フランスのアヴォン市市長 法輪功に感謝し反迫害を支持
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 【明慧日本2022年3月24日】イル=ド=フランス地域圏のアヴォン市のマリー・シャーロット・ヌーハウ市長は先日、フランスの法輪大法佛学会に書簡を送り、中国本土において20年以上にわたって法輪功学習者(以下、学習者)が残忍な迫害を受けていることに大きな懸念を示した。市長は、迫害と戦う学習者への支持を表すとともに、現地の学習者が地域に平和と優しさをもたらし、コミュニティに貢献していることに感謝の意も述べた。

'图1:大巴黎地区阿翁市市长玛丽-夏洛特·努奥(Marie-Charlotte Nouhaud)和她的支持信。(明慧合成图)'

アヴォン市のマリー・シャーロット・ヌーハウ市長と書簡

 マリー・シャーロット・ヌーハウ氏は、イル=ド=フランス地域圏に属するセーヌ=エ=マルヌ県内のアヴォン市の市長である。ヌーハウ氏は2014年にアヴォン市の市長に選出され、フォンテーヌブロー地区の副主席およびパリ市政府の役人も兼任している。以下は、市長の支持書簡の原文を訳したものである。

 主席殿

 2021年に市庁舎で受け取った(学習者からの)手紙を読んだ後、私は大きな関心を持つようになりました。

 市内に住む学習者のグエンさんによると、彼女は20年以上も他の学習者と一緒に市内のある公園で煉功し続け、座禅を通じて多くの通行人が興味を寄せたそうです。彼女たちがこのような形で地域の平和と静寂に貢献してきたことに感謝しています。

 しかし、グエンさんの善意がこもった手紙を読んだ後、貴学会にこの手紙を通じて支持を表すほか、私は言葉が見つかりませんでした。

 中国で人間にとって耐え難い極めて深刻な虐待と暴行を22年にわたってって受けてきたご同胞への私からの支持を、どうか信じてください。

 過ぎ去った20数年間、学習者たちは当時の政権によって不当に起訴され、法輪功は公敵とされました。その後、政権は日々いじめや虐待、拷問などを用いながら、法輪功を根絶するためのデマを確実なものとして演出し、ますますエスカレートしていきました。

 だからこそ、私は皆さんとともに立ち上がり、学会の人権擁護に関連する請願書に署名する努力をお約束します。

 心よりご挨拶を申し上げます。

 市長
 マリー・シャーロット・ヌーハウ

 背景説明

 マリー・シャーロット・ヌーハウ氏の支持文書に言及されている手紙は、アヴォン市に住むベトナム出身の学習者であるグエンさんが昨年、市長に届けたものである。手紙の中で、グエンさんは法輪功の修煉を通じて身体が健康になっただけでなく、道徳面における向上も得たと述べた。

 また、グエンさんは手紙の中でこのような内容も記した。「中共政府が1999年7月に法輪功を迫害し始めてからの22年間、検証可能なデータによると、4650人の学習者が迫害により死亡したとされているが、実際の死亡者数はこれよりはるかに多く、何百万人もの人々が強制労働や再教育キャンプに投獄されている」

 これらの残虐行為は、人権団体や政府機関、および国連によって十分に記録されている。2007年の米国国務省の人権報告書は、「拷問などに関する国連特別報告者のマンフレッド・ノワック氏は、政府の拘束下で拷問された人の66%が法輪功学習者であることを明らかにした」と指摘した。アムネスティ・インターナショナルの年次報告書2017/18には、「法輪功学習者は引き続き迫害され、恣意的に拘束され、不当な裁判、拷問、およびその他の不当な扱いを受けている」と記されている。中国では、法輪功に対する迫害は、近年の信仰団体に対する迫害の中で最も残酷なものの一つである。

 グエンさんは、中国本土の学習者たちも自分と同じく健康な体を持ち、道徳が高尚になることができるよう、合法的な修煉環境が与えられるようにするための助力を市長に懇願した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/26/439414.html)
 
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