70代の呉省江さん 石家庄女子刑務所に拘禁される
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 【明慧日本2022年4月29日】河北省邢台(けいだい)市巨鹿県の法輪功学習者・呉省江さん(70代女性)は、中国の伝統気功である法輪功を学んだとして、実刑判決を下され、石家庄女子刑務所に収容された。

 巨鹿県王虎寨郷孫虎村に在住の呉さんは、1999年の初旬、病院で検査を受け、心臓病、リンパ節結核、肝硬変による深刻な腹水などと診断された。医者は呉さんがもう治らないと思って、適当に薬を処方して、呉さんを帰らせた。しかし呉さんは、幸いにも1999年3月に法輪功に出会い、学び始めた。しばらくすると、病気が消え、健康を取り戻した。それで、死にかけて生き返った呉さんのことを近くの郷、村に広まり、人々は次から次ぎへと、法輪功を学び始めた。

 しかし、法輪功を学ぶ人数が共産党党員の人数より上回ることに恐れた中国共産党江沢民グループは1999年7.20から、法輪功迫害を発動させた。呉さんは法輪功への信仰を続けたとして、当局から連行や拘留、私財の略奪、拘禁、拷問などの迫害を加えられた。(呉さんが受けた迫害の数々の詳細は明慧ネットの記事を参照)

 2020年6月3日、呉さんは巨鹿県堤村郷東佛寨村で法輪功が迫害されている事実が書かれたチラシを配ったとき、当局が法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、堤村派出所の警官に連行された。その後、巨鹿県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長は派出所の警官を率いて、呉さんの家に行き、隅々まで家宅捜索をした。法輪功の関連書籍などすべてを押収した。その後、呉さんは邢台市第一留置場に送られ、1カ月以上拘禁された。同年7月「保釈」された呉さんは帰宅したが、派出所の警官が何度も家に来て嫌がらせをした。

 2021年4月25日、呉さんは巨鹿県公安局からの起訴告知書を受け取った。「組織団体で法律を破壊したことで、起訴した」と書かれていた。その告知書に罪を認めるサインを要求したが、呉さんは断った。

そして、2021年6月1日午後4時過ぎ、堤村郷派出所の警官、検察庁の検察官はパトカー3台に乗って呉さんの家に向かった。彼らは呉さんの家族に「サインすれば、もう終わりにする」と騙したが、家族も呉さん本人もサインをしなかった。しかし、彼らは呉さんを強制的に村の委員会に連れて行った。そこで、呉さんは病院から余命1カ月と告知され、法輪功のおかげで、20数年も生きてきたことを話したが、彼らは聞く耳を持たず「検察の仕事に協力しない」との理由で、呉さんを堤村留置場に送った。

 2021年8月20日午後、呉さんは広宗県裁判所に不当に裁判を開廷された。現在、呉さんは石家庄女子刑務所に送り込まれたが、刑期は不詳である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/25/441703.html)
 
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