2021年、1万6413人の法輪功学習者が連行や嫌がらせを受ける(二)
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 【明慧日本2022年1月15日】(前文に続く)

 二、1万527人が嫌がらせを受ける

 明慧ネットが報道した統計によると、2021年に1万527人の学習者が中共の警察と、居民委員会とコミュニティの担当者から嫌がらせを受けている。 最も深刻な嫌がらせを受けた地域は、河北省2211人、山東省1595人、四川省1083人、黒龍江省872人、吉林省750人、遼寧省699人、湖北省554人となっている。

2021年、 中共から嫌がらせを受けた学習者の地域別の人数

地域 嫌がらせを受けた人数
河北省 2211
山東省 1595
四川省 1083
黒竜江 872
吉林省 750
遼寧省 699
湖北省 554
天津市 341
湖南省 309
山西省 268
北京市 244
上海市 234
甘粛省 208
内モンゴル 198
重慶市 182
広東省 135
陕西省 102
河南省 95
江西省 93
安徽省 88
寧夏 68
貴州省 54
雲南省 45
江蘇省 40
福建省 24
浙江省 14
広西 10
新疆 8
所在地不明 2
青海省 1
合計 10527

 迫害事例

 1、真・善・忍を堅く信じる遼寧省の優秀な警察官・王暁明さん、不当に解雇される

 遼寧省撫順市新賓県の学習者であり、新賓公安局の現役警察官・王暁明さん(50)は、「真・善・忍」を信条としているため、2階級降格され、繰り返し迫害された。 2017年7月31日、新賓県公安局は王さんを解雇したことを発表した。

 公務員は毎年年末に査定を受けるが、王さんは毎年の年末査定で優秀な成績でトップに立っていた。彼は永陵派出所でのコンピューターの仕事において、何度も省・市の検査で好評を受けている。彼は修煉をしているため、局から何度も転勤を命じられたが、どこにいても仕事に専念している。しかし、このような徳と才能を兼ね備えた優秀な警察官・王さんが、新賓県公安局の幹部の目障りとなり、その理由は彼は法輪功を修煉者しているからである。今まで何度も迫害を受けてきた。 今度は「不合格の公務員」として解雇されたのだから、とんでもない話だ。

 王さんは、真・善・忍に対する信仰を放棄しないとして、何度も残酷な迫害を受けた。新賓県留置場と撫順市労働教育院で、強制的に転向の迫害を受けた。撫順呉家堡労働教育院での労働による不法な再教育の際、王さんは丸坊主にされ、手錠を掛けられ、5カ月間の厳しい独房での監禁を経験した。王さんは100日以上のハンガーストライキを行い、一時は生命の危機にさらされた。 長い間の灌食で体におできができ、片方の耳にもおできができ、耳の鼓膜が破れて聞こえなくなった。後に撫順羅台山庄に連行され、強制的に洗脳を受けさせられた。 詳しくは明慧ネットの「大法弟子の王暁明さんが撫順労働教育院で悪辣な警官に迫害された事実」を参照。

 2、河北保定大学の教員 学習者の宋占表さん度重なる嫌がらせを受け 試験監督資格を取り消される

 河北省保定市では最近、「ゼロ運動」の名目で学習者への嫌がらせが行われており、河北保定大学の教師で学習者の宋占表さんも何度か嫌がらせを受けたことがある。2021年6月2日、保定東関派出所の警察官が宋さんの大学にやって来て、家に入れてくれるように頼み、宋さんは拒否した。 拒否の理由として、(1)警察が強制的に個人宅に入るのは違法である、(2)国の憲法の規定では、信仰の自由は国民の基本的な権利であるという。

 (2021年)6月8日、宋さんは出勤後、学部の教務秘書から国家英語能力試験の試験官としての資格を剥奪されたとの通知を受けた。

 2015年、法輪功迫害の首魁である江沢民を告発した宋さんは、大学での講義資格を取り消されたのである。

 3、武漢港湾工程設計院を定年退職した上級エンジニア・王用華さん 流浪生活を強いられる

 武漢港湾工程設計院の定年退職した、上級エンジニアである学習者の王用華さんは、学習者である息子さんが範家台刑務所で錯乱状態になるほど迫害され、出所して間もないのである。 邪悪な「ゼロ運動」の迫害の中で、王さんは嫌がらせを受け、数日前から流浪生活を強いられたのである。

 悪人らは、彼女の家に何度も押し入り、彼女を洗脳班に連行しようと企み、そして「五書」を書かないと退職金も医療保険も打ち切ると脅した。

 三、608人が洗脳班で迫害を受ける

 明慧ネットの統計した報道によると、2021年に中国本土で不当に強制洗脳を受けた学習者は、608人にのぼるという。

2021年、中共の洗脳班に収容された学習者の地域別の人数

地域 洗脳迫害を受けた人数
湖北省 124
山東省 117
吉林省 81
安徽省 40
四川省 39
山西省 38
河北省 29
浙江省 22
江蘇省 18
湖南省 17
甘粛省 16
江西省 15
広東省 8
広西 7
北京市 6
内モンゴル 5
新疆省 5
福建省 4
重慶市 4
河南省 3
青海省 3
遼寧省 2
貴州省 1
黒竜江省 1
陕西省 1
上海市 1
天津市 1
合計 608

 迫害事例

 1、武漢の公務員・周愛琳さんが9回目に洗脳班に監禁される

 武漢礄口工商局の公務員で学習者の周愛琳さん(53)は、15日間の不法拘束の終了日に2021年9月29日、再び国家安全保衛部門の警察官に連行され、武漢市礄口区の洗脳班で迫害を受けている。

'周爱琳遭国保警察绑架时的照片'

周愛琳さんを強制連行する国家安全保衛部門の警察官

 周愛琳さんは、武漢橋口工商局財務課の監査役を務めており、工商局の各部門の経費の支出の審査を担当している。1997年に法輪大法の修煉を始めた後、彼女は個人の損得を考えず、自分の職務を全うをしていた。ある年、新年が近づき、銀行の仕事を協力してくれたに対する感謝の証として、局の財務課のメンバーの一人一人に礼品と赤い封筒に入れられた現金を銀行から贈られた。爱琳さんと他の学習者2人(会計士と出納係)は礼品と赤い封筒に入れた現金を銀行に返したのである。銀行の職員は驚き、「昨今では、赤い封筒をもらわない良い人がいるのだ」と褒め称えた。

 周愛林さんは22年間、法輪功の修煉に固執したため、8回連行されて洗脳班に入れられ、3回不法に拘束され、公務員の資格を不当に取り消され、工商局の下部にある工商所に降格され雑務の仕事をさせられている。

 2、広州市の弁護士・朱宇飆さんが洗脳班に連行される

 1971年10月生まれの朱宇飆弁護士は、中山大学法学部を卒業後、広東維徳法律事務所、恒基法律事務所で弁護士として勤務していた。

 2021年4月11日、広州市海珠区公安局と新港派出所の警察官10数人が、朱宇飆弁護士の自宅に踏み込み、いかなる「証拠」も提示せず、朱さんを洗脳班に連行した。海珠区政法委員会、新港街道委員会、中大コミュニティ委員会が迫害に参加した。

広州市の学習者・朱宇飆さん

 朱さんは、人間としての道徳的良心を貫き、強権に恐れずあえて弱者の合法的な権利を擁護している。 彼は恵まれない人々を、しばしば低費用、割引、あるいは無報酬で弁護している。 新聞にこのような彼を2回報道した。

 朱弁護士は、迫害された学習者のために公然と正義を求める、広東省で最初に手を挙げた弁護士である。2005年から2006年にかけて、不法に裁判にかけられた3人の学習者を弁護し、その見事で謹厳な弁護は傑作と称され、中共の法廷に苦しい立場に追い込み、震撼させたのである。学習者を擁護したため、朱弁護士は広東省司法庁の幹部から「反革命分子」と呼ばれ、公安局から起訴すべき人物「ナンバーワン」に挙げられ、中共の迫害を繰り返して受けている。 広東省司法庁は、朱弁護士の資格を違法に剥奪した。

 四、年配者の学習者が受けた迫害

 明慧ネットの統計した報道によると、2021年に65歳以上の学習者1318人が連行され、嫌がらせを受けたという。

 この内訳は65歳から70歳が283人、70歳から80歳が667人、80歳から90歳が350人、90歳以上が18人となっている。 最高齢者は95歳である。

2021年、65歳以上の学習者の連行や嫌がらせに関する統計

年齢 連行された人数  年齢 嫌がらせを受けた人数
65~70 193 65~70 90
70~80 360 70~80 307
80~90 131 80~90 219
90以上 3 90以上 15
合計 687 合計 631

(注:65歳以上の学習者の連行や嫌がらせは実名による統計)

 迫害事例

 1、吉林省吉林市の86歳の学習者・何文薈教授が連行される

 2021年7月16日午前9時過ぎ、泰山路警察と地域の男女4人が86歳の何文薈さん(林業学院の退職教授)宅に押し入り、「まだ法輪功を修煉しているのか?」と尋ねた。何さんは「修煉している」と答えた。

 女性一人(警察官か地域の人かはわからない)が携帯電話で録画をしていた。 警察は家の中を調べ、法輪功の書籍、創始者の写真、『明慧週刊』、『正見週刊』を見つけた。そしてパトカー3台と警察官を呼び、これらのすべてを持ち去った。何さんは連行され、何さんに雇われていた男性の保母、学習者である呉徳修さんも連行された。

 情報によると、今回の行動は「7.20」に際して、吉林豊満支局が泰山路公安局と結託して行った作戦とされる。

'何文荟家楼下的现场画面'

何文薈さん宅前にいる警察官

 2、北京の上級エンジニア潘勤さん(85)、繰り返し違法な家宅捜索を受ける

 明慧.ネット2021年12月6日の報道によると、北京の85歳の学習者・潘勤さんが信仰を堅持したために、労働による違法な再教育などの迫害を受けたと報じた。 近年、80代の潘さんは、人々に法輪功の真実を分かってもらうために、苦労を顧みず真実を伝え続けた。公安の尾行や監視、あるいは自宅への踏み込みや嫌がらせを繰り返して受け、老人の普通の生活を著しく阻害し、私有財産を奪った。

 潘さんは清華大学を卒業後、上級エンジニアとして務め、すでに退職しており、今は北京市石景山区に住んでいる。 老人は20年以上修煉しており、道徳的にも肉体的にも健康で、80歳を超えても毎日仙山に登っており、若い人には敵わないほどである。

 2021年4月23日、潘さんの自宅が書類を見せない集団に襲撃され、ノートパソコン1台、プリンター1台、1000元以上の真実が書いてある紙幣と、その他の個人用品を奪われた。

 2021年10月1日午前9時頃、潘さんとある学習者と香山市へ真実を伝えに行き、中共の嘘言に騙された2人の高校生に通報された。 警察は彼らが持っていた資料を見つけ、香山派出所に連行した。

 2020年2月26日午後3時頃、石景山公安局の指示で、八角派出所と八宝山派出所の警官、所在地区の自治委員会の十数人が、潘さん宅に押し入り、不当な家宅捜査をした。

 3、吉林省の90歳近い蔡秀芳さん、秘密裏に法廷で違法に裁かれる

 2021年5月14日正午、学習者・蔡秀芳さん(89)は、西関馬市で法輪功の真実を伝えていたところ、黄旗、北山、長春路の三つの派出所の警官らに連行され、強制的にパトカーに乗せられ鉄格子に閉じ込められた。警察は老人から家の鍵を取り上げて家宅捜索をした。 午後8時、彼女は「仮保釈」で帰宅した。その後の情報によると、2021年10月28日、彼女は船営区裁判所で秘密裏に不当な裁判を受けたという。 裁判の結果は不明である。

吉林省の学習者・蔡秀芳さん

 蔡さんはかつて多くの持病を抱え、苦しんでいた。1996年4月、彼女は法輪功を修煉し始め、まもなくすべての病気が治り、病気がない素晴らしい感覚を味わった。蔡さんは、健康な体を与えてくれた法輪大法に限りなく感謝している。 彼女は3年間しか学校に通わず、法輪大法を修煉を始めた当初は、法輪大法の主著『轉法輪』を読めなかったので、夫が一字一句教えてくれた。その後、彼女は自力で『轉法輪』を読み通すことができるようになり、今では法輪大法のすべての経典を流暢に読めるようになった。

 4、重慶市渝北区に住む95歳の学習者・何澤民さんは、繰り返し嫌がらせを受ける

 2021年、渝北区回星の街道事務所の職員は、95歳の学習者・何澤民さんの自宅を数回訪問し、硬軟両面から何さんに対して、提供した書類にサインするよう強要し、または誘惑した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/8/436567.html)
 
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