拘禁された宋宇岑さん 漸く母親との面会が許される
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 【明慧日本2022年4月18日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・宋宇岑さん(27歳男性)は、2019年3月、警官に連行されてから家族の面会を禁止されていた、2022年3月2日に法輪功を信仰しているため懲役5年6カ月の拘禁中の宋さんは、ようやく母親との面会を許された。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 宋さんの母親によると、宋さんは少し痩せ、肌の色が濃くなったが、まだ元気であった。宋さんは無給でプラスチック製品を作ることを強制されていた。面会は30分で、刑務官が監視していた。

 宋さんは大連理工大学卒業。 2006年、父親が突然脳血栓で障害者となり、母親は国有企業を解雇され、失業中である。 2017年、大学を卒業した宋さんは、就職のためにさらに4万元をだまし取られ、うつ状態が深刻化した。 宋さんは、うつ病を解消するためにいろいろな方法を使ったが、どれも解決できなかった。絶望した宋さんは、幼い頃、祖父から聞いた法輪功の話を思い出した。 宋さんは法輪功を修煉して2カ月で、うつ病が治ったという。

 宋さんは2019年3月29日、病院で人に法輪功を実践して得た恩恵を人々に伝えたとして、瀋陽市和平区公安局中華路派出所に連行され、家宅捜索された。2020年6月16日に和平裁判所で裁判を受け、2020年12月29日に懲役5年6カ月の判決を受けた。

 宋さんの母親は2021年10月13日、瀋陽市中級裁判所に控訴したが、原判決を維持する判決をくだされた。

 一方、宋さんの母親と祖母(李桂田さん)は、法輪功のために発言したため、自ら標的にされた。江蘇省蘇州市の警官6人と瀋陽の警官らが11月9日に宋さんの母親の家に押し入り、母親と祖母の李さんを連行した。2人の学習者は、10月12日に蘇州市呉江裁判所の主任・呉為民へ、迫害に参加しないよう促す手紙を郵送したことを通報されたのである。2人の女性は同日釈放された。

 宋さんの母親と祖母は2022年2月16日、再び大連刑務所に行き、面会を求めた。寒空の下、刑務所の外で立って許可を待ったが、それでも面会は認められなかった。

 3月2日、2人の学習者はもう一度大連に戻った。まず、大連市司法局に出向いた。交渉の結果、翌月に面会できることになった。宋さんの母親は、どうしてもその日に会いたいという。午後、宋さんの母親は刑務所に向かった。刑務所の課長・李連寛は、宋さんとの面会を許可した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/21/440316.html)
 
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