「北京冬季五輪」の治安維持のため 北京の焦淑英さんが拘禁される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年2月11日】「北京冬季五輪」の前、北京市昌平区宏福苑小区に在住の法輪功学習者・焦淑英さん(60歳女性)は、当局の警官に「北京冬季五輪」の治安を維持するため、2022年1月23日、自宅から連行され、昌平留置場に拘禁された。

 2022年1月23日午後5時、焦さんは昌平の警官に自宅に押し入られ連行された翌日、昌平留置場に送り込まれた。この前、平西府派出所の警官は「人口調査」という口実で、焦さんの家に行き、焦さんが家にいることを確認した。その後、昌平公安局の国内安全保衛部門の警官は、焦さんを自宅から連行した。

 警官は「2021年1月、焦淑英は法輪功の資料を配る姿が、監視カメラに撮られたが、焦淑英を探し出せなかった。その後、疫病による昌平区宏福苑小区の封鎖で、PCR検査のため、家族から焦淑英の情報を知って見つけた」と、焦さんを連行した理由を言った。しかし、小区が封鎖を解禁した後、警官はすぐに焦さんを連行しなかった。「北京冬季五輪」の前になって、焦さんを連行したのは、いわゆる治安維持のためである。

 北京市懐柔区九渡河の出身の焦さんは、法輪功を学ぶ前、リウマチ、肝臓病、胃病、十二指腸潰瘍、神経衰弱、中耳炎、腰椎椎間板ヘルニアなど20種類以上の病気を患い、毎日薬を飲んでいた。極度に痩せ、顔色が悪く、風で吹き飛ばされそうだった。当時まだ36歳の焦さんは、まるで60代のように見え、毎日病気に苦しめられ、短気になった。そのうえ、健康上の理由で仕事も失った。

 1998年、焦さんは法輪功を学び始め、法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分に要求し、悪習慣を捨て、優しい性格になって健康を取り戻した。

 しかし、1999年7月、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。焦さんは法輪功を学び続けているとの理由で、当局に数度も連行され、洗脳班や留置場に拘禁され、強制的な灌食や殴打などの拷問を与えられた。

酷刑演示:野蛮灌食

拷問の再現:野蛮な灌食

 1999年11月、法輪功の陳情で横断幕を掲げた焦さんは15日間拘留された。焦さんはさらに、2000年4月25日から15日間、7月に1カ月間、11月に1カ月間、この1年に3回も拘留された。

 2001年3月、迫害から逃れるため、妊娠中の焦さんは放浪生活をするしかなかった。その間、焦さんは娘を生んで帰宅したが、数日後、警官に連行されて留置場に入れられた。殴打、冷たい水を浴びせる、体罰などの迫害を加えられた。

 焦さんの夫が法輪功を学んでいて、患った病気は完治したが、当局の迫害を恐れてやめてしまった。そして、当局が焦さんに対する迫害で、重圧を感じた夫は2004年4月6日に死亡した。

 2007年7月、黄坎派出所の警官は焦さんを連行し、懐柔区留置場に拘禁した。留置場で焦さんは猛打や灌食の拷問を受けた。

 2015年9月、警官は焦さんの家に行って嫌がらせをした。2016年7月5日、焦さんの義理の弟の家にも行って、焦さんの電話番号を聞き出した。2017年、焦さんは家にいなかったが、警官は数度も焦さんの家に行って、家族に嫌がらせをした。

 現在、90代の母親と1歳未満の孫の世話をしていた焦さんが連行されたことで、家族がとても大変な状態になっているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/7/438658.html)
 
関連文章