山東省済寧市70代の李桂栄さん、宋成奎さんに不当判決
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 【明慧日本2021年11月18日】山東省済寧市の法輪功学習者・李桂栄さん(77歳女性)、宋成奎さん(72歳女性)はそれぞれ懲役3年、1年6カ月の不当な判決を宣告された。2021年11月9日、自宅で警官に連行され、李さんは魚台県に移送され、宋さんは健康診断の結果が入所基準に満たないとして自宅に戻らされた。

 2020年6月、李さんと宋さんは済寧市任城区裁判所の近くで座っていた時、任城区公安局に身柄を拘束され、身の回りの物品を検査され、その後、家財を押収された。警官の言う理由とは「裁判所を包囲攻撃した」という。その後2人は一時解放された。

 2021年4月10日、李さんは法輪功の無実が書かれた資料を配布した時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、再び任城区公安支局に家財を押収された。李さんは裁判所に起訴され、何度も嫌がらせを受けた。任城区公安支局の警官・于現波は、李さんの娘に「裁判官に渡すと、判決が軽くなる」と言って騙し、2000元分(約32000円)のギフトカードを強要した。

 5月、李さんと宋さんの案件は任城区検察庁に起訴された。裁判官の李娜は2人に「歳なので、判決はされない。だから弁護士を雇わなくていい」と言って騙した。結果、量刑資料には、李さんに3年の判決と宋さんに1年6カ月の判決と記されていた。

 8月13日、李さんと宋さんは任城区裁判所にそれぞれ懲役3年、罰金1万元(約16万円)と1年6カ月、罰金5千元(約8万円)の実刑判決を宣告された。裁判長は続新国、陪審員は楊衛国、高春明、裁判官補佐は王斌、書記は李文静である。

 2人はすでに済寧市中級裁判所に控訴し、弁護士は再審を求めたが、中級裁判長の于健松は開廷せず、原審を維持すると告げた。

 11月9日午後、2人は自宅で任城区公安の警官に連行された。李さんは魚台県に移送され、宋さんは健康診断で入所基準に満たないとして自宅に戻された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/12/433536.html)
 
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