明慧法会|いとこを救出する過程で心性を修める(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月18日】(前文に続く)

 法廷に入って傍聴し裁判長と会って話す

 その後、裁判所は私のいとこに対して不当な裁判を行いました。その時私は傍聴していました。同修は私に「国内安全保衛部門(以下、国保)は誰が傍聴しているか裁判所のカメラで監視している」と注意するように言い、国保が後日報復するのではないかと同修は恐れましたが、私は恐れませんでした。最初の不当な裁判では、直系の親族しか法廷に入れず、私はその時「私は法廷に入らなければならない、私は宇宙で最も正しいことをしており、私の事は師父が見守ってくださっており、他の生命にはその資格がない」と思いました。法廷に入ることはいとこに対する励ましにもなり、さらに私たちは法廷での様子を知る必要がありました。私にいとこを救いたいという心があり、師父のおかげで私は順調に法廷に入ることができました。家族を加えて、合計4人が入りました。最初に発した正念のおかげで、その後のいくつかの不当な裁判でも、同修が入ることが許可されました。

 ある時、裁判長が陳情を受けつける日に、私は直接裁判長に会って話をし、裁判長に「私のいとこは法を犯したわけではなく、さらに裁判官は犯罪の証拠もない状況下で、不当に裁判を遅らせ、それは『証拠』を補充し、罪名をでっちあげるためであるので、裁判所にいとこの無条件釈放を求めます」と伝えました。裁判長は「裁判所で解決策を相談しましょう」と言いました。しかし省の公安局からの直接の圧力により、最終的にいとこは濡れ衣を着せられ判決を受けました。

 期待通りの効果は得られませんでしたが、救出の過程で、私は多くの人心を取り除き、その主なものは恐れる心でした。以前私は裁判の傍聴に参加したことはなく、言うまでもなく裁判長と会って話したこともありませんでした。今では同修を連れて傍聴に行き、さらにあえて裁判長と直接話をすることもできるようになりました。裁判長と話したことを経て、自分のメンツを重んじる心、焦る心、恨む心などを程度の差こそあれ、多くを放下しました。

 体の妨害を排除する

 いとこの案件が高等裁判所に控訴された後、しばらく知らせがなく、私は控訴状が届いているかどうかを高等裁判所に尋ねたいと思いました。1日目の夜、下駄箱に物を入れた時、急に腰が動かなくなったと感じました。しばらく動きを止めてからまた動いてみましたが、やはり痛みが強くて歩けませんでした。私はただ我慢し、壁につかまって少しずつ動いて行きました。なんとか寝室に移動してベッドに横になっても、今度は寝返りを打つのが大変でした。私は「このままでは立ち上がれなくなってしまう、明日は高等裁判所に行かなければならない。このままではだめだ!」と思いました。私はゆっくり体を起こし、ゆっくりベッドサイドに移動し、立ち上がろうとしましたが、痛みが強くて立ち上がれませんでした。

 その時、夫が起きてきて、私の部屋のドアが開いているのを見て、「どうしたの?」と尋ねました。私は「私は煉功をしたいのですが、腰が痛くて立てないので、手を貸してください」と言いました。しかし夫は私を引き上げることができず、私は腰を上げることができませんでした。夫は「こんなことでは、動功をする意味がないのではないか? 坐禅をすればいい」と言いました。私は仕方なくベッドの上で坐禅し、1時間後に私は床に降りられるようになり、さらに五式の功法を煉りました。その間、夫が2回来て、私に「できますか?」と尋ねました。私は「大丈夫、あなたは寝てください」と言いました。

 煉功を終えたのは、すでに午前3時を過ぎていました。私は夫の部屋のところに行き、夫を起こして煉功させました。「一晩中眠れなかった」と私が言うのを聞くと、夫は私に「すぐに寝なさい」と言いました。私は「いいえ、私はまだ煉功を続けなければなりません」と言いました。私は再び夫と五式の功法を行いました。6時の発正念の後、私は車で高等裁判所に向かいました。この過程で、もし私が起き上がって煉功しなかったなら、本当に起き上がれなくなり、いつまでも横になっていなければならなかったかもしれませんでした。これは実際には旧勢力による妨害であり、私を高等裁判所に行かせないようにしたのですが、結局旧勢力の妨害は成功しませんでした。

 いとこの家族を大切にする

 私の目の前で、いとこが連行された時、警察は私を連行しませんでした。このことはいとこの家族にとっては非常に理解しがたいことで、私を恨み、不快な言葉を言いました。ある時、彼らが考えた、いとこを救出するための方法や要求に私が同意しなかったため、彼らは思いもよらず私を脅したこともありました。かれらの脅しに直面し、私の心もつらくなりました。しかし、私は彼らの気持ちを理解することができ、彼らの立場に立って物事を考えることができました。彼らは常人なのです。私は常に自分を探し、自分自身を修めなければなりませんでした。私は心を動かさず、争いませんでした。

 ある時、私たちは一緒に留置場に行き、いとこを訪ねに行く途中で、年下のいとこが、年下のいとこの姉(訳注:いとこ)に伝えたいことがある、と言い、これについては私の娘は別の意見を持っていました。年下のいとこは消極的な態度で、不快な言葉を言い、私たちを苛立たせました。私は何も言いませんでしたが、娘は我慢しきれずに、年下のいとこと私の娘は口論になりました。私はすぐに娘に余計なことを言わないようにと言い、そして年下のいとこに「子供のようなことを言わず、あなたのお姉さんに会いに行くのを遅らせないように」と説得しました。年下のいとこはそれでやっと怒りがおさまりました。私は娘に「義理のお姉さん(訳注:年下のいとこ)に失礼でしょう? 義理のお姉さんに謝りなさい」と言いました。娘は納得しなかったものの、義理の姉(訳注:年下のいとこ)に謝罪し、さらに食事に誘いました。

 いとこに会ってから帰ってきて、「私たちは修煉者です。 修煉者が常人とけんかをするのですか?」と私は娘と今回のことについて交流しました。しかし娘は納得せず、さらにかなり不機嫌になり、「今回のことのために私たちの家族がお金を使い、忙しく働いたりして多くの犠牲を払っていると感じました。いとこの家族が来ると言うので、私たちは必ず食事と宿泊を用意して送迎しました。お金も手間もかかっているでしょう? しかし彼らはお礼を言わないばかりか、さらに言葉の端々には小言や皮肉をそれとなく含んでおり(注:方言で、不快なことを言うこと)これは不公平じゃないの?」と言いました。娘はしばらく納得がいかず、私も慌てて交流しようとせずに、毎日娘と一緒に法を学び、法を学び終わった後もあまり言わないようにしていました。数日後、再び娘と交流したところ、娘は自分が間違っていたことに気づきました。その後年下のいとこが再び私たちのところに来て年下のいとこの姉(訳注:いとこ)に会いに来た時、娘は車で迎えに行き、さらに食事に誘うと、恐縮していました。私も「大法は私と娘を心の広い人間に変えてくださった」と感慨しました。

 いとこが留置場に拘禁されている間に、いとこの娘が2回ほど私にお金を要求してきました。この子供(訳注:いとこの娘)は幼い頃から反抗的な性格であることを私は知っています。今でも家庭内でのトラブルが多く、わざと私を狙ってお金を要求してきた可能性がありました。しかし、何しろ目の前で母親が連行されたのに、私が元気なのを見て、彼女は心のバランスを崩し、さらに一人ではうまく生きていけないと思ったのです。私は思いやりを持って彼女と接しました。私は彼女に美味しいものを作ってあげたり、お金をあげたり、一度は2000元をあげました。徐々に彼女も変わっていきました。もう私に抵抗しないばかりか、私のことを尊敬さえもしました。大法弟子の善が彼女の心を動かしたのだと私は知っていました。彼女が変わっていく過程で、私は自分の利益心を放下し、自分の容量を拡大し、着実に心性を修めることが修煉者にもたらされる昇華と向上であることをより深く理解しました。

 不当に拘禁されていたいとこが戻ってきた後、私は一度だけいとこを訪ねたことがありましたが、いとこの娘が私にお金を要求してきたことについては一言も触れませんでした。その後、いとこは家族から聞いて娘が私にお金を要求し、私がそれを黙っていたことを知り、特別に感動しました。いとこは、いとこの父親は私がとても善良だと言っていた、と言い、いとこの妹は、私のようにこんなに良い人はどこを探せば見つかるのか?、と言いました。いとこは妹たちに「このような良い人は法輪功の中にしかいません」と言いました。

 今回のことで、私は「大法弟子として、私たちはすべての行動と発言において自分自身を厳しく律しなければならず、そうしてはじめて大法の純正さとすばらしさを実証することができる」と深く感銘を受けました。

 私の修煉過程をまとめてみると、まだまだ足りないところがたくさんあることがわかりました。不足の点のいくつかは気づいておらず、ある点は自分が手放したくないものや、手放したいと言っているのに、いつも繰り返し現れてくるものもありました。しかしどんな状況であっても、師父が法を正される終わりの瞬間を迎えており、これ以上執着心をはびこらせるわけにはいきません。時間は限られてきており、私もできる限り自分をしっかり修め、師父の望まれる合格した弟子になります。改めて師父の慈悲なる済度に感謝申し上げます! 雨風の中で共に法を実証してくださった同修の皆さんに感謝いたします!

 (明慧ネット第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/20/433264.html)
 
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