黒竜江省の孫淑杰さん 10年以上刑務所で迫害された後4年の刑を宣告される
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 【明慧日本2022年4月13日】黒龍江省双鴨山市の法輪功学習者・孫淑杰さん(65歳女性)が、法輪功を信仰して5年間の拘禁を終えて再び連行され、さらに懲役4年の実刑判決を言い渡された。今黒龍江省女子刑務所に連行されている。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。 

孙淑杰

孫淑杰さん

 孫さんは、双鴨山鉱業集団の元生産部長で、1996年7月に法輪功を学び始めた。法輪功を学んだおかげで結核が治り、仕事に専念できるようになり、いくつかの賞も受賞した。

 1999年に迫害が始まって以来、孫さんは信仰を守ったために15回も連行された。労働収容所で1年、2年半、3年と3回拘禁され、2014年の連行後は5年間の拘禁を経験した。

 拘禁中は、殴打、トラの椅子、電気ショック、極端に体を引っ張られたり、吊るし上げられたりなど、さまざまな拷問を受けた。11回も入院し、危険な状態になったという。

 2003年に佳木斯強制労働収容所で拘禁されていた時、孫さんは不明の薬物を飲まされ、錯乱状態に陥った。これは孫さんの夫が迫害に耐えられず離婚した直後の出来事だった。

 孫さんは2020年12月23日、前刑期中に停止された年金の復活を求めに地元の社会保険局に向かう途中、路上で警官らに呼び止められ、パトカーに引きずり込まれた。警官は孫さんの家の鍵を奪い、捜索令状もなく自宅を家宅捜索した。孫さんの家族が家宅捜索は違法だと指摘すると、派出所の副所長の孫楊は令状を出した。警官は孫さんの法輪功の本といくつかの生活用品を押収した。

 孫さんを尖山区立新派出所に連行した後、派出所の副部長、孫揚は部下に、取り調べの必要はなく、取り調べの記録だけを自分で作成するだけでいいと言った。警官は孫さんを一日隔離室に監禁し、水も食べ物も与えず、翌日の午後、双鴨山留置場に連行した。孫さんは留置場で深刻な病状になり、1月28日に保釈された。

 孫さんが起訴された後、警官は2021年3月30日に再び孫さんを連行し、拘置所に連行しようとしたが、極度の高血圧のため、拘置所には入所しなかった。尖山裁判所は孫さんに起訴状のコピーを渡し、住居監視下に置いた。

 孫さんは2021年8月21日に再び身柄を拘束され、その後、懲役4年の刑を言い渡された。孫さんは判決を不服として控訴したが、高等裁判所によって控訴は却下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/19/440225.html)
 
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