真相カレンダーを配布した孫彦智さんに、懲役5年を宣告
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 【明慧日本2021年12月28日】遼寧省撫順市東洲区龍鳳地区の法輪功学習者・孫彦智さん(78歳女性)は2021年5月12日午後、撫順市東洲大街35路バス停で路線バスを待っていた時、いきなりやってきた警官一団に連行され、その後南溝留置場に拘禁された。家族が何も知らない間に、孫さんは東洲裁判所により懲役5年の実刑判決を下された。

 今回の連行の原因は、孫さんが2020年旧正月前に街で真相カレンダーを無料で配布したからだという。

 2020年に連行される

 2020年1月9日、孫さんは街で真・善・忍のカレンダーを配布したとして、当日東洲支局龍鳳派出所の警官らに連行された。当日夜、解放されて帰宅したが、迫害が続いた。同年2月4日、龍鳳派出所の警官一団が孫さんの家に押し入って家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍を奪おうとした。孫さんは書籍を必死に守り、警官らに奪われないように阻止した。警官らは『明慧週刊』という雑誌を押収して立ち去った。立ち去る前に「まだ終わっていないぞ!」と言った。

 2020年6月10日午前、孫さんは派出所に行って法輪功の真相を警官らに伝えようとした。当日午後8時過ぎ、孫さんは派出所から帰宅した。

 2020年武漢コロナウイルス期間中、警官らは不当に孫さんに「住宅監視」を通知した。その後、「2020年10月20日に東洲裁判所で裁判を開廷する」と孫さんに知らせた。

 孫さんは「自分は違法なことはしておらず、ただより良い人を目指しているだけで、どうして裁判所に行かなければならないのか? どうして裁判を受けなければならないのか?」と考えて裁判所に行かず、家を出て暫く放浪生活を余儀なくされた。

 2021年に再度連行される

 2021年5月12日午後2時50分、孫さんはバス停でバスを待っていた際、突然ナンバープレートがついていない車が目の前に止まった。車の中から5、6人が下りてきて孫さんを連行し、即座に南溝留置場に入れた。

 最近の情報によると、孫さんは秘密裏に裁判を開廷され、懲役5年の実刑判決を下されたという。しかし、家族は何も知らなかった。現在、孫さんは未だに撫順市留置場に拘禁されている。

 最近、家族は留置場から、孫さんは「腹痛が起き、検査の結果、10x11cmの腫瘍が出来た」という知らせを受けた。現在、孫さんは少しやつれており、在宅の夫はとても心配しているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/24/435253.html)
 
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