雲南省昆明市の医者・胡今朝さん 刑務所に不当拘禁
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 【明慧日本2022年4月26日】雲南省昆明市の法輪功学習者・胡今朝さんは、2021年に西山区裁判所に懲役4年の不当な判決を宣告され、今年4月8日に雲南省第一刑務所に移送された。法輪功は心身を鍛える気功で、世界140ヶ国で1億人が学んでいる。

 2021年4月21日の夜11時、胡さんは自宅で昆明市盤龍区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、小壩派出所の警官に身柄を拘束され、家財を押収され、盤龍区第二留置場に拘禁された。12月の初め、地元裁判所は胡さんに懲役4年、罰金8000元(約13万円)の不当な判決を宣告した。胡さんは控訴したが、原審維持となった。現在、胡さんは雲南省第一刑務所で拘禁されている。

 胡さんは雲南省精神病院の元主治医である。患者に優しく接し、患者からプレゼントや現金をもらうのが暗黙のルールになっている中国で、胡さんは患者からのものを一切断っている。それは胡さんが法輪功を学び、道徳を高めているからである。しかし、34歳の胡さんはそれが理由に、仕事を失い、36歳の時に離婚された。36歳の時の胡さんは3年40日間の労働教養処分を科された。44歳の時は懲役3年の不当な判決、2021年、53歳の胡さんは再び懲役4年の不当な判決を宣告された。

 胡さんが迫害された事実

 2002年3月14日、胡さん(当時34歳)は虚偽のカルテを書くことを断り、机の上に法輪功の教えである「真・善・忍」の3文字があったとして、警官に宮渡区留置場で拘禁され、1カ月後一時出所できた。4月中旬、職場で通常の仕事を停止された。5月中旬、胡さんは洗脳班に送られ、1週間拘禁された。

 胡さんは職場で後方勤務の部署に移動され、床とトイレの掃除などをし、毎月の給料は0元から400元(約6500円)までで不安定だった。生活を維持するため、胡さんはやむを得ず、転職した。しかし、職場は胡さんの雇用先に行き、辞退を強いた。その結果、胡さんは元の職場に戻り、掃除の仕事を続けた。胡さんの妻はさまざまの方面のプレッシャーに耐えられず、2004年3月に離婚届を出した。

 2004年11月4日の朝、胡さん(当時36歳)は職場の警備に身柄を拘束された。両手は手枷にかけられ、拘束ベルトで足を縛られ、頭に何も見えないヘルメットを被らされた。そして雲南省第二留置場に送られ、3年の労働教養処分を科された。胡さんは当労働教養所で警官に殴られ、枷をかけられ、超負荷の苦役の労働を強いられ、洗脳などの迫害を受けた。

 2011年12月29日、胡さんは昆明学校の近くで学生に法輪功の無実を伝えた時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる女子大学生に通報され、昆明市第一刑務所に送られ、懲役3年の不当な判決を宣告された。その3年間、胡さんは3平方メートルの部屋に拘禁され、中は暗くて湿っぽい。布団は毎晩10時半に送られ、朝の6時に回収された。胡さんは医者から毒の薬物、ガスに苦しめられた結果、髪の毛、上の歯も全部抜け、よくむせかえり、胸痛、息がしづらく、咳があった。解放された後、学法煉功をすることで身体は徐々に回復した。

 現在、53歳の胡さんは再び懲役4年の実刑判決を宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/18/441418.html)
 
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