【明慧日本2021年12月18日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・李凱さんは2021年5月24日に凌海市裁判所に不当に懲役6年の実刑判決を下され、罰金の名目で1万元の金をゆすられ上訴したが、8月3日、錦州高等裁判所は二審の裁定結果（訳注：判決）を出し、冤罪である一審の原判決を不当に維持した。
2021年5月25日、凌海市裁判所は一審の判決書を李さん本人に送達し、弁護権があることを李さんに告知しないまま、判決書に署名するよう要求した。李さんは一審判決の受け入れを拒否し、判決書に署名することを拒絶し、そして弁護士との面会を要求し、上訴することを留置場に訴えた。
5月31日、李さんの親族から依頼を受けた弁護士が留置場に駆けつけて、李さんと面会し、情況を把握した。翌日、李さんの委託により控訴趣意書を一審裁判所（訳注：凌海裁判所）に提出し、錦州市高等裁判所に転送するように凌海裁判所に対して依頼した。
李さんは（男性56歳）錦州華光電力グループの元従業員で、肝炎を患い、錦州市伝染病病院で治療を受けたことがあるが、長期に渡って治療したが治らず、家族はとても悩んでいた。法輪功を修煉した後、李さんの肝炎がなくなり、心身が健康になり、気持ちが楽になった。李さんは心性を修煉し、善良な人になり、大法の素晴らしさをより多くの人々に伝え、人々に恩恵を与えた。李さんはかつて二度労働教養に科され、さらに不当に懲役4年の実刑判決を一度下された。
2020年12月16日、李さんは朝市で法輪功の真相チラシを配布した時、再び錦州市石橋子派出所に連行され、錦州市古塔区敬業派出所も加わり不当な家宅捜索を行った。李さんが錦州市留置場に連行された後も、警察側は今なお家族に「拘禁通知書」と「物品を押収した明細書」も発行していない。12月29日、凌海検察庁は李さんに対して不当に逮捕状を発付したが、家族には「逮捕状を発付する通知書」をも渡さなかった。
2021年2月23日、錦州市凌河公安支局石橋子派出所が、李さんの冤罪事件を凌海市検察庁に送って不当に起訴した。3月5日、凌海検察庁は意図的に李さんの弁護士を避け、保存してある公文書を凌海裁判所にこっそりと引き渡し、李凱さんの審査・起訴段階における弁護権を不当に剥奪した。
4月14日凌海裁判所は李さんに対していわゆる公開裁判を行ったが、親族をはじめいかなる人をも法廷に入って傍聴に参加することを許さなかった。5月24日凌海裁判所の制定したいわゆる判決文は不当に李さんに対して懲役6年の実刑判決を下し、罰金1万元を科した。李さんが不当に労働教養を二度科され、有罪判決を1回受けたことを口実にして、いわゆる「再犯者」と認定し厳しい判決を与えた。
李さんは一審判決の受け入れを拒否し、控訴するよう弁護士に頼み、7月15日、二審の裁判官は弁護申立てを提出するように弁護士に求め、弁護士は訴訟事件を公然と審理するよう求めたが、8月3日、錦州高等裁判所は二審の裁定結果（訳注：判決）を出し、それは冤罪の判決を維持するものだった。
李さんは現在のところ、依然として、不当に錦州市留置場に拘禁されている。
法輪大法は真・善・忍の基準に従って良い人になるように教えており、正法である。中国の憲法により国民は信仰の自由と言論の自由が規定されている。中国共産党（以下、中共）の江沢民グループが国家権力を利用し、ジェノサイドなどあらゆる手段を駆使して残酷に法輪功を迫害していることは真の犯罪行為である。同時に、中共の迫害の黒幕である610弁公室があらゆる国家の法律を超越して、法輪功学習者に対する嫌がらせ、連行、家財の没収、濡れ衣を着せて入獄させるなどの行為は、国家の法律の実施を破壊しており、中共こそ真の邪教である。国家の「警察・検察・裁判所」などの部門と人員は全て、中共が良い人を迫害する道具に成り果て、これこそ国家法治の実施に対する真の迫害である。
警察・検察・裁判所は本来、国民の個人情報、生命、財産が侵害されないことを保障し、公平で正義を持った法律の執行を維持するべきである。しかし、この中共の政治運動の中では、脅迫された法の執行者が犯罪に利用され、罪のない善良な人々に打撃を与える棒となった。そのため、彼らもこの迫害の被害者であり、善悪には必ず報いがあり、人間が治めなければ天が治めるであろう。
実は、李さんと多くの法輪功学習者が22年来、大法の真相を伝えることを堅持してきたのは、ただ一つの願いのためである。世間の人々と「警察・検察・裁判所」などの関連部門や担当者達がすべて、法輪大法の素晴らしさを理解することができ、同時に中共の江沢民および、610弁公室の邪悪な振る舞いをはっきり見分け、善と悪を区分し、明確に正しい選択をして、善良な人が正しく、素晴らしい未来を選択するよう望んでいるのである。
（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
