河北省の黄宏磊さんに懲役1年半の不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年3月22日】河北省唐山市在住の法輪功学習者・黄宏磊さん(男)は、法輪功(中国の伝統気功)を信仰しているとして、2022年2月18日、開廷され懲役1年半の実刑判決を宣告され、冀東刑務所に連行された。

 海苑中潤煤化工有限公司の従業員である黄さんは、2021年3月30日、住宅街で法輪功に関する真相資料を配布している時に通報され、連行された。警官は黄さんを4月2日まで派出所に拘束した後、楽亭拘置所に移した。この期間に黄さんの家も家宅捜索された。

 4月11日、黄さんの弁護士が面会に行った時、看守は弁護士に面会をさせなかった。

 海港区経済開発区検察庁は2021年4月22日に黄さんの連行を承認し、5月に欒県検察庁に事件を移管した。黄さんは県検察庁から2021年6月上旬に起訴された。

 欒県裁判所は2021年8月25日、11月26日、12月29日の3回、それぞれ黄さんの事件の審理を行った。検察官・李国華は、1回目の審理で黄さんに8カ月から12カ月の判決を下すことを提案した。黄さんの弁護士は、検察官が黄さんに違反したとされる法律はどのようなものかを示す証拠を提示しなかったと主張した。検察側は審理の後、警察に対して黄さんの証拠収集を続けるよう要求した。3カ月後、2回目の審理が行われたが、検察側は依然として黄さんに対して有効な証拠を提示することができなかった。

 12月29日の第3回目の審理で、黄さんは、自分は法輪功を修煉することで何の罪も犯していないことを主張した。当局の圧力にもかかわらず、黄さんは信仰を放棄することを拒否した。裁判長・李昌進は審理を中断し、法廷の外で検察官と私的に話をした。そして、翌日、黄さんに対して懲役1年半、罰金3000元の判決を言い渡した。

 河北省は、法輪功への迫害が最も厳しい地域の上位に位置している。同省で信仰を理由に判決を受けた男性学習者のほとんどは冀東拘置所に拘禁されている。拘置所職員は、昇進のために法輪功学習者の拷問に積極的に参加した。また、彼らは減刑と引き換えに、受刑者に学習者を虐待するよう扇動した。320人以上の法輪功学習者が冀東拘置所に拘禁され、少なくとも20人が拷問で死亡した。

 河北省にある冀東拘置所は、河北南部塩田とも呼ばれ、1956年に建設された中国最大の塩田である。冀東刑務所は渤海湾の一部で、面積は300平方キロメートル、本部から海まで数十キロメートルにわたって広がっている。地東支部には合計9つの刑務所があり、そのうちの1番目、2番目、4番目、5番目の刑務所が法輪功学習者への迫害が最も深刻である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/25/439374.html)
 
関連文章