【明慧日本2021年12月17日】遼寧省本渓市の法輪功学習者・范偉さん(63歳男性)はすでに4カ月拘禁されている。2021年11月29日、范さんは本渓市南芬区裁判所にオンラインで不当に裁判を受け、懲役3年と罰金5000元の判決を言い渡された。
2018年12月、范さんは法輪功を学び始めた。法輪功を学んだ後、范さんは法輪功の教えである「真・善・忍」に従って自分を律し、以前患った脳血栓の症状が消えた。元気になった范さんは、同じく脳血栓を患って、自立生活ができない妻の世話をすることができた。
2021年7月、本渓市西湖区彩北派出所の警官は范さんの自宅に不当に侵入した。当時、范さんは不在だったが、警官は自宅にあった法輪功書籍を押収した。
2021年7月20日、范さんは派出所に行き、警官に法輪功は心身に良い気功だと説明し、法輪功の書籍を返すようにと求めた。しかし、警官は范さんを連行して本渓市桓仁留置場に送った。その後、本渓市留置場に移送し、拘禁した。
2021年8月3日、范さんは本渓市南芬区検察庁により不当な逮捕状が発付された。
留置場で范さんは「転向」を強要されたが、従わなかった。
2021年11月中旬、家族は南芬裁判所から電話がかかり、「2021年11月29日に范偉に対して開廷する」との知らせを受けた。それで、范さんの息子は父親の弁護人になると宣言した。
その後、息子は裁判所に委託書、案件の閲覧の申請書、面会の申請書を渡した。11月23日、息子は裁判所で案件を閲覧し、29日午前、留置場に行き、父と面会した。
范さんは息子に「長い間食事を十分に与えてもらえない。あまり寝れない。頭が混乱して何も覚えられない」と話した。息子は「私は法廷でお父さんの無罪を弁護をします。もし、判決を下されたら、控訴しますか?」と聞くと、「控訴する」と范さんは言った。
その日の午後1時、范さんは南芬裁判所によるオンライン裁判を受けた。
法廷で范さんの息子が弁護する途中、裁判長に話を中断された。裁判長は息子に「お前に、法律がわかるのか」と横柄な態度で聞き、「父は法律に違反していません。無罪です」と息子は言った。
裁判で、留置場の警官が、両腕を背中に回され手錠をかけられている范さんに罪を認めるようにと叱責している画面が映っていた。
裁判中、息子は意識が朦朧とした状態の父を見て、父を少し休ませるようにと裁判長に休廷を申し出たが、許可されなかった。
その後、裁判長は法廷で范さんに懲役3年と罰金5000元の判決を宣告した。
息子は父に対する判決を不服として、控訴するつもりである。