非人道的な拷問を受けた劉淑琴さんが死亡 
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 【明慧日本2021年12月31日】(吉林省=明慧記者)吉林省扶余(ふよ)市肖家鎮白面舗村に在住の劉淑琴さん(70代)は、法輪功の信仰を堅持し続けたとして、黒嘴子労働教養所、洗脳班、留置場などで非人道的な拷問や、長年嫌がらせを受けたため、精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けた。2021年5月6日、劉さんは脳出血を起こし、冤罪が晴れないまま死亡した。

 法輪功を学ぶ前の劉さんは体が弱く、十二指腸球部の潰瘍など消化器系の病気にかかり、薬を飲んでも効かなかった。長期的に病気を抱えながら生活していた結果、一日中落ち込んでイライラし、いつも怒って家族と喧嘩をし、辛い日々を送っていた。47歳の時、劉さんはまた椎間板ヘルニアになり、働けなくなったが、1996年に法輪功に出会ったおかげで、病気が回復し、全身に限りない力が溢れるようになった。

 しかし、1999年7.20、江沢民集団が法輪功を迫害した後、劉さんは法輪功を堅持し学び続けたとして、中国共産党の関係者らに迫害されることになった。

 2002年4月、扶余市留置場に拘禁されていた劉さんは、脳血栓の症状が現れ、話すことができなくなった。警官は責任を負うことを恐れ、家族に迎えに来させた。家に帰った後、劉さんは煉功を通じて、正常に回復した。

 2002年8月、劉さんは親戚に法輪功迫害の実態を伝えたが、通報された。そのため、劉さんは1年間、労働教養を強いられ、長春の黒嘴子労働教養所に拘禁された。警官から「決裂書」を書くようにと命じられた時、それを拒否すると、劉さんは大勢から殴られて身体がどす黒く変色し、暖房器具の上に伏せたまま気絶した。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:大勢によって殴られる

 黒嘴子労働教養所に拘禁されていた1年あまり、劉さんは殴られ、労役をさせられ、立ったままの姿勢を強制されたほか、日常茶飯事のように電気棒による電気ショックを加えられたため、劉さんは身心に大きなダメージを受けた。

 2003年10月、劉さんは再び連行され、長春洗脳班に送られた。そこで、劉さんは掌を立てて発正念をしたとして、警官に髪の毛を引っ張られて頭を壁に叩きつけられ、靴で叩かれたため、劉さんの手が数日間腫れ、足も負傷した。 また、両足を組んだまま椅子に座らされ、毎日の朝6時~夜11時まで強制された。1カ月後、劉さんは帰宅した。

 2008年7月、扶余市公安局と各層政府部門の関係者は、大規模に法輪功学習者(以下、学習者)の連行行動を実施した。劉さんも連行され、悪名高い長春黒嘴子労働教養所に拘禁された。

 2018年9月13日と14日、吉林省扶余市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は、「統一して管轄内の学習者を連行する」という指令を各派出所に出した。9月13日の夜、肖家派出所の警官らは塀を飛び越えて、劉さんの家に侵入し連行しようとしたが、劉さんが不在だっため、連行できなかった。

 2019年8月3日、劉さんは肖家駅から扶余に向かうバスに乗っていたところ、警官により連行された。警官は劉さんを連れて劉さん宅に行き捜索を行ったが、何も得られなかった。当日の午後、劉さんは身内が連れて帰った。

 劉さんは「真・善・忍」を信仰し、良い人になろうとしたが、長年の迫害の末、2021年5月6日に無念な思いを晴らせないまま、死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/25/435304.html)
 
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