瀋陽市の張筠さん(78)に懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2022年1月21日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・張筠さん(78歳女性)は人に法輪功が迫害されている実態を伝えたとの理由で、当局の裁判所に懲役3年(2020年12月25日~2023年12月22日)の実刑判決を下された。張さんは2021年12月21日、遼寧省第二女子刑務所に収容され、2022年1月に第三監区に拘禁された。

 刑務所側は張さんが家族と電話すること、面会することを許さなかった。

 判決を受ける前、張さんはすでに1年以上拘禁されていた。警官は数回も張さんの家へ行き、家宅捜索をして騒いだ。

 張さんは学生時代、共産党の宣伝を信じ、人より優位に立とうと、無理矢理に各労働に参加していた。そして、若くして肺結核、胸水、腰痛、頻脈、貧血、神経症、不眠症などを患い、病院での治療効果がなく、苦しみながら必死に生きていた。そして、近所の親切な人に連れられて、お寺に行ったり、お香を焚いて仏様を拝んで、病気が治るように願ったが、役に立たなかった。

 幸いにも、1995年春、張さんは法輪功に出会い、法輪功創始者の説法のビデオを見て、深く感動し法輪功を学ぼうと決心した。その後、法輪功を学んで、張さんは優しくて明るい性格に変わり、知らないうちに病気が完治した。張さんのことを目の当たりした周りの人々が次から次へ法輪功を学び始めた。

 2019年12月4日、張さんは娘・董梅さんとともに連行され、瀋陽市留置場に拘禁された。情報筋によると、張さん親子を連行するため、警官は長い間張さんの家の近くで待ち伏せしていたという。娘はその後、瀋河区検察庁から瀋河区裁判所に起訴された。2020年10月28日、裁判所は娘に懲役2年の判決を言い渡した。張さんは片目が失明し、もう片目も視力低下したため、2019年12月20日に解放された。

 2020年8月20日、張さんはバス停で新東派出所の警官に連行され、家宅捜索を受けた。その後、帰宅した張さんは居住監視をされた。そして、12月23日朝7時、警官は張さんの家へ行き、PCR検査をさせるという口実で、張さんを連れて行ったが、検査後、張さんを派出所まで連行した。警官は「明日、あなたに対する裁判を行う」と言って、張さんを帰宅させなかった。張さんは「それはいけません。私の行方を知らない家族は私を、心配するから」と、帰宅を要求した。それで、警官は上司に報告して、張さんを帰宅させた。

 しかし、2020年12月24日朝9時、張さんは于洪区裁判所に呼ばれ、不当に裁判を開廷された。

 遼寧省第二女子刑務所は第一女子刑務所の隣にあり、2021年8月1日に1635人が収容され、2021年末には約2000人が収容されるようになった。

 2020年1月1日から、第二女子刑務所の新しい入所者はすべて「ゼロ入所」となった。「ゼロ入所」というのは、私物はすべて持ち込み禁止で、刑務所のロゴ入り囚人服を着用することである。刑務所は、刑務所ロゴ入り囚人服は刑務所外では着用できないので、出所当日に衣類を持ってくるように事前に家族に通知を出すらしい。

 以前、学習者は刑務所に送られると、監獄区に入れられ「転向」を行われたが、疫病の影響で隔離が必要となり、新しい入所者はまず、第二監獄区に入れられ、約1カ月間、刑務所のルールと労働の技能を「学習」することになった。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打

 同刑務所は学習者を「転向」させるために受刑者を利用し、平手打ち、殴打、立たせる、裸にして冷気を吹き込む、蹴る、殴る、他の学習者との接触、家族との電話、買い物を許さないなどの迫害を行なっている。

 2021年5月のある日、警官は第一監獄区7小隊302部屋で、遼寧省瀋陽市鉄西の学習者・金紅さんは殴打され、服を脱がされてベッドに縛られ、窓を開けて冷たい風を浴びせられた。

 2021年6月のある日、第一監獄区9小隊311部屋で、背が140センチで25キロしかない大東区の学習者・龍淑芬さんは多くの受刑者に囲まれて4時間にわたって殴打され、数度も意識不明になった。

 2021年8月のある日、第一監獄区9小隊311部屋で、立たされた董梅さんは受刑者らに殴打され、頭や体の数カ所を負傷し、歩行困難になった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/16/436873.html)
 
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