北京房山区の教師・李蘭強さんに、再度懲役5年を宣告
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 【明慧日本2021年12月30日】北京市房山区の法輪功学習者・李蘭強さん(58歳男性)は、かつて計4年の労働教養処分を2回、懲役3年の不当な判決を宣告されたことがある。最近、李さんは房山区裁判所で懲役5年の不当な判決を宣告された。

李蘭強さん

 李さんは北京師範大学を卒業して、北京市海淀区太平路の中学校で数学の教師として勤務していた。1997年10月、李さんは法輪功を学び始め「真・善・忍」の教えに従い、より良い人になることを目指していた。コツコツと働き、3つのクラスの数学を担当していた上に、数学の教育研究組の組長に選ばれた。仕事の分担が一番多いが、業務が優秀で学校のリーダーと保護者に高く評価されている。

 中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害にあい、李さんは不当に身柄を拘束された。留置場・洗脳班、労働教養所、刑務所に拘禁されて迫害を受けた。2001年12月初旬、李さんは学校に騙されて洗脳班に20日間拘禁された。転向しない李さんに対して、学校は警官と結託して李さんの家財を押収し、1年6カ月の労働教養処分を科した。2004年11月、李さんは学校で警官に身柄を拘束され、北京団河労働教養所で2年6カ月の労働教養処分を科された。

 2016年4月20日、李さんは貸家で房山区公安支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、拱辰派出所の警官に身柄を拘束され、房山区留置場に拘禁された。同年5月26日、房山区検察庁から逮捕令状を発布され、10月13日房山区裁判所で開廷された。

 2017年2月9日午前、李さんは再び房山区裁判所で裁判が開廷された。裁判が終わり、留置場に戻る前の待機時間、李さんは発言を禁じられた。李さんは「どの法律が話してはいけないと定めたのですか?」と聞いた。担当者は逆ギレして「俺に法律を聞くな! 俺が法律だ!」と叫んだ。その後、数人の警官がスタンガンで李さんを電撃した。その結果、李さんはショックを受け、頭が壁にぶつかって出血し、右胸も電撃されて酷い怪我をした。

 李さんは房山区裁判所で懲役3年、罰金7000元(約13万円)の不当な判決を宣告された。2018年1月下旬、李さんは北京第二刑務所の第八監獄区で迫害され、2019年4月に家に帰った。

 2021年4月23日夜、李さんは法輪功の無実が書かれた資料を配布した時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報されて、西潞派出所の警官に連行され、房山留置場に拘禁されている。最近の情報によると、李さんは房山区裁判所で懲役5年の不当な判決を宣告された。詳細は調べる必要がある。

 2021年上半期の明慧ネットの報道によると、北京市の法輪功学習者18人は不当な判決を宣告され、少なくとも7人は不当に裁判が開廷され、129人は身柄を拘束され、148人は嫌がらせを受け、脅かされ、4人は洗脳班に送られ、1人は迫害により死亡したという。中共の情報遮断などの原因で報道されていない迫害の事例はまだたくさんある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/27/435384.html)
 
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