黒竜江省の教師・孫士偉さんは、刑務所に拘禁された
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 【明慧日本2022年2月9日】黒竜江省穆棱(もくりょう)市の法輪功学習者・孫士偉さん(68)は懲役6年6カ月の実刑判決を受けた。2021年12月29日、孫さんは牡丹江市刑務所集中訓練隊からチチハル市の泰来刑務所に移送された。刑務所で15日間隔離された後、第十監獄区の第二分監獄区に収容された。

孙士伟

孫士偉さん

 2020年4月24日、ある高齢者の家の窓ガラスの交換を手伝った後、警官に連行された孫さんは、その後、懲役6年6カ月の実刑判決を宣告された。

 2021年10月28日、孫さんは黒竜江省穆棱市留置場の警官に牡丹江市刑務所集中訓練隊に送られ、2カ月後に泰来刑務所に送られて拘禁された。

 1954年生まれの孫さんは、穆棱市教員研修学校の元美術教師で、絵画や書道を熱心に学び、才能のある優秀教師と評判になった。

 若い頃から、芸術的な才能があることで知られた孫さんは、友人たちによく作品を自宅に飾るよう勧められた。謙虚で勤勉、そして熱心な孫さんは、絵を学びたい人に、熱心に教えていた。学校の教材編集や、教員の育成も行った。教え子の中には、中央美術学院に進学した子もいた。

 法輪功を学ぶ前の孫さんは、重い胃潰瘍、腎臓炎、関節炎、気管支炎、心臓病、甲状腺機能亢進症、鼻炎、痔などの病気を患い、あちこちの病院へ治療しに行ったが、大金を費やしても病状は好転せず、悪化する一方だった。

 しかし、絶望していた孫さんは、1997年に法輪功に出会って学び、1カ月半後には患っていた病気が奇跡的に完治した。それから、薬も飲まずに健康になり、親孝行をし、家族と睦まじく暮らしていた。

 2001年5月、法輪功を学び続けているとして、孫さんは労働教養処分1年を科された。

 2005年、ある歌の会で、孫さんは法輪功の師父を敬う気持ちを表すため、法輪功学習者が創作した歌を一曲歌った。そのため、2006年6月7日に懲役8年を宣告され、ジャムス市蓮江口刑務所に拘禁された。

 刑務所で孫さんは「転向」しないため、さまざまな拷問を加えられた。家に残された妻と高齢の母親、息子2人は、辛い日々を過ごした。妻は毎日のように市場で物を売って生計を立てた。そのため、幼い長男がお婆さんの世話をするしかなかった。

 孫さんの母親は息子の帰宅を待ち望み、ショックと心労で倒れ、寝たきりになった。その後、癌を患い、両目も失明し、2012年に息子に会えないまま死亡した。

 2013年9月22日、孫さんは出所して帰宅したが、学校側に公職を解かれた。仕事を失って給料もなくなり、年金までなくなった。

 そのため、孫さんは生計を立てるため、仕事を探すしかなかった。

 2020年4月24日、孫さんは年配者の家のガラス交換を手伝った後、警官に連行された。その後、懲役6年6カ月の判決を下された。

 孫さんが再度連行されたことは、家族に大きなダメージを与えた。妻は何度も意識不明になり、乳がんを患って乳房に大きな穴があき、毎日膿と血が出ていて、苦しんでいる。そのうえ、孫さんの長男は母親の世話をするため、海外での仕事を断念するしかなかった。

 孫さんの家族は毎日、孫さんのことを心配し、孫さんの帰宅を待ち望んでいるという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/26/437296.html)
 
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