くの人と接触した」と告げた。コロナウイルス感染が酷い期間中だったので、それを聞いた留置場側は受け入れを拒否し、劉さんを解放した。
2020年12月8日、現地派出所の警官らは劉さんの家に押し入り、劉さんを連行した。その後、劉さんに不当に逮捕状を発布し、裁判を行った。そして、劉さんに懲役4年6カ月、罰金1万元を科した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)