内モンゴルの王磊さん、8年拘禁中に拷問や薬漬けにされ盲目になる
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 【明慧日本2022年4月12日】内モンゴル自治区バヤンノール市の法輪功学習者・王磊さん(57歳女性)が、法輪功を信仰していたため、先日8年間の服役を終えた。王さんは、刑務所で拷問や薬漬けにされ、一時は両目を失明し、精神疾患を起こしたことがあった。

  法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 王さんは内モンゴル自治区臨和の出身で、その後北京市に住み、以前は商売をしていた。 明慧ネットの情報によると、王さんは1996年4月に法輪大法を修め始め、同年、教育を受けられなくなった貧しい子供たちを支援するために、「希望プロジェクト」に10万元を惜しげもなく寄付したこともある。

酷刑演示:用电棍电击

拷問のイメージ図:スタンガンで電気ショックを与えられる

 1999年迫害が始まって以来、10回以上連行され、4回の強制労働収容所生活を経験した。2001年頃、3年間の強制労働の間に精神障害を発症した。2人の男性看守が王さんの顔にスタンガンを当て、充電が切れるまでショックを与えた。その拷問の後、王さんは今まで聞こえていない声が聞こえるようになり、発作に悩まされるようになった。王さんは仕事も普通の生活もできなくなるほど迫害を受けた。

 王さんは解放された後、法輪功の修煉を再開して何とか回復したが、2014年2月26日に再度連行され、精神障害が再発してしまった。王さんは2015年11月24日、北京の房山区裁判所で懲役8年の判決を宣告された。王さんは不服として控訴したが、北京第二中級裁判所は2016年2月24日、原判決を維持した。

 王さんの弁護士によると、王さんの事件ファイルを見ると、これは正真正銘の不正事件であり、実体法に著しく違反しているだけでなく、つまり、犯罪の法的根拠がなく、その証拠もないのである。手続き的にはさらに深刻で、いわゆる証拠となる事実が存在しないので捏造されており、中国共産党独自のの法律によって行われたものであると言う。

 2021年5月27日の報道によると、王さんは刑務所で非人道的な迫害を受けた。2020年末のいわゆる「ゼロ行動」の時、王さんは信仰を守り、「転向」することを拒否した。

 看守にそそのかされた受刑者は、しばしば他の受刑者を指図して王さんを殴り、暴言を吐かせた。また、長時間立たされ、睡眠を奪われ、日用品を買えないようにされた。受刑者は、24時間体制で王さんを監視するように命じられていた。

 受刑者たちが王さんの食事に不明の薬を入れ、王さんは高血圧と心臓病を患うようになった。数年も毎日拷問を受け続けた結果、王さんは両目を失明してしまった。

'酷刑演示:毒打'

拷問のイメージ図:暴力を振るわれる

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/13/440012.html)
 
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