【明慧日本2022年3月23日】四川省成都市新津区の法輪功学習者・鄭淑賢さんは、法輪功を学び続け、人々に法輪功が迫害されている真実を伝えていたため、中国共産党当局に連行されて拘禁され、家宅捜索され、罰金を科され、監視されるなどの迫害を加えられた。2011年11月、新津蔡湾洗脳班に拘禁されている間、鄭さんは中枢神経破壊の薬物迫害を受け、心身ともに大きなダメージを受けた。長年苦しみを余儀なくされた鄭さんは、2021年1月18日に死亡した。享年83歳。
鄭さんは成都市新津区鄧双鎮に在住で、足に障がいがあり、法輪功を学ぶ前には多くの病気を患っていた。1999年1月、法輪功に出会って学び始めた鄭さんは、法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分に要求し、知らないうちに患っていた病気が消えた。鄭さんは周りの人たちに「第二の生命を与えてくれたのは法輪功です」と話していた。
しかし、1999年7.20、江沢民グループは法輪功迫害を引き起こした。鄭さんは法輪功を堅持し、人々に法輪功迫害の事実を伝え続けた。そのため、鄭さんはさまざまな迫害を受けた。
一、不当に拘禁され、尾行されるなどの迫害を受ける
2000年6月20日、鄭さんは法輪功の潔白を訴えるため、北京へ行った。しかし、天安門広場で警官に連行された。
2000年6月29日、鄭さんは新津区の法輪功学習者17人と一緒に、新津金三角広場で法輪功の功法を煉っていたところ、五津派出所の警官に一斉に手錠をかけられ、8時間もの間、気温38℃の厳しい日差しの下にさらされた。しかも、飲み物も食べ物も与えられず、トイレに行くことも許されなかった。その後、学習者たちは拘置所に送られ40数日間拘禁された。
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イメージ図：強烈な日光に照らされる |
2000年9月、鄭さんは法輪功の真実が書かれたチラシを配ったため、当局の法輪功への誹謗中傷を信じた人に通報され、15日間拘留された。
2001年正月前、鄧双鎮政府に「会議がある」と騙された鄭さんは、同鎮の派出所に1カ月間拘禁された。派出所で最初の4日間、食事を与えられなかったため、鄭さんは障がいのある足が腫れ上がって、歩けなくなった。
2001年9月25日、法輪功の資料を配った鄭さんは再度通報され、派出所に1カ月以上拘禁された後、新津拘留所に送られ、さらに1カ月以上拘禁された。
2011年3月、村長は鄭さんの自宅を勝手に会場として使った。
2011年4月下旬、鄭さんは息子の家から自分の家に帰った後、当局に派遣された人員に尾行された。鄭さんはその人員に法輪功迫害の実態を話した後、その人員は尾行を止めたが、また、ほかの派遣された人員に尾行された。
2011年11月25日、鄭さんが昼食中、村の隊長などが家に押し入ってきた。隊長らは鄭さんに「法輪功を止める」という誓約書を渡し、サインを強いた。鄭さんはそれを拒否したため、家宅捜索され、法輪功書籍、法輪功のDVDを押収された。鄭さんは食卓から離れたが、その隙に食事に薬物を混入された。というのは、隊長らが立ち去ってから、食事を続けた鄭さんは突然、眩暈がして倒れ、口から泡を吹き、吐いた。また飼養の鶏も、鄭さんが吐いたものを食べてから泡を吹いた。鶏は数日間餌を食べなかったという。
二、新津洗脳班で薬物迫害をされる
2011年11月28日、鄧双鎮派出所の男女警官2人と新津洗脳班の2人は、鄭さんの家に押し入って、料理中の鄭さんを連行し、鄭さんの家にある法輪功書籍と煉功用音楽テープを押収した。警官らは当日、鄭さんを新津蔡湾洗脳班に送るため、病院で身体検査を受けさせた。鄭さんは病院で「大腿骨頭壊死症」と診断されたが解放されなかった。
洗脳班に入って、鄭さんは毎日、2人によって監視され、法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられ、「三書」を書くように強いられた。
洗脳班に入って2日目から、鄭さんは食事した後、寒気を感じるようになった。そのため鄭さんは、毎日の食事を全部食べないようにしたが、症状が15日間続いた。その後、咳の症状が現れ、咳込むと時々血が出ることもあった。それは、明らかに食事に薬物が混入されていたからである。
洗脳班で、最後の日に鄭さんは蒸し肉を食べた後、たくさんの虫が体中を這っているように感じ、とても不快な感覚が起き、全身に力が入らず眩暈がした。
洗脳班で25日間拘禁されていた鄭さんは極度に痩せた。
2011年12月22日、洗脳班から帰宅した鄭さんは、幻覚の症状が現れ、常に誰かに監視されて尾行されているとか、食事に毒が盛られているとか、井戸に毒が投入されるというようなことを話し、この症状が数年も続いた。
鄭さんは長期的な迫害を受け、特に洗脳班での薬物による迫害は心身ともに大きなダメージを受け、2021年1月18日に死亡したという。
