【明慧日本2021年8月31日】（スイスの明慧記者・高思羽）紺色の幕には、三つの水色の「真・善・忍」の文字が掛けられている。幕の前では、4歳から10歳までの7、8人の子供たちが、柔らかいピアノの音と余韻を漂わすフルートの音に合わせて演技をしていた。低いトロンボーンの音とともに、緑のワニが登場した。しかし、水色の真の文字が現れると、ワニはそそくさと立ち去った……。同年代の子供たち数人はそのショーを熱心に見ていた。
上述の一幕は、8月21日、スイス・ヴィンタートゥールの中心部にあるノイマルクトで、法輪功学習者（以下、学習者）が設置した真相を伝える舞台で演じられていた児童劇の一場面である。この児童劇は、小さな蓮の花が真・善・忍への認知を堅持し、ワニやヒキガエル、大蛇などによるトラブルや妨害に勝ち抜き、最後には汚泥を突き破って湖面で花を咲かせる成長過程を描いている。
|
児童劇「蓮の花の旅」で観客に真・善・忍を理解させる |
|
|
功法の実演
当日、児童劇以外に、学習者はいつもと同じよう功法の実演も行い、通行人に法輪大法の素晴らしさを紹介し、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の罪を暴いた。功法の実演を見た通行人の中には、地元の煉功場所や煉功時間を尋ねる人もいれば、その場で功法を学び始める人もいた。
|
通行人が学習者から真相を聞いている |
|
法輪功を支持する署名をする通行人 |
児童劇のパフォーマンスは、広場にいる子どもたちを魅了した。見終わった後、学習者に近づき、法輪大法とは何かと尋ねる子供もいれば、親により多くの情報を代わりに聞いてきてほしいと頼む子供もいて、学習者と話した後、学習者による反迫害を支持する署名をする親もいた。
セルビアの血統を持つサンドラ・シミック・シャライハさんは、娘さんと息子さんと一緒に児童劇を見ていた。サンドラさんは、2人ともこの児童劇が気に入っていて、「これ（真・善・忍）はもっとも良い原則だ」と言った。
より多くの人に「真・善・忍」を知ってほしい
この児童劇は、多くの学習者が共同し努力した結果である。例えば、ワニや大蛇の道具は、出演していた17歳の女の子が1週間の休日を使って手作りしたものであったり、伴奏者はオーストリアの国境からわざわざ来た人であったり、ショーのための衣装や音響設備の準備に携わった学習者も多くいた。
児童劇を提案したディエップさんとクインシーさんは、より多くの人、特に子供たちに「真・善・忍」の価値を知ってほしいと考えていた。クインシーさんはこれは非常に重要であると述べ、「現在の子供たちはあまりにも多くの影響を受けており、中には良くないものもあります。彼らが『真・善・忍』を知れば、学校や生活の中で困難に直面したとき、私たちと同じように、『真・善・忍』を指針とすることができます。また、中共による『真・善・忍』を実践する法輪大法の学習者への迫害が間違いだということも、より多くの人に知ってほしいのです」と語った。
「もっと多くの人に法輪大法の情報を知ってもらうべきだ」
フローリアンさんは映像デザイナーであり、30人の社員を有する会社のオーナーでもある。彼は中国の歴史に興味があり、法輪功について多少の知識を持っているが、中共による学習者への酷い迫害については知らなかったという。
|
映像デザイナーのフローリアンさん |
彼は、「彼ら（学習者）はとても平和的で、とてもまっすぐな人たちだと思う」と言い、「中共はすでに22年間も学習者を迫害してきた。それは1日でも多いと思う。たとえ迫害が1日長引いても許されないことだ」と、迫害が存在すべきではないと考えている。
フローリアンさんは中共による学習者への臓器狩りの犯罪を非難し、「これは歴史において繰り返されてはいけない」と述べた。
迫害と闘う学習者を支援するための署名を行った後、彼は、署名活動を通じて「より多くの人が法輪大法を知るように」と望んでおり、「もっと多くの人に法輪大法の情報を知ってもらうべきだ」と語った。
|
その場で法輪功の動作を学び始めるデュバックさん |
功法の実演を見ていたデュバック氏はなかなか帰ろうとせず、実演が終わるとすぐに学習者から動作を学び始めた。その後、彼は体が軽くなったと感じ、法輪大法を学んでよかったと言った。
通りかかった屋台の店主は学習者たちが静かに坐禅している様子を見た後、感嘆した。「この心に感じる静けさは世界でもっとも美しいものです。学校の生徒たちに法輪功の修煉を行わせるべきです。彼らの心身に素晴らしい効果をもたらすでしょう」と彼女は言った。
