山東省の科学技術大学の定年退職教師・馬俊亭さんに不当判決
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 【明慧日本2021年9月17日】山東省泰安市の法輪功学習者・定年退職の教師である馬俊亭さん(81歳女性)は最近、泰安市泰山区裁判所で裁判を受けた。そして、懲役2年の不当な判決を下され、2019年に判決された3年の刑期を加算され、刑期4年の判決を宣告された。

 馬さんは山東省科学大学の定年退職教師である。法輪功を学んでいるとの理由で、何度も洗脳班で拘禁され、嫌がらせを受けたことがある。

 2018年6月7日午前10時から午後4時まで、泰安市肥城市公安局の警官(男性3人、女性1人)は馬さんに家宅捜索を行い、自宅にあった法輪功の関連書籍、資料などを押収したうえ、ドアに貼り付けた法輪功の文言も外した。警官らは最後に、馬さんにいわゆる「一時出所」の書類にサインを強要したが、馬さんに拒否されたため、馬さんの家族にサインを求めてから去った。

 同年12月29日、肥城市検察庁は馬さん、張緒民さん、劉芊さんら6人の学習者を起訴した。2019年6月13日、肥城市裁判所は馬さんに懲役3年、執行猶予4年、罰金4万元(約64万円)の判決を宣告した。

 2020年11月6日と9日、馬さんは人々に法輪功のカレンダー、資料を送ったとの理由で、泰山区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室の関係者に家財を押収された。

 警官らは資料を泰山区検察庁に提出し、同検察庁は2021年7月22日に馬さんの案件を泰山区裁判所に起訴した。

 最近、泰山区裁判所は馬さんに対する裁判を開廷し、2021年9月2日に判決を下した。そして、肥城市裁判所の(2019)魯0983刑初11号刑事判決書による執行猶予を撤回し、馬さんに懲役2年の実刑判決、罰金3万元(約48万円)、前の懲役3年と合わせて刑期4年の判決を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/8/430570.html)
 
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