【明慧日本2021年10月31日】遼寧省本渓市明山区の法輪功学習者・鄧玉林さん(54歳男性)は、桓仁県裁判所により懲役4年と、罰金2万元(約34万円)を宣告された。2021年7月15日に盤錦刑務所に拘禁され、その後錦州刑務所に移送された。10月20日、家族は鄧さんと面会できた。鄧さんは「この中では誰にも会えず、刑務官の姿も全然見えず真っ暗だ」と語った。独房に拘禁されているようである。
鄧さんは2004年9月、妻と共に連行されたことがあり、その後、懲役9年の実刑判決を下され、2013年9月に出所した。
2019年5月23日、鄧さんは桓仁県で法輪功迫害の実態が書かれた真相資料を配布していた際、現地の警官らに連行された。同日、本渓市で連行された学習者は他にも4人いた。翌日、鄧さんと胡林さんは桓仁留置場に入れられた。胡林さんはその後、懲役2年の実刑判決を下され、瀋陽康家山刑務所に拘禁されていた期間中に、迫害されて死亡した。
2020年8月18日午前、桓仁県裁判所は鄧さん、張莉敏さん、張鵬柱さんに対して裁判を行い、それぞれ実刑判決と罰金を強要された。2021年7月、鄧さんは盤錦刑務所に移送される前に、エイズ検査の口実で採血を強要された。
家族は7月19日に盤錦刑務所に電話して面会を予約しようとしたが、許可されなかった。9月22日、家族が再度電話をすると、鄧さんはすでに錦州刑務所に移送されていたという。当日、家族は1週間後の面会を予約した。
9月28日、家族は刑務所の第9監獄区で鄧さんと面会できた。鄧さんはかなり痩せており、半袖の薄い服しか着ておらず、両側や後ろ側にも監視する刑務官がいた。家族は「殴打や虐めなどがあるのか?」と聞くと、鄧さんは「私はないけど、ほかの学習者は殴打されたりした」と答えた。
10月20日、家族は再度、鄧さんと面会した。刑務官は「鄧さんは他の受刑者と違って、各レベルの管理機関の許可が必要です。ほかの受刑者の家族なら、直接監獄区に行って指名すれば面会できる」と語った。鄧さんは今回ちょっと厚い服を着ていたが「中では誰にも会えず、刑務官の姿も全然見えず、中は真っ暗だ」と語った。
正義感のある方々は国際社会に訴えて、ぜひ法輪功学習者らの迫害に関心を寄せ、この迫害を終わらせるために協力を呼びかけよう。