3年間拘禁された寧夏の趙恒徳さん、裁判所以外で再審理された
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年4月18日】寧夏回族自治区銀川市在住の法輪功学習者・趙恒徳さん(66歳男性)が2022年3月15日、西夏区裁判所に審理に立たされた。弁護士は趙さんのために無罪を主張し、無罪を要求した。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 趙さんは、法輪功学習者を犯罪者にするための定番の口実である「「邪教を利用して法律を破壊した」という罪状で起訴された。趙さんの弁護士は、憲法は信仰の自由を保護しており、趙さんはいかなる法律も犯しておらず、誰も何も傷つけていないことを強調した。

 趙さんは、収容所で病状が悪化し、尿道カテーテルを装着していたが、自己弁護のために証言した。趙さんは、法輪功の修煉は何も悪いことはしていないと主張した。

 元保健局員の趙さんは2021年11月26日、法輪功迫害に関する情報資料を配布したとして連行された。11月28日に刑事告訴で正式に拘束された。12月10日に趙さんの連行が承認された。警察は12月17日に西夏区検察庁に事件を提出した。検察は趙さんを起訴し、2022年1月13日に西夏区裁判所に事件を移した。現在、趙さんは銀川市拘置所に拘禁されている。

 迫害が始まって以来、趙さんは信仰を守っているため繰り返し標的にされてきた。

 2000年10月、趙さんは、法輪功は正義だと言うことを話すため天安門に行った。そして初めて連行された。寧夏へ連れ戻され、彭陽県留置場に収容された後、2人の看守と2人の受刑者が趙さんの腕を背中の後ろで縛り、上に引っ張り、それ以上動けなくさせた。しばらくして、彼らは趙さんの腕を押し上げ続けた。この拷問は3回行われた。あまりの痛さに、趙さんは気を失ってしまった。

酷刑演示:上绳

拷問のイメージ図:縛り付け

 趙さんの意識が戻ると、看守は30kgの足かせを強制的に装着させた。ほんの数歩歩くだけで、足首がひどく傷つき痛み、それでも看守は趙さんに歩くことを強要した。夜になっても手錠を外そうとせず、一晩中立っていることを命じられた。

 その後、趙さんは懲役3年の刑を言い渡され、保健局の職を解雇された。刑務官は趙さんを殴り、縛り続けた。

 2003年10月に刑期が終わると、当局は釈放を拒否し、60日間洗脳班で拘禁した。

 趙さんは2015年12月、迫害を命じた元共産党政権のトップ、江沢民を告発したため、再び連行された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/20/440258.html)
 
関連文章