スウェーデンの音響エンジニア、簡単に麻薬を絶った
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 【明慧日本2021年9月27日】(明慧スウェーデン記者・何平)スウェーデンのベステルオース市に在住のジョアンさん(39)は、音楽プロデューサー兼サウンドエンジニアである。背が高く、陽気でハンサムな彼は素朴で優しく、おっとりした上品な人に見える。

'图1:约翰(Johan)在炼法轮功第二套<span class='voca' kid='86'><span class='voca' kid='86'>功法</span></span>——法轮桩法。'

法輪功の第二式の功法を煉っているジョアンさん

 もうすぐ40歳になるジョアンさんは、いつも幸せそうに自信に満ち溢れた笑顔を見せるが、20年近くも薬物に溺れ、絶望していたとは誰が想像できただろうか。ジョアンさんをよく知っている人によると、今の彼は以前とはまるっきり別人のようで、まるで殻を脱ぎ捨てて新しい人間に生まれ変わったようだという。一体何があったのだろうか? 彼はどのようにしてドラッグをやめ、人生を取り戻したのだろうか?

 暗闇の中の光

 生まれつき賢くて、音楽が大好きだったジョアンさんは、ピアノを上手に弾くだけでなく、作曲もこなす才能がある音楽家に成長した。残念なことに、両親の離婚が彼の心に大きな影を落とし、さらに交友関係もよくなく、彼は若くして薬物に溺れ、20年近くも麻薬やタバコ、アルコールに浸って、再起不能になった。

 「思い出せば心が痛み過去を振り返る度に、常に罪悪感を感じます。私は依存症に苦しみ、様々な方法を試しましたが、いずれも失敗に終わりました。なぜ生きることがこんなにも苦しいのかが分からず、心はいつも空っぽでした。2011年に旧友から法輪功(法輪大法とも呼ばれる)を紹介されて、暗闇の中で光を見たような気がしました」と、その時のことを振り返り、ジョアンさんは感慨深げに言った。

 「法輪大法の主著である『轉法輪』を初めて読んだとき『真・善・忍』の3文字が心に響き、読んでいるうちに体内にエネルギーが流れているのを感じたのを覚えています。当時は十分に理解できませんでしたが、本によって私の多くの正しくない考えが覆され、それが人々に良い人になるように教えている本だと分からせてくれました。私も良い人になりたいです。しかし『私にはそのような資格があるのか?』と思わず自問しました。当時の私は、本当に自分に自信がありませんでした」

 『轉法輪』を読んでから、ジョアンさんは再び麻薬中毒を絶つ自信を得た。しかし、彼が長期にわたって薬物に依存していたため、それらの良くない嗜好が彼から離れようとしないだけでなく、彼が地元の法輪功学習者とのコンタクトも妨げ、彼自身も学法煉功を続けることができなかったため、薬物中毒を克服しようとするこの試みは、困難な道のりとなった。ドラッグをやるのは簡単だが、断ち切るのが本当に難しいものだ!  こうしてさらに7年間、彼は苦痛の中でもがいていました。

 煉功後 奇跡的に麻薬中毒から抜け出した

 瞬く間に2018年の秋がやってきた。ジョアンさんは心身ともに疲弊していて、その上恋人とも別れた。不規則な生活をしていたため、彼の身体は衰え、仕事も生活も混乱していた。

'图2:阅读《转法轮》,困境中的约翰(Johan)重获新生。'

『轉法輪』を読み、苦境にいたジョアンさんが生まれ変わった。

 ついにある日、崩壊寸前の彼は人生が終わりに近づいているように思えた。パニックに陥った彼は、心の底から何度も何度も「どうしたらいいのか?! どうしよう? 分からない!」と叫んだ。神に出口を求めて祈っていたそのとき、彼はふと「『轉法輪』を読みたい。法輪大法を修煉したい!」という考えが浮かんだ。「その考えが出てきた途端、体にあった焦慮、苛立ち、恐怖と落ち着きのない症状が一瞬にして消えました」

 振り返りながら、ジョアンさんの表情は幸せと喜びに満ち溢れていた。「今、分かったのですが、私の知らないところで、師父はずっと私を見守って下さっていました。暗闇にいる私に光をもたらして下さったのは法輪大法であり、大法を修煉することが私の唯一の活路なのです。本当に心の底から李洪志先生に深く感謝しています!」

 「私は再び『轉法輪』を読み始めて、すぐに読み終えました。今まで疑問に思っていたことの多くが、本によって疑問が解けて、もう一度読みたいと思いました。休憩時間に何時間も読み続けていて、読めば読むほど内容が意味深いと感じ、自分自身がますます目覚めていくような感覚を覚えました。『轉法輪』は私の心の鍵を開け、無限のモチベーションを与えて下さいました。私は抵抗を打ち破り、すぐに地元の学習者たちと連絡を取りました」

 学法と煉功を再開した後、ジョアンさんは約2週間で、20年近く続いていた薬物依存を簡単に、奇跡的にやめた! その直後、彼はタバコやお酒もやめて、長年悩まされていた花粉症もいつの間にか消えていた。

 「私は身をもって法輪大法の素晴らしさを経験しました。今、私は幸せでエネルギッシュで、生まれ変わったようです。法輪大法を修煉することは本当に素晴らしいことです」と、ジョアンさんは笑顔で語ってくれました。

 親友が大法の奇跡を目にする

 修煉後、ジョアンさんは日常生活での今までの行動パターンを変え、あらゆる面で「真・善・忍」の原則に従おうとし、他人に優しく誠実に接し、両親を思いやり、家族や社会との関係はますます調和のとれたものになった。ジョアンさんの心身における劇的な変化は、彼をよく知っている周囲の人々に感動と衝撃を与えた。

 もちろん、ジョアンさん自身も生きた真相であるが、彼はどこに行っても真相を伝え続けていた。大法の素晴らしさについて語るだけでなく、彼は「人生のどん底にいたとき、抜け出す勇気と力を与えて下さったのは法輪大法でした。大法との出会いを幸運に思っており、決して諦めません。しかし、私のような大法の修煉を諦めない人が中国にいれば投獄され、ひいては臓器狩りまでされてしまうのは、本当に心が痛む事柄です」とも述べた。

 中国共産党が、残酷に善良な人々を迫害していると知ったジョアンさんの親友たちは「これは極悪だ!」と激怒した。皆は「真・善・忍」の理念に賛同し、大法が素晴らしいと賞賛し「この功法は確かに違う。人を本質から変えている」と言った。彼らはジョアンさんの言動の変化を目の当たりにしただけでなく、彼がいま創作し演奏する美しいメロディーを持つ音楽作品も、以前とは全く違うものになっていることに気付いた。

 ジョアンさんの両親は、息子が短期間でこんなに劇的な変化を遂げているのを見て大喜びした。彼らにとって、これが信じられないほどの奇跡なのだ。今では、ジョアンさんの母親は、以前のように一日中彼のことを心配したり、恐れたりする必要がなくなった。彼らは皆、中国の学習者に同情しており、特にジョアンさんをはじめとする学習者たちが地元の市街地で法を広め、真相を伝えていることに理解を示し、サポートもしている。

 結び

 最後に、ジョアンさんはこう語った。「本当に心から、人々に『轉法輪』をお勧めしたいです。この本はあなたに良い人間になる方法を教えてくれます。法輪大法は無数の奇跡を起こしていますが、私はそのうちの1人に過ぎません。これは嘘で誤魔化せるものではありません。私の実体験が、より多くの人が法輪功の真実を知ろうとするきっかけになればと思います。真実を知って、初めて善悪を見分けることができ、中共の虚言に惑わされずに済むのです」

 彼は世界中の人々に「法輪大法は素晴らしい!  真・善・忍は素晴らしい!」と伝えたいと言った。また「さまざまな危機を前にして、善良な人々が善悪の間で正しい選択をし、明るく美しい未来を手に入れることができるよう心から願っている」と言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/7/430538.html)
 
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