長春市の于春波さん夫妻は拘禁されて1年になる
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年11月6日】吉林省長春市の法輪功学習者・于春波さんと妻・李鳳霞さんは2020年11月、家に侵入して来た警官らに連行されて拘禁されてから、間もなく1年になる。2021年5月、于さん夫妻は不当に裁判を開廷された。9月に、二回目の開廷が行われ、裁判官は「証拠が不足しているため、本日は裁決できない」と宣告したが、当局は于さん夫妻を解放せず、いまだに証拠を補っている。

 消息筋によると、于さんの高齢の母親は現在危篤で、面倒を見てくれる人が必要だという。于さん本人も健康ではなく、2回留置場病院に送られたことがある。于さんは現在長春市第二留置場に、妻は第四留置場に拘禁されている。

 于さん夫妻は長春市の賃貸アパートに住み、朝食を売って稼ぎ、大学就学中の娘を育てている。妻・李さんは、法輪功を学んではいないが、同様に1年近く拘禁されている。

 5月24日、長春市朝陽区裁判所は、于さん夫妻及び他の2人の学習者に対してオンラインで裁判を開廷した。開廷についての情報は弁護士にも家族にも通知せず、弁護士の手続きも受け付けず、弁護士による弁護も許されなかった。オンライン審理だが、テレビ画面は全く暗く、映像が映っておらず、ただ声だけが聞こえた。裁判官は簡単にいろんな罪名を挙げた後、審理を終了させた。審理の最初から最後までの全過程は5分程で、法輪功学習者は誰もが発言できなかった。中国共産党の法律による統治はまるで子供の遊びのようだ。

 于さんの弟・于春海さんは真・善・忍を堅持したとして、2007年に迫害されて死亡、32歳の若さだった。于春海さんに関する情報は下記である。

 誰が吉林楡樹市の于春海さんを殺したのか(写真)


(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/3/433189.html)
 
関連文章